行雲流水の如くに

誰が日本を支配しているのか?

自民党の憲法改正草案の前文は次のようになっている。
「日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。」
極めて分かりやすい文章だが、戦前回帰の危険な匂いが何となく漂う。
国民主権が付け足しのように書かれているからだ。

現行憲法前文の国民主権の部分は次だ、
「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」
ここでは国民主権を高らかに謳っている。
だから日本の支配者は国民なのである。

しかし世の中、そんなに単純ではない。
現在の政治に世界においては「安倍1強」と言われるように安倍晋三が最高権力者として振舞っている。
自民党の中でこの権力構造を作り上げているのは、麻生副総理、二階幹事長、菅官房長官の3人であろう。
ところがこの3人の関係に揺らぎが見える。
麻生、二階に年齢からくる「暴走老人」の傾向が顕著だ。一部には認知症の噂もあるがそれはないだろう。
そこでポスト安倍に急浮上したのが菅官房長官だが、この話にはうかつに乗れない。「ほめ殺し」の可能性もあるからだ。
「ほめ殺し」はもともと歌舞伎などの芸能関係で使われてきた用語で、頭角を現し有望格とみなされた若手を必要以上に褒めることで有頂天にさせ、結局その才能をダメにしてしまうことを言う。

一方経済政策のほうに目を転じれば、経団連などを支配する主要企業が安倍官邸の振り付けをしていると言って良いだろう。
政治献金は何のためにするか?
自分たちの利益になることをさせるためにするのだ。「おぬしも悪よのう」の世界だ。
輸送用機器(自動車)、建設、電気機器が上位3業界だ。

もっと大きい目で見れば、安倍晋三はトランプの指令で動いているようだから、真に日本を支配しているのはトランプ大統領か?
極めて悪い冗談だがこの辺が真実なのかもしれない。
トランプ大統領の行うトランプゲームには、ハートのカードがないという。これも悪い冗談です。

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