行雲流水の如くに

意外と根が深い「LGBT法案」をめぐるドサクサ

「LGBT法案」は衆院の法務委員会を通ったが、もうひと山ふた山ありそうだ。

自民党案と立民・共産案を足して二で割るような維新と国民の「ジエンダーアイデンティティ」案。

これを法務委員会で議論もなく有無を言わさず通した。

立民・共産はもちろん納得していないが、故安倍晋三首相を偶像視する保守系議員たちの腹の虫がおおさまらない。

 

何故かよくわからないが、自民党の保守系議員たちは「ジエンダー」なるものを蛇蝎の如く嫌う。

(歴史的・社会的に形作られた男女の差異に対する意識)

更迭された荒井首相秘書官は、「見るのも嫌だ」と述べていたが、ほぼ同じ感覚だろう。

しかしG7サミットでは、「すべての人々が性自認や性表現、性的思考に関係なく暴力や差別から解放された生活を享受できる社会を実現する」と明記されていた。

この法案がたなざらしのままだと、日本は先進国から2周遅れとみなされる。

(国民の7割くらいは理解増進の法制化には賛成しているのだ)

アリバイ作りのために無理やり通す必要があった。

 

自民党の保守派は、神道政治連盟や統一教会からの圧力を受けているという。

(宗教側からの政治への介入で憲法20条違反の可能性もあるのだが)

しかし票との絡みで反対せざるを得ないが、党議拘束がかかれば造反議員になる。

一方岸田政権はG7サミットで大見えを切っている手前、何が何でも通したい。

会期末まで余裕がない。どんな形で決着を見るか、幼稚な国会をしばらく見なければなるまい。


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