1)目の見える人が、目を閉じて人差し指での触覚で点字読解しても視覚野も活動しさらに活動部位も拡大する。
つまり、触覚情報で構成される文字的記号(情報)は視覚野で処理される。
2)相手の唇の動きだけを見て言葉を理解する読唇中の情報は、視覚情報であり、聴覚情報はないが、その時に活動する脳部位は、視覚野ではなく聴覚野である。
つまり、視覚による読唇中の情報は聴覚野で処理される。
これらの事実から読み解くと、
「文字情報はそれが触覚情報であれ、視覚野で処理をする。音声情報はそれがたとえ視覚情報であったとしても、聴覚野で処理をする」
という原則があるようだ。