まつや清の日記 マツキヨ通信

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全面敗訴の浜岡訴訟

2007年10月27日 | その他
 裁判長の「原告の請求を棄却する」のわずか30秒にも満たない判決言い渡しに、心が凍るような想いでした。被告の弁護団の顔をずっと見ていました。自分たちが勝訴したにも関わらず、能面のような表情でした。その下にどんな顔があるのか。

 弁護団は直ちに控訴手続きをしました。ただ、最悪で、一部勝訴を含む敗訴が予測できたものの全面敗訴は想像だにしておらず、その不当判決の実情をうかがい知ることが出来ます。裁判を支えたメンバーはしばらく立てないくらいにショック。

 河合弁護団長の「これでがっかりしてはいけない、90%勝つ、勝っても被告は必ず控訴する、負けても我々は控訴する、結局最高裁まで戦い続けることになる、と全国集会で訴えた、3回の闘いで初戦に敗北しただけ、戦い続けよう」の激。

 「ガラス細工のような判決」「臆病な判決」と評されるほどに、判決文自体は、中越沖地震を評価しておらず、中部電力の主張を全面的に支持するという三権分立の司法の役割を放棄するかのような判決でした。

 とにかく、あきらめることなく戦い続けることが大切です。