よそ見見聞録

気ままにのんびりと更新していきます。近場で撮影した写真や動画を不定期にご紹介しております。

富士急行・駅訪問(12/1)④:富士急行線 下吉田駅

2012年12月02日 23時52分45秒 | 駅訪問・駅名表示板
富士山駅の大月寄り二つ手前にある下吉田駅へ途中下車しました。

2009年に工業デザイナーの水戸岡鋭治氏によりリニューアルが施されていました。また、かつて貨物列車の取り扱いがあった駅でもあり、貨車の展示や「富士」の名にちなんでJR東日本より購入したスハネフ14 20が展示されており、土曜休日には車内の開放も行われています。



下吉田駅名板


ホーム上の待合室





駅舎
公式情報によると、建築当時東洋一と言われた名古屋駅を模して建てられたとのことです。




駅舎内は採光部分があるため日中は照明も気休め程度…


~ブルートレインテラス~

スハネフ14 20
寝台特急富士…で使われていたものではなく、金沢と上野を結んでいた北陸号の客車です。とはいえ、国鉄型の同型客車であり大きな改造も受けていないということで、さほど気にするほどではありません。

車内は以下のとおり







音鉄向けのCDも販売しているようです

個人的に石川在住時、就職活動で北陸号を一度使ったことがありまして、そこでの思い出が蘇ります。

次に、貨車スペースにも行ってみました。

手前より、ワフ2、ト104、ワフ1
富士急行での貨物輸送は大月と富士吉田(現富士山)の開業と同時に始まり、電車の牽引で新聞・雑誌や瓶ビール、石油等の生活必需品を中心に運んでいたそうです。戦後の昭和25年に輸送のピークを迎えるものの、昭和40年代以降はトラック輸送が主流となり、高速道路網も発達してきた時期でもありました。そして、昭和53年3月31日をもって富士急行線での貨物輸送は幕を閉じました。


ワフ2形有蓋緩急車
昭和49年に南海電鉄から譲渡されたものです。室内を見ていきましょう。

荷物室にあたるスペースはこのようになっており、証明は天井からの裸電球のみ。




車掌室にあたる部分です。手ブレーキや、圧力メーターが付いている車掌弁など、列車を止めるための設備が備わっています。




ト104形無蓋車


おそらくですが、説明書きにある溶岩を輸送していたとはこのことなのかなと・・・


ワフ1形有蓋緩急車
ワフ2形同様、南海電鉄からの譲渡車両です。「富士山麓電気鉄道」のロゴを冠していますが、実際に当車両がまとった経歴はないそうです。



こちらには当時の日用品輸送の様子が再現されていました。

特急が停車しない駅ではありますが、カフェあり見る物ありと満足のいく駅だなという印象を受けました。

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