副作用の全報告、HP公開=患者向け医薬品ガイドも-医薬品医療機器総合機構
独立行政法人医薬品医療機器総合機構は31日、製薬企業から副作用報告があったすべての症例について、ホームページ(HP)での情報提供を開始した。厚生労働省医薬食品局安全対策課は「情報が医療関係者や患者側に広く伝わることで安全対策の充実につながる」としている。
製薬会社は副作用が疑われる症例が起きた場合、同機構への報告を義務付けられている。同機構はこれまで、添付文書にない新たな副作用などをHPで公表していたが、対象を全報告に広げることにした。
掲載内容は薬剤名や患者の性別・年代、健康被害の内容、死亡・回復の推移などで、死亡例については薬との因果関係を検討した結果も示した。
第1回は2004年4月に報告があった732医薬品、2477症例を掲載。このうち、薬との因果関係が否定できない死亡例は63件で、肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の12件など抗がん剤が多かった。今後、順次情報を追加していく。
同機構はまた、服用時の注意事項などを分かりやすくまとめた「患者向け医薬品ガイド」の掲載も始めた。
(時事通信) - 1月31日11時0分更新
アクセス殺到、HPパンク 医薬品の副作用公表
医薬品による副作用の全例公表を31日に始めた独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページ(HP)に、同日午後からアクセスが殺到し、つながりにくい状態になった。
機構は「アクセスが1日平均の約63万件(2004年度)を大きく上回った。予想外だった」としており、市民の副作用への関心の高さと、機構の認識の甘さを示した格好。
医薬品の使用上の注意などの情報提供にも影響が出かねないため、機構は早急に対策を取るとしている。
機構は医薬品の承認審査や副作用による健康被害救済、安全対策業務に当たっており、HPは医療関係者らに利用されることが多い。パンク状態になったのは機構が発足した04年4月以降、初めてという。
(共同通信) - 1月31日19時28分更新
医薬品医療機器総合機構(長い)…「pmda」とググルと早いらしいですw
(ちなみに、猪瀬直樹さんとセットで有名な、旧道路公団と同じビルに入っているとかいないとか…)
ちょっと前に、「医者のくれたクスリが分かる本」と言うのが売れていたのを思い出しました。