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再生医療後退?

2006-01-10 21:51:33 | アンチ
ES細胞すべて捏造 ソウル大最終報告「科学界を欺いた」

 【ソウル=黒田勝弘】韓国の国立ソウル大学は十日、内外を騒がせてきた黄禹錫(フアンウソク)教授の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究捏造(ねつぞう)疑惑について最終調査結果を発表し、人の臓器や組織の再生など再生医療の画期的な発展につながるES細胞の作成には成功していなかったとの結論を確認した。
 ソウル大調査委員会はこれまですでに二回似たような発表をしているが、最終報告では二〇〇五年論文に加え二〇〇四年論文についても捏造とし「黄教授がES細胞作成に成功したといういかなる科学的根拠もない」と断定した。
 この結果、世界で初めて難病患者のヒトクローン胚からつくったとする患者適用のES細胞はまったく存在せず完全な捏造と結論付けられ、論文もすべて虚偽ということになった。同委員会は「科学界および大衆を欺くもの」と黄教授を厳しく批判している。
 発表によると、黄教授はES細胞作成の前段階にあたる「胚盤胞」の作成技術には達していたとしているが、これもすでに他に前例があり独創的なものではないとし「ES細胞作成の基本的技術はある」とする黄教授の主張を強く否定した。
 「黄教授のES細胞は完全虚偽」と結論付けられたことで、黄教授に対する責任問題が改めて表面化しており、検察当局は近く調査に乗り出す方針で法的処罰も避けられない情勢だ。
 調査の結果、黄教授は研究のため二千個以上もの卵子の提供を受けたといい、卵子入手の問題点のほか「ES細胞成功」を内外に宣伝し政府などから提供された巨額研究資金の行方なども問題になりそうだ。
 韓国世論は一時は国民的英雄だった黄教授に対する失望や怒りが広がる一方で、依然として黄教授擁護論も根強くインターネット上などでは論争が続いている。
     ◇
【用語解説】ES細胞とヒトクローン胚(はい)
 ES細胞(胚性幹細胞)は、万能細胞とも呼ばれ、さまざまな臓器や組織に分化、成長する能力を秘めている。培養すればほぼ無限に増やすことができ、病気やけがで失われた臓器や細胞を修復する再生医療への応用が期待され、世界各国で研究が進んでいる。ただ、第三者の受精卵の胚からつくる方法では患者に移植した際に免疫拒絶反応の恐れがある。倫理上の問題も指摘される。一方、クローン胚は核を抜いた卵子に体細胞の核を移植してつくる。患者本人のクローン胚からES細胞を作成したとする黄教授は、画期的な手法の実践者として注目された。
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【黄禹錫教授の研究捏造疑惑】
2004
 2・11 「ヒトクローン胚からのES細胞作成に世界で初めて成功した」との論文を米科学誌サイエンスに発表
2005
 5・19 「病気の患者の皮膚細胞からクローン技術でES細胞を作るのに成功」とサイエンスに発表
 8・ 4 「世界初のクローン犬を誕生させた」と英科学誌ネイチャーに発表
10    ソウル大に世界初のES細胞バンク創設。黄教授が所長に就任
11    黄教授が研究チームの女性2人から実験用卵子の提供を受けていたことを認め謝罪
12・15 韓国メディアが「5月の論文のES細胞は存在しなかった」と疑惑を報道
12・16 黄教授が「論文に添付した写真が誤っていた」として5月論文を撤回
12・23 ソウル大調査委員会が5月論文は捏造だったと発表。黄教授が謝罪会見
12・29 調査委がクローン技術によるES細胞自体が実在しないと中間報告を発表
2006
 1・10 調査委が最終調査結果を発表
(産経新聞) - 1月10日16時8分更新

再生医療への影響必至

 韓国・ソウル大学の黄禹錫教授のグループが行ったヒトクローン胚から胚性幹細胞(ES細胞)をつくる研究がすべて「捏造」であることが十日、同大の調査委員会の最終調査結果で明らかになった。相次いで不正が発覚するなかで、黄教授が初めて発表した二〇〇四年四月の米科学誌サイエンスの論文まで否定されては研究自体が存在しなかったことになる。先端科学研究にとって前代未聞の最悪の事態といえ、再生医療に欠かせないES細胞の研究に少なからず影響を与えそうだ。
 未受精卵の核を取り除き、患者の体細胞の核を入れ替えてつくったクローン胚から、ES細胞をつくる方法は、患者の遺伝子そのものを持ったES細胞なので、それから組織や臓器をつくっても拒絶反応が起こらないため、再生医療のもっとも有効な方法のひとつとされている。しかし、コピー人間作成につながるクローン胚の使用の倫理的問題に加えて、ヒトクローン胚からES細胞をつくることの技術的困難さは一通りではなかった。
 黄教授は捏造した論文により、一躍世界のトップリーダーとして評価されたが、今度は急転直下、科学史に大きな汚点を残すことになった。突出した成果は、必ず後続の学者によって同じ結果が出るかどうか「再現性」を検証される。いずれ捏造は発覚するのだが、黄教授が「細胞はすりかえられた」などと言い訳していたように、時間がたてば細胞の存在自体もうやむやになると考えていたとすれば、あまりにも軽率だ。
 これにより各国のES細胞自体の研究にも影響が出ることは否めない。先進国のES細胞などについての研究は倫理委員会の審査を経て行われているが、優れた研究に対する評価が必要以上に厳しくなり、研究費の増額が滞るなどの事態が起こるかもしれない。ES細胞の臨床応用を切望している患者にとってもショックは隠せないだろう。学問研究の競争主義、成果主義などが生んだ悲劇とはいえ、罪は深い。
(産経新聞) - 1月10日16時8分更新


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この「真っ黒くろ」な騒動、単に「科学界を欺いた」だけじゃないでそ?
かの国の方々は、ネット上では「チョーセンヒトモドキ」とか言われていますけど。