まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

大阪維新の会 大阪市長選挙、府知事選挙で完勝

2011年11月27日 | ニュース・関心事
選管による得票数発表もない中、各マスコミによる出口調査から大阪市長選挙、府知事選挙で橋下氏、松井氏の当選確実報道。有権者のバランス感覚で市長選挙勝利、府知事選挙敗北が大方の予想でした。見事に外れました。

当選したばかりの橋下市長候補は「府職員、市職員の中に選挙結果を軽く見る職員がいるが、今回は明確な大阪都構想を掲げた、この有権者の判断の重みを誠実に受け止めるべし」一方で話し合いを丁寧に行うという低姿勢も。

というのもいまだ56対109の大阪府議会、33対86大阪市議会、13対52の堺市議会の現実があります。しかし、話し合いが成立しなければ議解散辞さずの姿勢も示しています。政界再編成の芽が出てきました。

政策的一致が簡単に進むとは思えませんが、国民新党の亀井氏の橋下氏・石原氏を巻き込む新党構想や小沢氏の民主党分裂政界再編論が語られ始めました。任期満了衆参同日選挙より来年の総選挙も現実味という観点からです。

巨大化した横浜市や大阪市などの分割論については探求する要素があります。大阪都構想は今後2013年に移行計画、14年住民投票、15年移行実施、更に関西州への道のりですが、法律改正も必要になってきます。

そのためには、国会政党との交渉による法律改正手続きの合意が前提となります。しかし、交渉が成り立たなければ近い総選挙において近畿ブロックで候補者擁立すると。「ノーサイド」も強調した橋下氏ですが不気味です。

「維新の会」の市場主義や教育の上からの統制、小さな政府論は、「緑の党」を目指す私たちと相いれない部分があります。しかし、大阪市長選挙平松候補が敗戦の弁で述べた「対抗政策難しさ」はまさに核心です。

いずれにしても、政権交代後の民主党政権への失望感が「維新の会」に流れていることも事実です。ただ、福島原発震災を抱えた福島県議会議員選挙においては、共産党の躍進もあり全国を一律に論じることはできません。

浜岡原発抱える私たちの地域の政策争点化、その全国化、地域の「見える化」がまさに問われていると思います。地方政治の復権、世論への接近と格闘、「維新の会」とは違った形で追及していきたいと考えています。







いわき市民放射能測定室での私自身の内部被ばく検査結果 180,7ベクレル/kg

2011年11月27日 | ニュース・関心事
3日目の活動は、放射能に汚染されていない食材提供がそもそも始まった「虹っ子」の相手先の好間保育園訪問でした。私は初めてでしたが、昨日のよつば保育園同様にバスでは入れない細い路地の向こうに園がありました。

園では小野正子所長が待っていてくれ、台車借りての食材の運び込みを行い、3月11日以降の対応や「自然は子供たちの教科書である」とするルソーの言葉による保育・教育指針についての確信に満ちたお話を伺いました。

このブログを書いている間に「ふきのとう」メーリングリストに「虹っ子」の活動報告が流れてきました。「虹っ子」の活動があったからこそ、こうした出会いが生まれていることの意味を改めて考えさせられました。

次の訪問は、いわき市民放射能測定室。何度も訪問している小名浜支所前のビル3階に設置されています。食材の検査をするスペースと内部被ばくを検査するスペースの二つがあり、柏市や福島市とも違ったスタイルでした。

私自身の内部被ばくをホールボディカウンターで測定してもらいました。まだ機器の調整中とのことでセシウム137のみの検査ですが、180,7ベクレル/kg。カリウム40は4615,8ベクレル/kg、普通だそうです。

こうした放射能測定、11月13日開設以来、申込者は後を絶たず、持ち込み者ときちんと協議して情報の公開を行っているとのことです。ホールボディカウンターは来週からですが予約が満杯、追加は断っているとのこと。

この支援ツアー、調査活動の最後は、初めての参加者もいらっしゃり、津波被災の大きかった海岸線の豊間地区訪問。既にがれきはきれいに片づけられ土台を新築しているところなど順調な復旧・復興が進んでいました。

今回の最後の締めくくりに、福島原発震災情報連絡センター主催による「福島原発震災 生存権を守ろう!福島と全国を結ぶ 自治体議員と市民の交流会」に参加。新しい出会いがまたまた始まりました。感謝!

今回の訪問活動、12月2日からの静岡市議会総括質問や静岡市の原子力防災計画策定計画に役立てていきたいと思います。「自治体議員と市民の交流会」については後日報告していく予定です。