行雲流水の如くに

日本人はどんな指導者を好むのか?ーー菅、石破、枝野における人間力の考察

日本人は、状況を「与えられたものとして受け取り、受け入れる」

自民党総裁選で菅義偉の圧勝の流れが出来ると、途端に菅が石破を抜いて支持率トップに立った。

逆にいうと何らかの理由で菅に逆風が吹き始めると、風は石破に流れるかもしれない。

菅の旗竿に集まった連中は殆どが「勝ち馬に乗る」ため。

 

政治評論家の田崎史郎(別名でスシローとの評、政権側からよく酒食の提供をよく受けるから)は、石破茂が自民党の議員から不人気について、

「これはねえ、非常に単純化して言えば、飲み食いの数が少ないんだと思います。やっぱり、政治の世界、裏でどれだけ面倒見てるかっていうところが、あるんですよ」

これはある面で当たっているだろう。

やくざの世界でも「一宿一飯の恩義」というのがある。

しかしまあ古いやり方だ。

石破茂とスタイルが相通じるのが枝野幸男であろう。

二人とも政策論で勝負したいという気持ちが強いのだ。「利」よりも「理」で勝負したいのだ。

もう少し違う言葉を使うとしたら、「義を先にして利を後にする」ということだろうか。

 

日本はバブル崩壊以降、小泉純一郎の新自由主義、そして安倍晋三のアベノミクス(形を変えた花見酒経済)で、目先泳いできたが、もう二進も三進もいかないありさまだ。

その憂さ晴らしに、韓国や中国たたきに明け暮れている。

アメリカが主導してきたグローバル資本主義は、アメリカのトランプ自体が壊しにかかっている。

かたや習近平は、中国型の皇帝になって国家資本主義に邁進している。

どちらも参考にならない。

日本が目指すべきは、不断の努力と研鑽により自分の足元を固めることであろう。


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