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行雲流水の如くに

ロシアの侵略戦争に欧米が怒るわけ

不戦条約は、第1次世界大戦後に締結された多国間条約で国際紛争を解決する手段として締約国相互の戦争の放棄を行い、紛争は平和的手段により解決することを規定した。(1928年)

アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、日本などが署名し最終的にソ連など63か国が批准した。

 

第2次世界大戦において1928年の不戦条約に違反した国(日本やドイツと違反国に制裁を加えた国(アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国)の暴力が区別された。

同じ暴力でも悪い暴力(暴力団)と良い暴力(警察)があるということか。

今の国連の常任理事国が上記5か国になっているのは戦勝国だからだ。

プーチンは国連の常任理事国の地位を徹底的に利用している。

ロシアが常任理事国である間、絶対に国連はロシアを制裁できないことを熟知している。

 

しかしプーチンの誤算は、

①ウクライナの猛烈な抵抗を受けた。

②NATOを中心に世界の大多数からロシアが非難された。

今やロシアは「不戦条約」に違反した国という認定を事実上受けている。

例えウクライナの戦争で地域的勝利を収めても世界からつまはじきにされる。

欧米の「侵略者にいい目を見させない」という怒りがウクライナ支援の原動力だ。

 

不戦条約の理念が、国家を拘束する基本的な政治道徳なのだ。

そしてこの理念が我が国憲法の前文に取り入れられている。

わが国は侵略戦争は絶対にしない」「ただし、侵略を受けた時は戦う」

このような国民的合意が出来ているのではなかろうか。


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