かって小泉純一郎が郵政解散で反対勢力に刺客を立てた。
今回9人も候補者が乱立しているが、裏金議員80人ほどを非公認とする候補者はいない。
それは当然だ。80人を敵に回しては当選できないからだ。
しかし「国民の目」を完全に無視している。
いや、無視はしていない。ウソをつくつもりだ。
立憲民主党の野田佳彦元総理の次の言葉が的を射ている。
(自民党総裁選の候補者は)裏金議員を公認するかどうか、みたいな議論をしているが、今ごろ言うなと思う。
すぐに(衆院)を解散するということは全員公認するということだ。ウソは見抜かなければいけない。
自民党は、小泉進次郎や小林鷹之などの若手を前面に出して刷新感を出そうとする。
一部のマスコミを悪乗りしてはやし立てる。
BSの報道番組はきちんと伝えようとしているが、昼のワイドショウがひどすぎる。
裏金問題は「脱税事件」である。
国民は1円から税金を捕捉されている。
このまま選挙戦に突入して何事も無かったように「禊が済んだ」は許されまい。
自民党の本音が聞こえる。
「そのうち忘れる」、「どうせわかりはしない」