英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
メタルマンはメタルブレードで死ぬ

ロボットアニメの初起動について考える

2016年10月09日 01時19分16秒 | その他
よくロボットアニメで
オペレーター「まだテストが済んでいません!」
長官とか「構わん!今はとりあえず出せ!!」
みたいなシーンがある。
そしてなんか初めて乗る民間人とかがとりあえず初陣を飾る、みたいな話がよくある。
まぁ民間人が操縦するのはいいと思うだよね。
きっと初心者でもとっても扱いやすい動作系なんでしょうね。
今回突っ込みたいのは、テストが済んでいない状態で出陣させるところである。

まだITの仕事をしているとき、いかにテストが重要かというのを思い知らされた。
自分ではうまく作っているつもりでも、実際動作させてみると予想外のデータ、エラーが出ることは日常茶飯事である。
単体のプログラムですらこのような状態なのだから、結合テストなんてした日にはエラー、エラー、エラーの連続である。
どんなに綿密に打ち合わせしても絶対、何かしらの不具合は出る。
テストが終わって本稼働してもやっぱり問題は出る。
というわけでテストは絶対しておくべきだと思う。

このような前提がある中で、巨大ロボをとりあえず発進させろ!っていうのは大丈夫なんだろうか。
技術者の方々は不安でしょうがないだろう。
俺は組み込み系の技術は全然やったことないが、まぁざっくりいうとシステムとハードウェアをうまく合わせて動かすって感じだと思う。
システムだけでもバグは出るわけだし、ハードウェア系も何かしらの予想しない不具合はたくさん出るだろう。
自動車だって過剰なまでの走行テスト、限定状況のテストなどをいくつもやっているわけだし。
ましてやロボットだったら何が起きるかわからない!
例えば....
動かしてみたら足首の関節が負荷に耐えきれなかった!
とか、予想よりも全然稼働時間が短い!
コクピットの操作が違う動きをする。
コクピットに何も表示されない!
などなど、考えだしたらキリがない。
膨大な量のテスト項目をクリアしなければならないだろう。
実戦で動きませんでしたぁ、ではお話にならないわけだから。

さて、なんで急にこんなことを書き始めたかというとユニコーンガンダムの設定に無茶な設定があったからである。


RX-0 ユニコーンガンダム
『機動戦士ガンダムUC』の主役機。
連邦宇宙軍再編計画の一環『UC計画』のフラッグシップとなる実験機で、U.C.0096にアナハイム・エレクトロニクス社にて製造された。

極めて特殊な環境下で開発され、開発部ごとに高い情報統制がなされスタッフでも機体の全容を知る者はいない。

↑こんなこと書いてるけど大丈夫なんだろうか???
「開発部ごとに」ってあるけどなんだそれ。
じゃあ頭部制作部、脚制作部とかに分けて作ってたんだろうか?
頭部制作部はさすがに珍妙なガンダム作ってるんだなぁ、って意識はあると思うが。
しかもスタッフも知らないんじゃ結合テストなんて出来てないだろう。
もしやバナージのパッパが一人で整備、テストとかやってたんだろうか??

というわけで巨大ロボもちゃんと稼働テストはしたほうがいいと思ったのであった。
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