行雲流水の如くに

岸田政権は保守からの攻撃をどうさばくか?

世の中(特に政治の世界)は政策中心に語られるが、実際はそんなもので動いてはいない。

怨念と感情である。

雑誌「選択」の2月号の見出しがその辺を物語っている。

岸田を囲む「静かな敵意」

聞く力で敵を作らぬ政権運営のはずが、意外にも「岸田憎し」は増えていく。安倍・菅の嫉妬に始まり、公明や維新も官邸へ反発を募らす。支持率を下げる失策があればすぐに発火しそうな様相だ。

 

保守派を自称する自民党の右派や右翼系雑誌に蝟集する評論家たちは、右から左にただ流していく「岸田流」がとにかく腹立たしいようだ。

中国ウイグルの人権侵害や韓国の佐渡金山世界遺産登録への反発に、はっきりモノを言えとうるさい。

この件に関して国民の関心が高いかというとそうでもない。

オミクロンでそれどころではないのだ。

 

一方の立憲民主党や共産党はどうかというと、自民党の中でもややリベラル色が強い岸田政権に親和性を持っている。

それと、曲がりなりにも丁寧に官僚答弁ではなく自分の言葉で話している。

だからこのような「のれんに腕押しタイプ」は攻めにくい。

 

しかしどうでもよいことだが、安倍晋三の院政気取りは何とかならないだろうか。

アベノマスクがさばけたと大喜びだが幼稚園児のようなレベル。

いまだにそのようなレベルに追従する保守派?というよりはビジネス右翼の面々。

自民党内部は安倍・高市派と岸田・麻生・茂木連合のにらみ合い。

二階・菅・河野連合がどちら側に与するか?

何とも低次元の争いだが、これが政治の現実。

 

愚行とは、それをおかすことではなく、それを隠せないことにある。誰でも過ちを犯すが、賢者はその失敗を隠し、愚か者はそれを認める。名声は、見えているもの以上に隠されたものにかかっている。あえて過ちを犯すのであれば、せいぜい用心することだ。

バルタサル・グラシアン  1601~1658


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