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恒例の実家通い

2018-09-10 06:19:02 | 主任さん
昨年7月、両親が孫に殺害されて以来、誰もいなくなった実家。
その後、現場検証を終え、立ち入ることを許されたのが、昨年9月。
(ちなみに、現場検証に立ち会ったときは、大量の血痕を見て、
 とてもつらい思いをしました

それ以来、ほぼ毎週、土日、実家に通って、畑の草刈り・野焼き・
耕耘機を使ってのすき込みをしてくれているダンナ。

彼も長崎の農家の出身だとはいえ、高校を出てからは建築関係の会社に
就職し、農機具とは無縁の生活を送っていたというのに、
実家にあった草刈り機や耕耘機をいつの間にか使いこなしていることが
頼もしく思えます。

ダンナは、私の両親のことを、実の親のように慕っていてくれたのです。
だから、「あの家と畑は、ほっておいたら、お化け屋敷のようになる」
と、毎週、作業をしてくれるのです。

この週末は、ずっと雨だったのですが、二人とも、作業服を着て、
その上に、納屋にあったオトンの防水服上下を着て、長靴を履き、
ヘルメットをかぶって、元畑だった土地の草刈りと、片付け。



ほんまに、ありがとう、主任さん。
(30年以上前、初めて会ったときからの愛称で、今は一応「支店長」だけど)
オトンとオカンも、「主任さん、ありがとう!」と、あの世で喜んでいるはず。

それにしても、昨年7月16日、早朝に
私のオトンとオカンをバットや角材で殴り、包丁で心臓を刺した甥の心境が、
いくら考えても、わからない。
ついでのように、ご近所の78歳の女性も、同じ凶器を使い、殺してしまった。

この1年以上、ずっと私は苦しんでいます。
食欲がなく、5kgほど痩せました。

他人への思いやりがなく、衝動的に人を殺すという人間が、実際に
身内にいたのだと、驚きます。ショックすぎます。

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ダンナが刈った葉に乗っていた、小さいカタツムリ。
「ここはあぶないから、こっちに行こうね」
と、別の場所に移しました。

実家の畑では、カエルや昆虫など、可愛い生きものに出会えます。

そんな楽しみも知らず、部屋に閉じこもってパソコンをいじったり
経済学やFBIや宗教の本を読んで、26歳まで過ごしていた甥。
命の重さを知らなくて。
労働のつらさ、それと引換えの報酬も、おそらく、知らなかったのです。

彼は、一生塀の中か、もしくは、死刑になるはず。

精神鑑定を何ヶ月も受け、刑事的責任能力があると判断され起訴されたのですが、
何の生産性もない男なので、マジで、死んでくれ!と、思います。

オトンとオカンは、孫に殺害されるために、82歳まで生きたわけじゃない。
そんな人生の終わり方、残酷すぎる。

毎週末、実家の片付けに行くたび、オトンとオカンの姿を思い出して、
切なく、やるせない気分になります。
でも、長女として、頑張る。ダンナに支えられて。

爪痕

2018-09-03 07:04:29 | 主任さん
先週末、誰もいない実家へ、恒例の草刈り&片付けに行ったのですが。
前日に自治会の方から連絡を受けたとおり、実家の地所内にある木が
台風20号のせいで倒木し、狭い農道をはさんだ土地(貸し農園)の
農機具ハウスをぶっ壊してしまっているのを見て、ビックリ仰天。

暗くなるまで作業しました。

この土日も、その倒木を片付ける作業の続き。

先週は、枝を切断するだけですんだのですが、これから、いよいよ
直径120cmほどの幹を切らなければいけません。



もはや、林業の世界。

実家の納屋にあったチェーンソーは、小型で、使い物になりません。
ホームセンターで本格的なものを探すと、3~4万円する。

どうしたものかと、悩んでおります。

でも、主任さんなら、今ある工具を使って、なんとかしてくれるはず!



こんなに私の実家のために尽くしてくれる彼の姿が、神々しく見えてきます。
私のオトンとオカンのことを、大好きだったんだなぁ、と、改めて思います。

実家の大木が破壊してしてしまった農機具ハウスの持ち主さんが貸し農園で
作業しておられたので、
「本当にごめんなさい!とりあえず、勝手にブルーシートをかけたんですけど、
 本格的にやり直すなら、弁償します!」
と、頭を下げました。

「いやいや、自然災害のことですから。ここまでやってもらったら、
 十分ですよ」
と、にこやかに言ってくださって、申し訳なかったです。

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他人との感情を共有できず、仕事がなく、部屋に引きこもっていて、
PCが唯一の友達だった甥。
そのあげく、昨年7月16日の早朝、何をとち狂ったか、
生活の面倒をみてもらっていたオトン・オカンや
近隣の方を殺害した甥のことを、私は心底、憎んでいます。
来年始まる裁判に出廷し、証言する予定ですが、
「死刑にしてほしい」という気持ちは変わりません。

自分が社会に適合できないなら、いっそ、自殺すれば良かったのに。

どうして、「人を殺す」という攻撃的な発想が生まれたのか、わかりません。
逮捕されたあと、「誰でもいいから人を殺してみたかった」と
ふざけたことをぬかしていたようですが、人の命を奪うことに対して
ゲーム感覚でいたのでしょうか。いわゆる「快楽殺人」ということでしょうか。

1年以上経った今でも、両親のことを思い出し、つらくて、泣きます。

おい叶実!オトンとオカンを返せ!

台風20号

2018-08-26 10:01:05 | 主任さん
金曜日、実家から徒歩2分の家に住む叔母さんから、電話あり。
先日の台風20号の風の影響で、実家の地所内にある木が倒れて、
他の方の「農機具ハウス」を壊してしまった、なんとかしてほしいと、
自治会の元会長さんが叔母さんの家に来たとのこと。

「なんのこっちゃ?」と思いながら、昨日の土曜日、恒例の墓参りのあと、
実家へ行き、聞いていた場所へ行くと、大きな木が3本倒れていて、
驚きました。
それが、狭い農道をはさんだ簡易なつくりの「農機具ハウス」を、
ぶっつぶしているのです。

あっちゃ~!

実家の納屋から、電動丸ノコ、剪定バサミ、ノコギリ、電工ドラム、
延長コードなどを一輪車で運び、実家の外部コンセントから電源を
取って、電動丸ノコで、まずは細い枝を切り始めるダンナ。

それを、集めて、道の脇に置く私。

途中で、様子を見に来た叔母さんも手伝ってくれました。
元自治会長さんも、様子を見に来ました。
お話を聞くと、実家の木が倒れて破壊してしまった「農機具ハウス」は、
近所の○○台に住む方が「貸し農園」として畑作業をされているとのこと。
その方への補償問題もあるので、連絡先を聞いたのですが、
今はわからないとのこと。

とりあえず、午後7時半、まわりが暗くなるまで、3本の大木を切り、
道をふさがないようにしました。

終わったころには、二人とも、汗びっしょり。

改めて、ダンナ、すごい。
嫁の実家のために、土日、これだけ肉体労働をしてくれるなんて。
亡くなった両親も、さぞかし、感謝していることと思います。

猛暑の中での作業

2018-08-06 05:44:38 | 主任さん
この土日も、実家へ。

元は畑だった土地の草刈り・すき込みをするダンナ。
実家の納屋にあった草刈り機や耕耘機を駆使しているとはいえ、
さぞかし暑いことでしょう。
夕方、作業を終える頃には、作業服が汗でびっしょり。

ダンナのおかげで、オトンが生きていた1年前に比べ、
土地の回りに伸び放題だった竹、法面に生えていた雑草などがなくなり、
実家のまわりは、超スッキリ。

オトンは、あの世で喜んでいることと思います。

でも、今後、あの家と土地を、どうするか。

弟と妹には、検事さんとお話した件、裁判の件、一周忌の法要についてなど
連絡しても、無視されてるし。

二人とも、現実から逃げたいタイプのようです。
私は、ちゃんと現実と向き合います。ダンナと一緒に。

オトンとオカンの仇を討ちます。

合法的盗み

2018-07-30 06:18:08 | 主任さん
この土日も、ダンナと一緒に、実家へ。
毎週末恒例の草刈り、遺品整理。

この時季、あっという間に雑草が伸びて、草刈り担当の旦那は、
大変です。
ホームセンターで「草刈りエプロン」や「防護メガネ」を買って、
重装備。

遺品整理担当の私は、納屋の片付けを終えて、オトンの部屋の整理に
とりかかっているのですが、本・書類・CD・DVD・衣類などが
あふれかえっていて、毎週、部屋のドアを開けるたび、
クラクラと眩暈(めまい)がします。

「燃えるゴミ」「紙ゴミ」「ペットボトル」「缶・ビン」に分けて、
毎週、自宅に持ち帰り、捨てています。

オトンが使っていたデジタル一眼レフを、持ち帰りました。
オカンの指輪も、20個ほど、持ち帰りました。

その他、缶詰・調味料・ラップ・布巾・文房具など、
持ち帰ったものは、この数ヶ月で、数知れず。

私たち夫婦が使うなら、オトンとオカンも、笑って許してくれる
ことでしょう。

優しいのかよくわからんダンナ

2018-07-28 06:56:31 | 主任さん
最近、早朝、熟睡してるとき、激痛で、目が覚めます。

「ギャー!」

ダンナが、足裏マッサージをしてくれているのです。

ぐっすり寝ているときに、足の土踏まずを押されて、
飛び起きる気分を、想像してください。
これって、嫌がらせですか?
罰ゲームですか?

でも、ダンナは、大真面目な顔で、足の指を丁寧に揉み始めます。
「うにゃうにゃうにゃ」
と、変な声が出ます。

そして、強制的に、起こされるという毎日です。

では、これから、毎週恒例の実家の草刈り、片付けに行ってきます。

長崎へ行ってきました

2018-06-11 20:47:16 | 主任さん
土曜日から月曜の今日にかけ、ダンナの実家がある
長崎・島原半島へ、行ってました。

93歳のお義母さんが入院している病院に、二日続けて、お見舞い。
70歳のお義姉さんが入院している病院にも、お見舞い。

お義母さんは、老衰のため、足が不自由、耳が遠く、少し痴呆も
あって、突然、妄想を話したり、します。

お義姉さんは、40歳代後半から、若年性アルツハイマーを患い、
徐々に症状が悪化し、家族の手に負えない状態になったので、
10年近く前から、入院しています。
こういう言い方は悪いけど、ほぼ廃人です。

そんな気の滅入る「お見舞い旅」でした。

救いは、土曜日の夜、ダンナの親族と一緒に、総勢10名で食事をし、
いろいろとおしゃべりし、笑うことができた!です。

帰途、空港に向かう途中、長崎名物の料理も食べました。



皿うどん。
あまりにも量が多くて、食べきれず、残りは「持ち帰り」させてもらいました。



トルコライス。
これはお義兄さんが頼んだのですが、やはり食べきれませんでした。

ダンナはチャンポンを頼んだのですが、写真を撮る隙を与えず
食べ始め、量が多いにも関わらず、完食。(笑)

ドンゾコ節

2018-06-06 13:53:32 | 主任さん
早朝、2階から階下に降りて、ごそごそ洗濯などしていると、
やっと、ダンナが、起き出したので。

「はい!エントリーナンバー1番!!!
 氷川きよしの『ズンドコ節』の替え歌を歌います!!!」

寝ぼけまなこのダンナ、ポカーンとしています。

そして、振り付けを入れ、歌う嫁。

♪♪ド、ドンドン、ドンゾコ、明子~!!ド、ドンゾコ、明子~!!
 親が甥に殺された~♬
 動機はいまだにわからない~♬
 オトンとオカンの仇を討つ~♪

 人生で一番ドンゾコや~

 優しい親を忘れらりょか~♪

♪♪ド、ドンドン ドンゾコ、明子~!!ド、ドンゾコ、明子~!!


午前4時半、そんな気持ち悪い歌を聴かされるダンナにとっては、
いい迷惑です。でも、怒らない。

1年近く経っても、精神状態が改善しない、それどころか、
悪くなっている私。。。
ダンナが、近隣の心療内科を検索してくれたので、今日、行きました。
やはり、軽い鬱病っぽいので、薬を何種か処方してもらいました。

それを飲めば、不眠・食欲不振・下痢・吐き気などの症状は治まるかなぁ。

あぁ、でも、オトンとオカンに、もう一度、会いたい。。。。(泣)

あの、何のために生まれたのか、わからんクソガキ!!
マジで、死刑で、いいです。(怒)
数ヶ月後、法廷で向き合いますから。

墓参り・実家の片付け・警察署・整骨院

2018-06-04 06:01:02 | 主任さん
この土日も、ダンナと一緒に、私の実家へ行きました。。。。

すっかり顔なじみになった刑事さんが、先週、
やっと「兵庫県警 立入禁止」の黄色テープを撤去してくれて、
ブルーシートについては、私たち夫婦の判断にお任せします、
とのことで、防犯上必用最低限のものを残し、剥がしました。

おかげで、禍々しい「あの殺害事件があった家」の雰囲気が、
一掃され、すっきりしました。

実家に行く前に、早朝から営業しているホームセンターに寄り、
樒(しきみ)や仏花を買って、墓のまわりに生えた雑草を抜き、
丁寧に掃除してくれるダンナ。



私の両親のことを、実の親のように慕ってくれていたのだなぁと、
感謝するしかありません。

朝8時に、有馬警察署に行き、
「おはようございます!」

前日、電話をくれた当直明けの刑事さんが、すっと出てきて、
「どうもすいません、ちょっと待っててくださいね」
と、実家から押収した父のPCを、倉庫から持って来てくれて、
ダンナの車に乗せる間、書類に署名し、捺印。

「これから、(実家に)行って、作業するんですね」
「ええ。毎週のことやし」
「今日は暑くなりそうやし、熱中症に気をつけてくださいね」
「はーい!!! 大丈夫(ニッコリ)」

この人生で、まさか、刑事さんと、友達に近い状態になるとは、
夢にも思わなかった。。。

昨年7月、私の両親が、同居していた引きこもりの孫に、
頭をバッドや角材で殴られ、包丁で胸を刺され、惨殺されました。

当時はニュースで大きく流れましたが、よく似た事件も多いので、
いったん、沈静化してますけど。

それから。10ヶ月以上経っても、
ずっと、精神的にも、肉体的にも、つらい状態。

食欲不振で、5キロ痩せたり。
嘔吐・下痢の日が続いたり。

現場検証の立ち会いの日、オトンが絶命した場所を、自ら
望んで、シートをめくり、血だまりを見せてもらったのは、
今でもアホやと思うけど、結果的に良かったと思います。

あぁ。ココで、大好きだったオトンが、死んだんやぁ。
と、実感できたから。

前向きに、頑張るしかない。。。



実家での作業を早めに切り上げて、家に帰り、
4日連続で通っている整骨院へ、ダンナを連れて行きました。

鍼・マッサージ・首の牽引など、とても気持ち良かったようで。

今日も、早めに帰れたら、一人で行くそうです。

でも。
首の牽引をしている最中のダンナの顔を、ふと見ると。
目を閉じ、短髪の顔、誰かに似てる。。。。。


・・・・・数分、考えたあと、気づきました。



ぎゃっはは~!不細工なビリケンさんや~!

思わず、指さして爆笑した、ひどい嫁。


農作業兼キャンプ

2018-04-29 19:57:15 | 主任さん
昨日乗り換えたばかりの新車で、実家へ。
二日目ともなると、もうダンナは、すっかり運転に慣れたようです。

昨日は耕耘機で、畑の土を耕しました。
今日は草刈り機で、雑草を刈りました。
ダンナ、これまで使ったこともない農機具を、すっかり使いこなしています。
すげぇ。

ダンナから、刈ったあとに歩道に落ちている草を掃除してほしいと言われ、
ちょっと考えたのですが、
納屋からブロワー・電工ドラム・延長コードを出し、外壁のコンセントにつなぎ、
コードを伸ばし、ブロワーを肩にかけ、吹き飛ばしました。



「Mr. & Mrs. Smith」という映画の序盤でブラッド・ピットが
かついでいた武器を思い出し、
「これ、形が似てるし。カッコイイじゃん!!!」
というノリで。

ダンナは、そんな私を遠くから見て、全然驚かなかったそうです。
「それぐらい、普通にやるやろな」と。

お昼は、午前4時に起きて作ったお弁当を、ダンナと一緒に、畑の片隅で食べました。
「昼寝するわー」と、先日ホームセンターで買った簡易なテントを広げ、
もぐりこみ、2時間ほど寝ていました。



キャンプかよっ!!!

でも、こんなアウトドア的な楽しみでもないと、やってられません。

これからは気候がいいので、バーベキューでもしようかと思います。(笑)

昼寝のあとも、がんばって、道や溝の掃除をしました。

いつものことですが、畑にいるとき、通りがかった近隣の方々が、
「頑張ってはるねぇ」
「お父さんお母さんには、お世話になってたんよ」
などと、声をかけてくれます。
畑でとれたばかりの野菜をくださったり、作業を手伝ってくださったり。

本当にありがたく思います。
これも、生前のオトンとオカンの人徳かも知れません。

この前は、ダンナに、いつも声をかけてくれるおじさまが
「自治会に入りませんか」と勧めてきたそうです。
毎週末かよっていることだし、地域への顔つなぎとして、いいんじゃない?
と、ダンナは言います。

でも、他に自宅があるのに、入れるものなんでしょうか?
もし入ったら、オトンみたいに、みんなと一緒に「溝掃除」とかすることに
なるんだろうな。それも、楽しいかも。