まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

「政治の分野における男女共同参画推進法」すべての政党の賛成で可決!大歓迎したい!

2018年05月16日 | 市政

長女が生まれた1980年、覚悟して妻の姓に変えた。簡単のことのようだがとても勇気が必要だった。当時は学生運動は集結状態だったがウーマンリブの運動は我がパートナーにも大きく影響していた。問いは単純で「運動している人たちは男女平等っていうけどみんな姓は男性籍になっているけどおかしくない」。確かにその通りで婚姻をしている世帯で結果として95%が男性籍。自分の選択は「威張る必要もない」のだがよく聞かれる質問で「どうして妻方姓に変えた?」に「いやじゃんけんで負けました」と答えていた。保育園の送り迎えは自分の担当であったが保育園に行って「妻方性」で呼ばれることに違和感があったことは事実だ。「自分はまつやきよしです」。そこから「子育てを考える父親の会」や「夫婦別性の会」を立ち上げた。この選択はその当時女性たちには受けたが男性たちには疎まれた。だから積極的には主張することをやめた。しかし、民法は遅かれ早かれ改正される、そのときは一番に「まつや」姓に変える手続きをしようと考えていたが、あれから40年近くも経過したのに法律は変わらなかった。この国の政治は何なんだ、という怒りが今も強くある。自分の役割は、女性に受けるのではなく「男たちを変えることだ」と言い聞かせている。子育てに参加することは楽しいことだ。殆どの家庭で毎日、食事を作っているのは女性たちだ。3人の子供たちが大学にいくまで自分の仕事が自営的で時間の自由さもあったことから大体は夕食準備を担当することができた。だから、子どもたちに「今日の夕飯、美味しかったよ」と言われた時の喜びは本当に大きいことを実感する。この楽しさを「女性に独占させることはない、おっぱいはないけど、男も同じ喜びを子供たちからもらおうよ、それが仕事のやり方を変えるよ」。でももう67歳。よく言われる支援者からの言葉「まつやさんはいつまで市議会議員をやっているんですか。女性の候補者を出してくださいよ!若者を出してくださいよ!」。そのとおり!実際、女性や若者を擁立してきたけど結果として失敗している。市民自治という政治はどうしたら実現できるんだろうか。自分が議員をやめることから始まるんだろうか。そうなのかもしれない。政治に関わることを天性と考えている自分への問いかけはずっと続いているし、これからも続くだろう。とにもかくにも「政治の分野における男女共同参画推進法」の成立を喜びたい。

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