※自治体議員立憲ネットワークからのアピールです。
「自民300議席の勢い」世論調査報道は、選挙戦残すところ2日に至ってもその流れは変わらず、野党陣営はその衝撃を跳ね返すべき全力を尽くし最後の戦いに突入しました。「今なら負けが少ない」消極的解散ではなく、安倍政権の長期政権睨んだ周到な計算のもとに進められていた解散であったと推測せざるをえないような自民党の圧勝予測です。個別の原発再稼働や集団的自衛権の解釈改憲、特定秘密保護法の施行に反対派が多数でも、70%がアベノミクスに景気回復の実感を持てない、にもかかわらず選択する政党は自民党、という深刻な世論調査。その底流に何があるのか、この事態を反転させる道筋はどうあるべきか、選挙戦を闘いながら、議会開催中という制約の中で、私たちは「夢と現実」を行き来しながら「有権者と共に紡ぐ」希望を見つけ出そうとしています。
安倍首相が掲げた勝敗ラインが、238の議席だったら、266の議席だったら、317の議席だったら、と想像力を働かせ、その政治的リアリティを認識する必要があります。317だったら、公明党抜きで憲法改正可能な国会状況が生まれるという身が震えんばかりの現実の中に立たされることになります。私たちが推薦した候補者たちは、その真っただ中で最後の力を振り絞って戦い抜いています。メンバーの皆さんが関与できる候補者の陣営に参加し、とにかく投票率を上げるための「投票に行こう」を呼びかけていただくことが、この事態を打開する前提条件です。ネット型選挙を活用した候補者応援キャンペーン、応援可能な選挙事務所での様々な活動に協力すること、それは政党ビラの配布や個別の支持者への電話かけや自らの支持者への働きかけや公選はがき運動への協力や、政党街宣車への乗り込みや、選挙運動を主体的に担ってきた私たちだからこそ進めることのできる分野が数多くあります。
今回の「自民300議席の勢い」は来年の統一地方選に大きく影響することは言うまでもありません。通常国会での有事法制議論は「国民の信を得た」として強行されることは間違いありません。解釈改憲どころか2016年参議院選挙もにらんで国民投票により改憲の道も準備されていきます。立憲主義と平和主義を掲げた私たちの戦いは、まさに統一地方選挙という主戦場を前に、今、その突破口のカギを見つけることなしに、未来への希望を奪われてしまうような危機的な状況にあります。民主主義の危機といっていいでしょう。投票日まで2日、超党派という私たちが持っている新しい連合・連携の試みをより一層前に進める戦いとして粘り強くラストスパートに臨みたいと考えます。立憲フォーラムの候補者全員が当選できるよう全力を尽くしましよう。
尚、12月23日(火)16:00より、年末最後の共同代表世話人会議を飯田橋事務所で開催します。衆議院選挙後の政治情勢分析と来年統一地方選挙に向けた新たな方針について、が議題です。