きまぐれに

その日その時、興味があることを記録していきます。

てぶくろ No.9

2019-11-15 | てぶくろ



嶋田俊之著 「北欧のニットこものたち」の中から、

北欧の編み込みの手袋を編みました。

以前は図書館で見て、編みたい手袋の編み図だけをコピーし、編みました。

でも、どうしてももう一度きちんと読みたくなり、借りました。

よく文章には人柄が出る、と言われますが、編み物、編み図のデザインにも

人柄は出るんだなぁ、と感心しました。

それほどまでに、細かな所にまで繊細に神経が行き届いたデザインで、

本当に感動してしまいました。

また、最初に載っていた、赤いミトンは、もうずいぶん前に、やはり図書館で見て、

手書きで、手帳に編み図をメモして持ち帰ったものでした。結局、編まなかったのですが、

これも、この本のデザインだったのか~と、改めて、この本の魅力を思いました。




今回、ついに、「ねじり縁」の編み方にチャレンジしました。

そこでびっくり!

最初に2~3色の作り目をする、と言うところまでは、確かにメチャメチャむずかしそう

なのですが、でも、実際にやってみると、手に糸をかける作り目が

出来る人なら、誰でもできるやり方でした。

そして、そこまでできたなら、あとは、裏編みが出来る人なら、

誰でもできる、という編み方だったのです。

写真を見ると、私にはとってもできるはずがない、と思っていたのですが、

思ったよりも、敷居の低い編み方でした。

もし、チャレンジしてみたい、という人がいたら、是非やってみたら

いいと思います。キツネにつままれたように、簡単に出来てしまいます(^-^;。。





あと2点、言いたいことがあります。


1点目。 右手の編み図が載っていて、左手は対称の図が必要になります。

私はコピーし、更に鉛筆で濃くマークし、それをガラス窓に当てて、

裏側にその線やマークを写しました。これが、とっても面倒くさい(>_<)。

そこで、手首の模様だけを写し、親指の位置は、適当にずらして、編み始めたのですが、

それをすると、指の模様との連結がうまくいきません。うまくいかないと楽しくなくなり、

途中で投げ出したくなりました。きちんと図を作った方がいいと、反省しました。



2点目。 この本の図にあるとおりに編もうと、頑張って編んだのですが、

指の編み込み模様の図が、写真の模様と違っています。(つまり、本の図が間違っています。)


模様の一番幅が広い部分は、「赤白赤白赤白赤」と赤が4つ並ぶはずなのです。

でも、本には、「赤白白白白白赤」となっていて、この編み方では、

写真のような模様にはなりません。多分、慣れている人なら、すぐに気づくと思いますが、

私は、編み込み模様初心者なので、気づかず、左手の、中指と薬指だけしか、

真っ当な編み方が出来ませんでした。


…と言う具合に、何かとストレスの多い手袋でしたが、

今回は、竹製の短めの針を使ったので、以前(スチール製の針)よりも、

ずっと編みやすく、やはり、道具は大事だなぁと思いました。