蛍のひとりごと

徒然に、心に浮かんでくる地唄のお話を、気ままに綴ってみるのも楽しそう、、、

おうちで歌ざんまい

2021年12月05日 | イベントのご案内
本日はアッシュビルよりお届けします。

昨年はCOVID-19の影響で様々な活動に制限があり、
4月に予定していました演奏会を延期することになりました。
ですが、新しい事に挑戦してみるのが大好きな私たちは、
折角お稽古を積んで来たので、リモートコンサートにしてみればという話になり
「おうちで歌ざんまい」という形で実施することになりました。
そして、この形式であれば、どこからでも参加できると言うことで、
思いがけずアメリカからも参加する事が出来ました。

いつものコンサートでは「見た目も大事!」とヘアセット、メイク、着付けなどをバッチリ準備するのですが、
「おうちで」というコンセプトにより、各出演者は好きな場所で好きなスタイルで録画することにしました。
舞台での演奏は本番一回だけですが、録画の場合は、納得するまで何度でも撮り直すことができます。
それぞれ異なった緊張感があり、新しい体験と学びになりました。

録音方法は、音源をヘッドホンで聴きながら録画したものを集めて編集し、完成していきました。
特に「萬歳」は総勢40人が参加しましたが、編集の力もあるものの、
自画自賛にはなりますが、離れていてもチームワークで息のあった合奏が出来たと思います。
そして、遠くからでも参加出来たことを嬉しく思いました。

今後も様々なチャレンジを続けていきたいと思います。
「おうちで歌ざんまい」の各曲はYouTubeでご視聴いただけます。
ぜひ、チャンネル登録してお楽しみください。

チャンネル登録はYoutubeから👇
https://youtube.com/channel/UCMhY8c0t8jpOWyIGokeb3Fw


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

演奏動画「アイネクライネナハトムジーク」

2021年12月03日 | 演奏動画のご紹介
本日紹介するのは、
🌸アイネクライネナハトムジーク
モーツァルト作曲

呪文のようなこちらの曲、名前は知らなくてもメロディはよくご存じ、という方が多いのではないでしょうか。
はい、小学校の運動会のときなどに流れていたメロディですね。

洋楽だと弦楽合奏で演奏されることの多いこの曲、今回の動画では十七絃を含めた箏四重奏で演奏しています。

先日の投稿でも触れた通り、
邦楽では指揮者がいない上に舞台では横並びに座る&目線は前方に落としておくのが一般的なので、
4人で息ぴったりに弾くのは見た目以上にとっても難しいんですよ❗️

また、13絃しかないお箏で洋楽を弾くのは工夫がいります。
動画に出てくる4つのお箏のうち、
バイオリンやビオラのように高い音階に合わせたお箏、
チェロのように低い音階に合わせたお箏、
コントラバスのように太くて低い音を出す十七絃、
それぞれ異なる調弦をしているのがお分かりでしょうか。

それぞれのお箏の音の違いを感じながら聴くと、より一層演奏を楽しめますね☺️💕

演奏動画はYoutubeから👇
https://youtu.be/b4Lp9NPdRVU

(文:金田)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音曲と講談(1)

2021年12月02日 | その他のよもやま
こんにちは、今週から毎週木曜日に御目にかかります、私そうですね、
爪・撥漂泊人(つめばちさまよいびと)とでも申しておきましょうか。

日本の話芸に講談がありますが、私の好きなものでして一寸ここで一席。

国乱れて英雄現はれ、智者現はれて泰平に治まる、古へより智仁勇三徳と申しまするが、、、
と張り扇を叩いて始まるものです。
どんな凄い物語かと思ったら、何とこれは琴、三味線が登場する恋愛講談の冒頭の一節なんです。
題名は「朝顔日記」。

宮城八十次郎という武士が舟をしたてて宇治の蛍狩りに出かけたところ、屋形船より琴の調べがコロリンシャン。
奏でるのは深雪という娘で、なんと十八段浪返しという腕前。
どんなものかは想像するしかありませんが、琴は須磨琴という一弦琴でありました。
八十次郎の手に屋形船から女の被りものが落ちてくる、それを潮に八十次郎がその船に招かれます。
こういうところは上手くできていますナ。

ここで芸達者な宮城は三味線を弾くわけです。
〆露のひぬ間の朝顔を 照らす日影のつれなさに あはれ一村雨の~
朝顔のために一雨欲しいということでしょうか。
曲は催馬楽というものでした。

こちらも素人離れの音で、感服した深雪嬢は扇にその文句を書いて欲しいと所望します。
深雪の扇には朝顔が描かれてありました。
朝顔日記の発端となります。

イケ面宮城八十次郎に深雪はゾッコン一目惚れ、家出までして追いかけることになりますが、続きはまた来週。

(文:篠原昌人)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界中にある三味線の仲間たち(1)

2021年12月01日 | 楽器のおはなし
先週は世界中にあるお箏の仲間たちをご紹介したので、
今週からは複数にわけて三味線の仲間たちをご紹介したいと思います!

参考・引用:『和楽器にチャレンジ! 2 三味線をひいてみよう』(汐文社)

1週目の今日はこちら⤵︎

[ヨーロッパ]リュート
アラビアのウードが伝わったもので、中世のヨーロッパを代表する楽器。
絃の数は色々なものがあり、低音用のテオルボなども発明されました。
胴体と細い「さお」のような部分とがあり、主に抱えて演奏する楽器を「リュート属」といいます。

(文:仲井和)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする