スポーツでは無秩序な戦いをさけるためにルールが決められている。
また格闘技などでは体重別にして公平さを出そうとしている。
本来選挙なども公平・公正に行われるべきだ。
しかし実情は程遠い。圧倒的に自民党に有利な仕組みになっている。
「地盤・看板・カバン」とよく言われるが、カバン(資金力)の面から考えてみたい。
日本一広い選挙区といわれる北海道12区での状況を見てみよう。
BSTBS報道1930
自民党は武部新議員(親は自民党幹事長だった武部勤氏)4期当選。
一方の川原田英世氏は網走市議を2期務めて立候補。
前回はダブルスコアで負けて比例復活も無し。
この圧倒的な資金力の差は如何ともしがたい。主に企業団体献金とパーティ収入の差だ。
党からもらう金と個人献金であればいい勝負だ。
英国では公平な競争促進のため野党だけへの交付金というのがある。
与党には官僚を政策立案に使える。野党に政策立案のための資金を渡している。
この辺は成熟した民主主義国家イギリスの智慧を感じる。
今のような自民党の体たらくは、強い野党がいないために驕りがあるからだ。
「政権交代」など起こらないとたかを括っているのだろう。
しかし、今回の裏金問題は自民党の致命傷になり得る。
「ひょっとしたら政権交代が起きるかも」という空気感が出てきた。