「連合」会長の芳野友子氏はもう少し柔軟な発想をする人かと思っていた。
ところが頑なに「非自民・非共産」を唱えている。
労働者の生活向上を目指すためにはどうするか、という視点がすっぽり抜け落ちている。
ある時は自民党にすり寄り(麻生や茂木の古狸に会食を誘われていそいそと出かけているようだ)
ある時は上から目線で国民民主や立憲民主に圧力をかけている。
そごう・西武の労働組合が決死の覚悟でストを打った時に、連合はどの程度の支援を行ったのか?
他のデパートの労働組合が支援の声を上げたのにだ。
最近では埼玉県県議会が「働く女性を家に縛り付ける」条例案を作ろうとした。
全国から反対ののろしが上がり間一髪で条例案は取り下げられた。
この時も「連合」はどのように動いたのか?
「労働者の生活を守る」ひいては「国民の生活を守る」という意識はイデオロギーとは関係ない。
憲法第25条で認められている生存権なのだ。
全て国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、国民生活のあらゆる側面において、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
国が上記の国民の生存権を破壊するような行いがある時に、労働者の団体である「連合」は、政権と対峙することが求められている。ストを行うということは生存権を守るための重要な手段なのだ。
そのような役割が求められている時に、政権にすり寄ったり野党のまとまりを壊すような行いは大問題だろう。
大いに反省を促したい。