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心臓手術の院内死亡率キタ―――(゜∀゜)―――― !!

2006-02-27 21:42:06 | マンセー
  ☆ チン

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  公表まだー?
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の件、やっと来ました。

心臓手術の院内死亡率
重症度で差、単純比較は無理ですが

日本胸部外科学会調査では…
バイパス―病状安定時1.7% 緊急12.1%
弁膜症―弁置換術3.9% 弁形成術0.7%
 全身に血液を送り出す心臓は生命をつかさどる重要な臓器で、心臓血管外科手術は、医師の技術が結果に直結する分野だ。このため、厚生労働省は、医療機関の治療件数が一定数より多いと診療報酬を加算する制度で、心臓外科手術は最多の年間100件以上を設定してきた。

 読売新聞社は昨年、該当する医療機関など200施設に2004年の手術実績をアンケート調査した。心臓手術には、冠動脈バイパス、弁膜症、胸部大動脈瘤(りゅう)、先天性心疾患の4種類があり、得意分野を知る参考に、各分野の手術件数を先月8日の紙面で紹介した。

 スペースの関係などで掲載できなかった「院内死亡率」(手術後に退院できずに亡くなった割合)を、心臓手術の中で件数が多いバイパスと弁膜症手術について手術件数と共に一覧にした。回答したのは114施設(回答率57%)で、死亡率の公表は、ほとんど例がない。

 院内死亡率は、手術を受ける患者の重症度や手術法によって異なってくる。日本胸部外科学会の調査によると、バイパス手術は安定した病状の患者を対象にする待機手術で1・7%、病状が切迫した患者に急きょ行う緊急手術は12・1%だ。緊急手術は全体の17%を占める。

 弁膜症手術では、人工弁に置き換える弁置換術が3・9%。弁の形を整える弁形成術は、比較的症状が軽い患者に対して行われることが多く、0・7%と低い。

 読売新聞のアンケートでは、院内死亡率はバイパス手術で9・3~0%、弁膜症手術(弁置換術、弁形成術の合算)で18~0%のばらつきがあったが、患者の状態などを区別していないため、医療機関を比較する上では公平さに欠ける面がある。

 バイパス手術の院内死亡率が8・3%と高かった札幌医大。12件の手術で1人が亡くなった。第二外科助教授の森下清文さんによると、3本の冠動脈すべてが詰まった重症者で、内科の治療で血流が回復しなかったために行われた緊急手術という。

 心臓弁手術でも死亡率は10%を超えたが、亡くなった3人のうち2人は他院で心不全となった患者を受け入れた緊急手術。残る1人は、これまでに4回も心臓弁手術を受けた状態の悪い患者だった。森下さんは「患者の年齢、糖尿病などの合併症などリスクを考慮した上で死亡率を出さないと意味のある比較はできない」と話す。

 聖マリアンナ医大心臓血管外科教授の幕内晴朗(はるお)さんも「様々な患者、治療法を合算した、1年間だけの治療実績では目安にならない」と言う。

 死亡率による単純な比較はできないのかもしれないが、読売新聞でデータの分析を依頼した国立保健医療科学院政策科学部長の長谷川敏彦さんは、「手術件数が多いと成績が安定し、少ないと不安定になる傾向があった」と指摘している。それだけに患者としては、手術件数と合わせて当然知っておきたい情報だ。

 また、手術後にトラブルになったケースでは、事前の説明で、自施設の数字ではなく、学会平均の数字を患者に伝えている例もあった。その病院、あるいは担当医個人の実績に基づいて、誠実な説明を受け、納得して治療を受けたい。

 ここに数字を掲載した施設は、患者への情報公開の意義を理解し、アンケートに回答を寄せてくれた病院で、協力に感謝をしたい。(坂上博)
(2006年2月27日 読売新聞)


ちなみに
(ブラックジャックによろしく、の)大和成和病院 A:1.7(300) B:3.7(107)
A:冠動脈バイパス手術の死亡率(%),B:弁膜症手術の死亡率(%) ( )内はそれぞれの手術件数
ですた。

虚血性心疾患の人は、早く病院に逝け。手術受けろ!のようです。