岸田政権は、岸田・麻生・茂木の主流3派に客分格の安倍派が用心棒で控える態勢だった。
ところが裏金問題を契機に安倍・二階派斬りがまんまとはまった。
今年9月の自民党総裁選は、麻生太郎がキングメーカーで麻生の手元のカードは岸田文雄か茂木敏充。
岸田は政権継続を狙って必死に抵抗しているようだが、もはや「俎板の鯉」
安倍派の岸田への怨念は半端ではないようだが、どう動くかは麻生が握る。
「安倍派5人衆への打ち方止め」を検察と握ったのは麻生太郎だとか。
自民党内で派閥解消かどうかを議論しているようだが、「やってる感」だけ。
それよりも企業・団体献金の禁止に踏み込まなければ、また同じことが起こるだろう。
民主主義の基本は、財産や思想に関係なく政治的に平等であることだ。
しかし目の前に1億円ほど献金されて、その企業の言うことを聞かないわけが無かろう。
経団連の十倉会長は「献金は一種の社会貢献」だとうそぶく。
政権交代もなく自民党の実質一党支配のような状態が続けば、いつまでも政治の腐敗は続くだろう。
検察頼みの政治改革などちゃんちゃらおかしい。
有権者が明確な意思を表すことでしか「政治とカネ」の問題は解決できない。
麻生太郎などが「キングメーカー」気取りでこの国を支配していることが、
そもそも大きな間違いだ。