神経細胞が発火する頻度は、1ヘルツ(=1秒間に1回)から250ヘルツまでの幅がある。
発火頻度が高ければ高いほど意識が現れやすい。発火頻度(ヘルツ)と意識との間には相関関係がある。
全体的な脳波状態とは別に、神経細胞が集中的に発火している部分もあり、そこの発火頻度は平均40ヘルツになる。
完全に目覚めていて、今の状況を自覚しているが、特定のものに意識が集中していない注意状態では、神経細胞が40ヘルツで発火する領域はたくさんある。
一つのことに注意が向くと、全体的な発火は落ちて、対象に関係が深い領域だけが40ヘルツを保つ。
暗闇で道に迷ったときに、草むらで物音がすると、5感で情報を拾う領域だけが40ヘルツ(ガンマ波)で発火する。
それ以外の場所は15~30ヘルツで静か(注意拡散=ベータ波)になる。