まつや清の日記 マツキヨ通信

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「放射能に汚染された社会をどのように生き抜いていけるのか」河田昌東さん講演会に大いなる刺激

2011年06月26日 | ニュース・関心事
本日の「まつや清応援する会」総会と「チェルノブイリ原発事故と福島原発震災」テーマ河田昌東さん講演会は、70名、100名の参加者でこの1年間の総括とこれからの2年間を睨んでの新たな方向性について議論をしました。

といっても、前者については議会という場で連携・サポートさせて貰っている様々の市民・住民グループの方々や、民主党の細野・田村衆議院議員、藤本参議院の応援メッセージ、予算・決算など大幅に時間が伸びて議論不足。

後者は、やはり参加者のお茶の汚染など現状への危機感とどう打開すべきか、質問が次から次に出て「放射能に汚染された社会をどのように生き抜いていけるのか」、「これ以上の汚染を作り出させない」課題が錯綜。

懇親会でその続きが展開されました。そこでのテーマは、福島原発震災から復旧・復興の中での大地から除染の可能性、浜岡原発の再開させない、から今東海地震が来たら、崩壊熱停止後に来たら、備えはどうあるべきか。

前者は、ヨウ素についてはほぼ半減、ゼロへ(被害はのこっている)、セシウムの除染としての菜の花プロジェクト、セシウムと結合しやすい野菜を取らない、水を分解するセシウムのフリーラジカルを抑える野菜の摂取等。

一番驚いたのは、放射能汚染が甲状腺がん、白血病との一般論に、それらは健康障害においては1割程度、問題は脳血管症、心臓病、血液疾患、免疫不全、先天性奇形、糖尿病など隠されている事実があるとの指摘でした。

世界の原発推進勢力によってそれが隠されており、山下教授の「大丈夫だ論」は、1割程度の枠内においては妥当性がないわけではないが、むしろセシウムによる健康被害の実態や論文を読んでいない、知らないのでは。

お茶については、基準値設定に問題がないわけではないが、ある以上はその基準は尊重すべき、問題は具体的に子ども達、親、おじいちゃん・おばあちゃん、ライフスタイルによる摂取量と影響について具体的に論じる必要。

子ども達にとって飲用茶10ベクレルが安全とはいえない。チェルノブイリ救援・中部では、南相馬市で500メートルメッシュの放射能汚染測定を展開していて50打以上の測定ボランティを募集しているとのことでした。

いずれにしてもウクライナでの菜の花活用セシウム除染プロジェクトの成果が福島原発震災に役立とうとしていること、ウクライナ政府が線量計提供などこれまでの支援に対する感謝の意が示されていることに感動しました。

そして、議論は限界原発への定期点検後の再開反対の運動は、浜岡原発2年後再開反対運動にに重なることや9:11福島原発震災6ヶ月、原子力立地地域の全国連携キャンペーンの若者サウンドグループ連携名多様な意見交換有。

非常に刺激に満ちた講演会でした。

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