まつや清の日記 マツキヨ通信

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「絵でないと残せない静岡がある」除幕式

2011年01月10日 | ニュース・関心事


本日、「絵でないと残せない静岡がある」ー「100年をかけて 平成の駿府城を作る会」呼びかけの画家・渡辺重明氏の駿府城の絵の除幕式が草深の三加番神社で100名を越すと思われる市民の方々の参加の中で行われました。

呼びかけは「在りし日の駿府城(1608年頃)を三加番神社から発信します。戦乱を治め平和の礎を作った家康公の象徴ともいえる天下の名城駿府城を広く静岡市民に知って頂く為に、この看板の絵は大変有効と考えます。絵は富士山を背景にした五層七階の天守がそびえ立つ絵です。家康公が天下泰平を願って築城した駿府城天守閣は、残念ながら今は目にすることは出来ません。

「絵でないと残せない静岡がある」そんな思いを画家の渡辺重明様にご協力頂きました。後世に伝えるために描いた駿府城です。平成の駿府城から多くの人の出会いが出来れば良い、そんな思いを夢多き子供達に発信し、これから100年をかけて「平成の駿府城をつくる」草の根運動を進めたいと存じます。

本日の除幕式には三加番神社ご惣代様はじめ、市日美術館長、久能山東照宮神輿会会・葵区の木遣り東嘉会・獅子舞の勇扇会様の応援参加を頂きました。これからも皆様のご支援ご協力をお願いし、供に歩みたいと思います。

高山 亮 寺田 薫 藤井嗣也 宮城嶋弘正 安池康之」

過去にも「駿府城再建運動」は「瓦一枚運動」という形の自主的な市民運動として盛り上がりましたが、1987年に当選した天野進吾市長や1994年に当選した小嶋善吉市長と結びついた極めて政治的運動として展開されました。

昨年3月「駿府城天守閣建設可能性建設検討委員会」が「史実に基づく資料のない段階での天守閣復元を行うべきでない」を結論としています。ただ、天守台については、史料もあり技術的・財政的検討を継続すべきを提言。

今回の草の根運動が、この報告書を受けとめ「100年をかけて」としていることや「駿府城の再建でなくつくる」としている点で、単純な再建運動を求めた過去の市民運動の自己区別をしていると理解しました。

名もなき市民の市民による市民のための駿府城の文化遺産としての未来への継承という崇高の目標とは裏腹に政治に関わる方々が大勢参加したことにはやや違和感を感じました。皆さんは、どう受け止められるでしょうか。




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