行雲流水の如くに

総選挙は来年になるという説が出てきたーー裏金問題が尾を引きポスト岸田もコマ不足

岸田総理は「打たれ強い」のか「打たれても感じない」のか、自民党内に困惑が広がっている。

衆院3補選や静岡県知事選で自民党が負けてもぜんぜん堪えていないように映る。

普通心配事があると食欲がなくなるのだが、夜な夜な会食をこなしている。

この人は趣味が「酒と広島カープ」というだけあって酒を飲むと元気が出るらしい。

広島には「弥山」(みせん)という美味い地酒がある。

 

しかしさすがに今国会での解散は見送るようだ。

裏金問題が尾を引き、さらには乾坤一擲の「定額減税」も効果なしで、ここで解散を打てば自民過半数割れも有り得る。

自民党幹部が寄ってたかって「殿ご乱心」とばかりに羽交い絞めだ。

ところが解散だけは何とか阻止するが、だからと言って「岸田下ろし」は起きない。

なんとも不思議な政局だ。

 

自民党の退潮傾向からか、ポスト岸田の面々に迫力が無い。

石破茂は自民党内に味方が少ない、河野太郎は独善が過ぎる、小泉孝太郎も底が割れた、高市早苗も晋三無しでは無理、野心満々の茂木敏充は足元の経世会が崩壊、上川陽子は静岡知事選で自滅、等々だ。

結局自民党にとって必要なのは「時間稼ぎ」

国民が裏金問題を忘れてくれることが願いだとか、この国にとっては何ともうすら寒い状況ではある。


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コメント一覧

megii123
楕円と円さん、こんばんは。
確かにこの手のタイプの首相はあまりいませんでした。
自分の考えが何も無いから脊髄反射で動けるんでしょうね。
膝を金槌で叩いたらピョコンと反応するのに似ています。

中味の無い政治改革に振り回されているうちに日本の国力はどんどん衰退します。
dsnchar1
行雲さん>岸田文雄という人物はとにかく敵を作らず、自分の考えは示さず(無く)、大勢に乗るという政界遊泳術でのし上がったのでしょう。パクッと食いつくだけで、自分ではリーダーシップも決断力に欠けていると自覚しているので、時々の間抜けな決断が気分を高揚させているのかもしれません。迷惑なのは国民です。
megii123
kenちゃん、お早うございます。
「ノーカン」ですか、なるほどそうなんでしょうね。
野球ではストライクの入らない投手のことを「ノーコン」といいますが、党首と投手、かけ言葉になりそうです。

おっしゃる通り、「政策論議」、それも枝葉末節では無しの「この国をどのような国にしたいのか」かという本格的な論戦ですね。
その意味では自民・公明がバックに控える小池百合子と立憲民主党を体現する蓮舫の東京都知事選が前哨戦です。
よく地方の選挙に国の争いを持ち込むなというためにする批判が聞かれますが、東京都はスウェーデン並の国力があります。
そして東京をどうするかが日本をどうするかに直結します。
「熱い論戦」を期待したいですね。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
まず岸田に関しては、ノーカン(私の使い方は感受性のないこと)です。私は最初からこの男はノーカンではないかと思っていました。繊細でないのでしょうか?ちょっと珍しい人種です。忘れましたが彼は3代目議員ですかね。「この国にとっては何ともうすら寒い状況ではある」ここは根が深い言葉です。つまり自民党にとっても立憲にとっても政策論議がまるでないからです。起きた問題の対処法だけ論じているからです。自民党はどのような国にしたいのか。立憲はどのようにして国民を守るのか等々政策論議なしで進め、全ては官僚の敷いた路線通り歩もうとしています。この政策論議は少なくとも半年に1回は党首会談、新聞・テレビ等を通じて国民に発信しなければなりません。会社で言えば毎期毎にやる「事業方針・事業計画書発表」ですよね。こうした政策論議なくして起きた問題だけに対処するから問題の本質が見えなくなってしまい混迷を深めていきます。政策論議で政策活動費や官房機密費等論じればすぐに悪事があぶりだされます。
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