国会で本格的な論戦が始まった。
25日の参院本会議での世耕発言が注目をあびている。
「還元という言葉が分かりにくかった。自分で決断せず、検討を丸投げしたように国民に映った。
首相が何をやろうとしているのか、全く伝わらなかった」
岸田首相と同じ与党の幹部がここまで酷評する裏に何かあるのか?
世耕発言の裏を読むと、
①与党幹部として岸田首相に対し叱咤激励した。
②補正予算の内容について参院幹事長として数々の提言をしたが無視された故の腹いせ。
③本格的に倒閣運動をする可能性をほのめかした。
世耕幹事長はそんなに度胸のあるタイプには見えないので倒閣までの覚悟は無かろう。
そうすると自分の意見が通らなかったので「俺を無視すると許さぬ」との子供じみた上から目線が妥当なところか。
世耕発言を待つまでもなく、岸田首相の迷走はなんとも困ったものだ。
恐らく振り付けは財務省の幹部で、鈴木財務大臣、宮沢自民党税調会長が後押ししたといったところか。
減税すると(それも1年間だけ)鼻先に人参をぶら下げて、実際その人参を食べることができるのは来年の夏だとか。
1年間もかけるのなら、
本筋の「ガソリン税の減税」、「消費税の減税」、「円安是正」をすべきだ。
世耕発言は、自民党内の情勢を読んだうえなのか、それとも単なる自分の感情なのか?
「感情をあらわにすれば一時的な満足感得られるかもしれないが、その代償ははるかに大きい」