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風邪薬が保険から外れたら…

2006-06-13 22:03:14 | 倫理要綱
医療改革法案、14日に成立=参院厚労委で可決

 終盤国会の焦点である医療制度改革関連法案が13日夕、参院厚生労働委員会で与党の賛成多数で可決された。14日の参院本会議で可決、成立する見通し。
 同法案は、参院厚労委で約40時間審議したが、採決をめぐっては、民主など野党が「審議が不十分」などと反対。調整が付かなかったため、山下英利委員長が職権で審議打ち切りを採決した上で、法案採決に持ち込んだ。採決は、野党委員の怒号が飛び交う中で行われた。 
(時事通信) - 6月13日21時1分更新


当初はこんなことを狙っていたらしい>与党
医療保険改革与党案 主な改定点
その他の改定
 保険料率の改定
  政管健保現行8.2%を8.6%に引き上げる
 市販薬類似薬品の取り扱いは別途検討
  詳細は不明ですが風邪薬・鎮痛剤・ビタミン剤・湿布剤などは保険から
  はずされる可能性があります。

 食事代は自己負担の適正化
  入院の食事代負担は増額されたばかりですがまた引き上げの可能性もあります。
 高額療養費限度額は制限導入後適正化
  現在高額医療の還付制度(月63000円以上の場合)がありますが、この額が引き上げ
  られる可能性があります。
 薬価基準の合理化
  財源の確保と今後の制度に最も必要な事ですが具体的なことは全く検討されていません。
 国立病院などで入院医療費の定額払いを試行する


で、懲りずにこんな感じ
市販類似の病院処方薬、全額患者負担を検討・政府自民
 政府・自民党は、かぜ薬など市販薬と類似する医薬品を医療機関が処方した場合、公的医療保険を適用せず全額を患者の自己負担とする方向で検討に入った。歳出・歳入一体改革の一環で、医療機関の薬剤投与を抑える。医療費の2割を占める薬剤費の抑制につなげる狙いだが、来夏の参院選を控え与党内の反発も予想され、調整が必要になりそうだ。

 自民党の歳出改革プロジェクトチームが検討、月内にもまとめる2011年度までの歳出削減案に反映させる方針だ。 (07:02)

与党の人って、「スイッチOTC」って知らないのかなあ?「医療費を抑える」ためとはいえ、何か本末転倒な感じだ…
ちなみに、スイッチOTCとは…
*スイッチOTCって何?
病院に受診し、医師の処方箋がないと服用できなかった成分を市販薬として転用(スイッチ)したものを指します。OTCとはover the counterの略号で「カウンター越しに売られる薬」ということで、「薬局で売られている薬」という意味です。しかし、これらの成分は効き目が強い反面、副作用も強いため、購入の際は必ず薬剤師に相談して下さい。また、服用しても症状が良くならない場合は早めに医師の診察を受けるようにして下さい。。



確かにこういう患者さんは多いですが…
市販の風邪薬は高い

だったら近所の医者に行ってもらってこよう。その方が安いし…
市販の薬と病院の薬の値段の差は何か?
 「少し疲れたな」と感じても、「まあ、大丈夫だろう」と勝手に“診断”してしまう事が無いだろうか。「風邪かな?」と思っても、つい頑張り、本格的に風邪の症状が出てから、慌てて薬局に駆け込む。
 しかし、薬局で、風邪薬を買う時、その値段の高さに、ふとこんな疑問を感じる事は無いだろうか。病院で診察をしてもらい、薬を出してもらった方が安いんじゃないか、と。実際、健康保険を使って診察してもらえば、薬を出してもらっても、市販の風邪薬を買うより安くなる事がある。逆に言えば、それ程市販の風邪薬は高いという事である。もちろん、量の違いはある。病院で薬を出してもらっても、せいぜい3日~5日分だが、市販の風邪薬は、もっと量が多い。しかし、それ以上に、市販の風邪薬は、含まれる成分によって、値段も高くなっている。
 例えば、色んな炎症を抑える消炎酵素剤やビタミン剤など、新しく開発された成分が使われていると、風邪薬の値段は高くなる。一般に、新しい成分を開発する迄には、長い間、研究と実験が行なわれ、莫大な開発費を使っている。そのコストが、価格に反映されるので、値段も高めになるのである。
  また、漢方薬配合の風邪薬では、材料が草根や木皮等自然の物である。その為、大量生産できる化学成分に比べ、高くなる傾向にある。単なる風邪なら、市販の風邪薬を飲んで、2~3日安静にしていれば大抵は治る。しかし、風邪薬は、症状や体質によって合う、合わないがある。
 くれぐれも、「○○ちゃんがテレビでCMしている風邪薬」等と安易に決めず、薬局でよく相談してから買いたいものである。


そのうち、貧乏人は風邪薬も買えずに、風邪で死んだりするのかも…
ゲノム創薬やなんやと、開発技術が進歩していても、肝心の薬(しかも風邪薬)が一般人に入らない時代が来たりして…
それじゃなくても今年は、ケムトレイルだか鳥インフルだか知らんがこの時期に咳をしている香具師が多いのに…

まあそれにしても、医療改革法案ではホニャララ湯田屋系医療保険を潤してあげたいのでも腹立たしいが、自称脱北者の工作員を養う費用捻出のためだとなると…ますます腹立たしゅうございます。

なんていう話だけではないらすい…
薬店では「登録販売者」も販売可能に…改正薬事法成立
 医薬品の販売制度見直しなどを盛り込んだ薬事法改正案が8日、衆院本会議で賛成多数で可決され、成立した。2009年に施行される。

 現行の薬事法では、薬局・薬店には、薬剤師の常駐が義務づけられている。改正薬事法では、処方せんによって調剤を行う薬局については、薬剤師が常駐するが、その他の店舗では、新たに導入される試験を通った「登録販売者」が薬を販売できるようになる。

 また、市販の医薬品を副作用などの危険度によって3段階に分類。もともと医療用医薬品だった胃腸薬「H2ブロッカー」などは、危険度の高い「Aランク」に位置づけられ、薬剤師が情報提供をした上でなければ、販売できなくなる。比較的危険度の高い「B」と危険度の低い「C」は、登録販売者でも販売できる。

 1960年に薬事法が制定されて以来、販売制度については、これが初めての本格的改正。

(2006年6月8日22時22分 読売新聞)

何かこれ、腸線系とかの利権が絡んでいそうな悪寒…コンタクトレンズ販売管理者要件の大幅緩和と同じようなにおいがする…
っつーか、このニューステレビとかでやった?