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行雲流水の如くに

参議院の国会論戦から見えて来るもの

参議院予算委員会での論戦が始まった。

まず、台風19号の対応が論議の的になった。

当面迅速な初期対応が望まれる。

しかししばらくたって落ち着けば根本的な原因の検証が必要であろう。

新規の道路予算などに注目が集まり、地味なメンテナスの分野がおろそかになっていないか?

さらにはこれだけ災害が連続して発生する状況は、従来の対応では追い付かない。

省庁横断的に対応できる「災害対策省」などの設立を検討する時期ではなかろうか。

 

次は関電裏金問題である。

官庁や電力会社などの公共性を有する会社(工事発注する際に水増しする)→建設会社及びその関連会社

工事発注の段階で直接癒着するケースもあるし、政治家や今回の森山某のように口利きを専らにする人間が介在するケースもある。

政府与党は関電第三者委員会の調査を盾に、例の如く先送りもしくは関電のみのしっぽ切の魂胆丸見え。

野党はよほどしっかり裏付け調査をしないと逃げ切られる。さらなる追求が必要だ。

 

NHK「クローズアップ現代+」への圧力問題も重要な論点。

やはりこの問題の中心人物は鈴木康雄日本郵政副社長であろう。

いかにも傲慢を絵にかいたような人物で、NHKを暴力団呼ばわりしているが、鈴木福社長のほうが数段悪だ。

「クローズアップ現代+」が指摘していたことがらが真実になった。

その真実を突き付けられても申し訳程度に頭を下げて、逆切れで未だにNHKにかみついている。

鈴木副社長の後ろ盾は日本郵政の長門社長ではなく菅官房長官だと言われている。

そのためか社内では実質社長のようにふるまっているそうだ。

一方NHKもだらしない。石原NHK経営委員長は財界出身のようだが「報道の自由」に対する矜持は何もないようだ。

NHKの上田会長はそれなりに抵抗したようだが、最終的に日本郵政の圧力を受け入れてしまった。

今後は大いに反省して「言論の自由・報道の自由」について体を張って守ることを期待したい。

 

産経新聞のこの件に関する報道は完全に間違っている。

いかにもNHKが悪いような書き方をしているが、本当の悪は「鈴木副社長」である。

その副社長にこのようなやりたい放題をさせている安倍官邸に問題がある。

産経新聞は「権力の監視役」という新聞社の根本的な使命を放棄し単なるタブロイド紙に堕したと言える。

静かに新聞業界より去るべきではなかろうか。

 

国会中継はNHKが時々報道するが、インターネットで自由に見ることが出来る。フルタイムだ。

ダイジェストにしたものを見たのでは、真実がわからない。

丁々発止のやり取りの中から「真実」が見えてくる。

我々はその中からどちらが正しのか、判断すべきなのだろう。


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