行雲流水の如くに

詰んでいる安倍首相だが、野党はどこまで攻め切れるか?

郷原弁護士によれば「桜を見る会」及び「桜を見る会の前夜祭」の安倍首相の説明は、論理矛盾が明白で将棋で言えば完全に詰んでいると言う。

その説明によれば、安倍王将を守る立場にあるのは、安倍後援会(金)とホテルニューオオタニ(銀)だが、盤石ではない。

違法行為として考えられるのは、

①安倍後援会が地元有権者に寄付を行った公選法違反

②前夜祭の主催者としての後援会が、政治団体としての政治資金収支報告書の未記載

小さいことだが、安倍首相がパーティで乾杯をしたが、会費は一切払っていない。これが突破口になるというのだ。

この費用はホテル側からの寄付になる。

 

安倍後援会もニューオオタニも安倍首相を守る立場だから、おそらく明細書のたぐいは一切出してこない。

野党の努力で証拠になる帳票をどこまで引っ張り出してこれるか、調査能力が試されるのだ。

安倍後援会はともかくとして、日本の代表的なホテルであるニューオオタニが、こんなずさんな処理をしていたとはとても思えないのだが、安倍政権との癒着関係でそうするわけがある。

安倍首相の秘書官兼補佐官である今井尚哉がキーマンだ。

今井尚哉の叔父は経団連の元会長でニューオオタニの現取締役今井敬だ。必ず口裏を合わせているだろう。

 おそらく今回の件でニューオオタニのブランドは地に落ちたであろう。

「築城3年落城3日」

このまま逃げ切りを図ることが出来るか、けだし見ものである。

 

郷原弁護士が指摘するように、検察は動かないだろう。

黒川高検検事長の存在だ。黒川は法務省官房長当時、菅官房長官の信頼を勝ち得て官邸とのパイプ役を独占した。

安倍官邸は黒川を使って検察を間接的にコントロールしたのだ。

 

そうすると安倍王将を詰むことが出来るのは、民意である金が王手できるかどうかだ。

自浄能力を失った自民党や公明党には期待できない。

野党とマスコミが、「醜聞に対する有権者の感覚」を麻痺させないように、如何に粘り強く政治モラルの復活を訴えることが出来るかにかかっているだろう。


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