「桜を見る会」の前夜祭における安倍首相の今までの説明は、「うそ」である可能性が高い。
しかし安倍晋三としては、ここで「うそ」と認めるわけにはいかない。
「うそ」をつき通すであろう。
ナチスは次の法則を宣伝技術の前提とした。
①人々は小さな嘘より大きな嘘を信じる
②嘘も繰り返せば人々は信じるようになる
安倍晋三や麻生太郎はこの「ナチスの宣伝原則」を信奉しているのだろう。この政権が非常に危険なのは「国民のモラル」が崩壊するからだ。
安倍晋三の「ウソウイールス」に汚染されているケースがどんどん出てきている。
①和泉補佐官と大坪厚生省審議官ーーー公私混同と不倫疑惑
②森法務大臣による黒川高検検事長の定年延長ーーー国家公務員法の拡大解釈(法解釈の捻じ曲げ)
③人事院の松尾給与局長は12日の予算委員会の発言を撤回ーー「検察官の定年延長は適用されないという39年前から続いていた解釈」
④小泉・森・萩生田各大臣が全閣僚出席の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合欠席(地元会合に出席)
⑤加藤厚生大臣は真面目なタイプのようだが、「新型コロナ対策」のような緊急時にはパワーに欠けるーー官邸主導の対策に押し切られた(その結果クルーズ船は酷い状況になった)
ヒトラーの大衆操縦術の前提条件は「大衆は愚かである」ということだ。
大衆の受容能力は非常に限られており、理解力は小さいが、そのかわりに忘却力は大きい。
この事実からすべて効果的な宣伝は、重点を大幅に制限して、スローガンのように行う。そして継続的にだ。
これまでの安倍政権の7年間は、極めて忠実にこの原則をなぞっているようだ。
他に代りになる人物がいないから安倍晋三をやむなく支持する、という意見があるが、ここまでこの国のモラルを崩壊させた罪は大きい。
野党は自民党の良識派を巻き込んだ「安倍政権倒閣運動」を展開すべきだ。
一丈の堀を越えんと思うものは 一丈五尺を越えんと励むべきなり (法然上人)