この国の防衛は「アメリカに守ってもらっている」という意識が強すぎて、「自主防衛の心構え」がなさすぎる。
先ず大前提として、日本には「平和憲法」があるから、戦争は出来ない。自分からは戦争を仕掛けないと宣言しているのだ。
同盟関係にあるアメリカとは、非対称の同盟を結んでいる。
アメリカは日本を防衛する義務がある。(ただし優先的に日本が一時的対応をとらなければならない)
代りに日本はアメリカに基地を提供している。
このことに付随する日本側の負担は8000億円弱に及んでいる。
トランプ大統領が、この負担金を5倍にしろ(中身はよくわからない)と言っているようだがとんでもない話だ。
日本にいるアメリカ軍は、世界戦略の一環として日本を補給基地として利用しているので、日本を守っているアメリカ軍は皆無だ。
戦争が起きる可能性があるのは他国から攻められた時だ。
そのために現行憲法でも、自衛のための戦争は出来ると認めている。要するに「専守防衛」である。
それでは日本の自衛隊の実力はどの程度か?
ジョン・クエン米陸軍指揮参謀本部大学教授は、自衛隊の現在の水準について、
「空軍であれ海軍であれ日本は世界のどの国にも軍事的に対抗できる戦力」との見解を示し、特に海上自衛隊は米海軍に次ぎ、世界2~3位の戦力を保有していると評価しているのだ。
だから「核の傘」を別にして考えれば、自立しているのだ。
ただ安倍政権は何らかの意図をもって国民に正確に説明していない。
これから問題になるであろう点は、
安倍晋三がトランプに脅されて?F35戦闘機を100機以上も購入すると約束したことだ。(1兆円以上になる)
F35戦闘機は、はっきり言って「欠陥戦闘機」という認定を受けつつある。
2018年9月、アメリカのサウスカロライナで起きた事故の原因がまだはっきりしていない。日本での事故も操縦ミスでかたずけられた。
さらに言えば戦闘能力が高くない。既存戦闘機に負ける可能性が高い。
電子装備をふんだんに取り入れているために、ブラックボックス化し、故障の際など日本側では打つ手がない。
何よりもそんな欠陥戦闘機を1兆円以上出してどうするのだ。自国の防衛を自立した頭で考えていない証拠だ。
いずれにしてもアメリカは、今のような年間国防費73兆円という予算を組み続けることは出来なくなる。
世界中から撤退していくと考えるのが普通だ。
ただそれが何時になるかは不透明だが、今の内からその時の対策を考えておくべきだろう。
軍事費で対抗するなどの対策は無理がある。
近隣諸国との友好関係の構築がまず先にくる話であろう。