13社巡りの7回目です。
相模の国の式内社は13社。
今迄に参拝し、御朱印を戴いたのは
・寒川神社 (寒川町)相模の国一之宮
・川匂神社 (二宮町)相模の国二之宮
・比々多神社(伊勢原市)相模の国三之宮
・前鳥神社(平塚市)相模の国四之宮
・深見神社(大和市)
・寒田神社(松田町)
・高部屋神社(伊勢原市)
・阿夫利神社(伊勢原市)
・小野神社(厚木市)
・有鹿神社(海老名市)
参拝したものの、御朱印を戴けなかった神社
・石楯尾神社(相模原市)
管理社で御朱印を戴いたものの、未だ参拝していない神社
・大庭神社(藤沢市)
未だ、訪れていない神社
・宇都母知神社(藤沢市)
今回は小田急線の善行駅で降り、大庭神社に参拝後、直ぐ近くに有る大庭城址公園を見学し、「大庭神社が元々有った場所」と言われている熊野神社を参拝し、再び善行駅に戻ると言う予定。
その後、湘南台駅に移動して宇都母知神社へ参拝しよう!
と言うのが 今回の計画。
善行駅→大庭神社→大庭城址公園→熊野神社(大庭神社の論社)→善行駅→湘南台駅→宇都母知神社
【プラン➀善行駅→大庭神社】
善行駅で降りるのは初めて。
電車内から見ていて、デコボコした地形で、結構急な坂が多い様に見えた。
さて、どうなのだろう?
駅から真っ直ぐ延びる道を歩いて行った。
商店街の中にパン屋さんを発見。
『パナケナケ』と言うお店。
大庭神社、大庭城址公園、熊野神社と、どんどん駅から離れて行くし、「宇都母知神社の周りは畑が広がっている」と言う話なので、此処で昼食を購入する事に。
『パナケナケ』
フェイスブック パン工房 パナケナケ
住所:藤沢市善行Ⅰ-5-5
私の実家が有る座間市を思い起こす「短いながらも急な下り坂」を下って谷底に。
「左右に延びる川が有り、これによって削られた谷だなぁ~」
と、歩道から見える川を見ながら考えていた。
T字路を左折して大通りを行くと、右へ曲がる道が有るが、その道もU字型に凹んだ谷になっている地形。
「ここにも川が流れているのかな?」
と、歩道の手すりから身を乗り出して下を除くと、先程見た『大通りに並行して流れる川』以外に、この右へ曲がる道と並行して流れ、大通り沿いの川に流れ込む川が見付かった。
現在はコンクリートで固められ、家の間の数m低い所を流れるドブの様な感じで、親しみを感じる川ではないのだろうが、昔は水の豊かな場所だったのではないかな?
左手のスーパーを過ぎて坂を上ると、物凄く広い敷地を持つ荏原製作所が見えてくる。
荏原製作所の手前で右折し、工場の敷地沿いに行くと大庭神社に辿りつくのだけれど、地図を見ながら歩いていたら、そのまま通り過ぎてしまった。
「まあ、次の曲がり角を曲がればちょうど神社の正面付近に着くから良しとするか!」
と、地図を見て思ったのだけれど、次の曲がり角は荏原製作所の敷地(門)へ行く道で、その先は敷地内の道で、勿論入る事は出来ない。
その次の曲がり角は、だいぶ先で、荏原製作所の敷地を過ぎ、フェンスに沿って敷地沿いにぐるりと歩く羽目に。
兎に角広い敷地で、「此処を突っ切れば辿り付くのに・・・」と、思うものの、どうする事も出来ない。
荏原製作所と他の企業の敷地。
広い工場群に沿って歩くのだが、えらい遠回りになってしまった。
工場群を通り過ぎると、写真の場所に。
右の植え込みに看板が有り、此処に『遺跡と農業用の溜池』が有った事を案内看板で知った。
奈良、平安時代に住居が100軒以上あったそうで、水の便が悪いこの地の農作業の為に、溜池も作られたが、現在は埋め立てられているとの事。
その時代に100軒以上の住居が有ったと言うのは驚き。
現在は駅から離れた不便な場所で、工場ばかりで家は少ない。
当時としては大きな集落だったのだろう。
そう言った事で、大庭神社がこの付近の中心的な存在として知られ、延喜式内社として記載される事になったのかな?
因みに此処で右折すると、大庭神社に行けるのかも知れない。
地図では『道は途切れている』のだけれど、位置としては右折して荏原製作所の裏に有る道に辿り付けば神社に到着する。
境内から森の中の小路が伸びていたので、此処で右折すれば、森を抜けて神社に辿り付く道に行けるのかも知れない。
でも、この時は、地図を見ていて「行き止まりになっている」と判断し、右折しなかった。
右から出てきたトラックは、右に有る市場から出てきたトラック。
一般の人も買い物が出来る市場で、興味が有ったがこの日は入らず。
市場の入口から左手に坂を下る道が有るのだけれど、その先に市場の駐車場が有り、そのまま坂の下の一般道へ下りられるのか、市場の駐車場へ行く為だけの行き止まりの道なのかがはっきりしない。
一般道へ下る道ならば、そのまま川まで下って、右折して川沿いに行けば神社の方へ行く事が出来る。
はっきりしないので、
「大通りをこのまま直進し、次の曲がり角を右折して川沿いへ下ろう」
と思って直進したのだけれど、この大通りは陸橋になっていて、どんどん下の道と離れて行く。
川の遥か上を通り、そのままどんどん川から離れていく・・・。
川を渡り、大分離れた場所で、漸く地上に下り、左右に伸びる道に合流するT字路に到着。
【プラン② 善行→熊野神社】
どうしよう、川の対岸に来てしまったし、川から大分離れてしまった・・・。
戻ろうかどうしようか迷い、もう1度地図を見る。
「ん?此処からだと熊野神社が近いな」
と言う事で、『善行駅→大庭神社→大庭城址公園→熊野神社』と言う『東から西へ』向かう行程を『西から東へ』にして、『善行駅→熊野神社→大庭城址公園→大庭神社』に変更する事にした。
そうであれば、大きく時間をロスした事にはならない・・・筈。
と、自分に言い聞かせる・・・。
舟地蔵へ到着。
熊野神社へ行く為に『ネットの地図』を移したメモ紙を見る。
「此処まで順調だ!道も合っている」
此処で左折して川沿いを行く予定。
安心して舟地蔵にお参りをする事に。
舟形の台座に乗っているので舟地蔵。
穏やかな顔をされています。
この舟型の台座は何だろう?
漁師町でもないし・・・。
横からから見た方が舟形の様子が分かり易いね。
この舟地蔵は、小田原北条氏が大庭城を攻めた際に、湿地に囲まれた城攻めに苦しみ、この地に住むお婆さんに
「堤を切って水を抜けば、湿地は干上がる」
と、教えてもらい、大庭城を攻め落とす事に繋がったとの事。
然し、その後、秘密を守る為にお婆さんを殺害したとの事。
後の人がお婆さんを不憫に思い、この地蔵を作ったのだそうです。
とても穏やかな顔をしたお地蔵さまで、舟形の船首側の窪みには水が溜っていて、花が浮かべられていました。
花を生ける、浮かべるのに丁度良いのか。
昔の伝説の真否は分かりませんが、印象的なお地蔵さまでした。
右折して川沿いを行きます。
川の右手の山が大庭城。
丘城です。
結構急な斜面で、写真の川と後方を左右に流れる引地川の2本の川が天然の水堀の役目を果たしているのでしょう。
鎌倉市の玉縄城が作られて以降は、重要性が低下したそうですが、其れまではこの付近の中心的なお城だった様です。
川が右手に曲がって大通りと離れる所で私も右折。
ネットで調べた地図だと、この先左折してさらに1本目の曲がり角を右、次の曲がり角を左に行くと熊野神社。
メモを見直し、「順調、順調と、ホットした」
ん?此処に熊野神社が有る筈・・・?
???
?????
駐車場が広がって・・・
「神社が無くなった?」
「そんな訳無いか?」
「周辺に神社は???」
少し離れた高台の縁に神社が有り、「地図の場所と違うけれど、ひょっとしたら」と言う事で行ってみました。
でも、「神明社」と言う神社。
勿論違います。
帰宅後調べると、私の利用した地図サイトの住所検索だと矢張り、空き程の駐車場を示していました。
でも、他の複数の地図サイトの住所検索だと熊野神社は、駐車場の位置ではなく、先程通った川沿いの道から左折し、その少し先の場所に有る事になっていました。
・・・直ぐ近く迄行っていたのに・・・。
また、あそこまで長々歩いて行くのはなぁ~。
【プラン③ 善行駅→唯の駐車場→大庭城】
気を取り直して・・・とはいかず、頭の中は「???」と混乱状態。
とは言えどうしようもないので、先ず大庭城址公園を見学しようと思い、大庭城沿いに歩きます。
左が中学校で、右が城の斜面。
で、・・・・・・・このまま坂を下ったら、城を通り過ぎちゃった。
城の入口はこの道には無く、山の反対側か、この写真の少し手前を右折した先の2箇所に有る事を帰宅後知りました。
熊野神社は直ぐ近く迄行きながら辿り付けず、大庭城址公園は目の前に見えるのに入れず・・・。
城址公園を通り過ぎ、畑の間から城址公園の有る山を。
写真左手に熊野神社や先程の駐車場、神明社等が有り、山の右手は中学校と私が歩いてきた城沿いの道。
この山をくるっと廻った事になります。
でも、肝心の熊野神社へは辿り着けず、城沿いを歩くも城には入れず・・・。
何やってるんだろう・・・。
引地川沿いは遊歩道で、ベンチが有りました。
ペン太と大庭城。
【プラン④ 善行駅→迷子で混乱→落胆しながらの昼食】
少し落ち着こうと、先程購入したパンで昼食を。
少し力が出てきて立ち直ったと言うか、開き直ったと言うか、自分に対して呆れたと言うか・・・。
笑い飛ばす位の気力が、チョットだけ出てきました。
この遊歩道の中に自販機が有り、『引地川親水公園』と。
あぁ、ネットの地図で見た公園の名だ。
この川沿いの遊歩道とその左右の芝生は、『公園』と言う扱いだね。
大庭神社が有る筈の山。
この山の上に大庭神社が有り、神社の向こうには、今回私を苦しませた『広大な工場の敷地』が。
さて、こちら側から山を登る道が有れば良いのだけれど、無いのであれば、山を回り込んで上に上がる道を見付けないといけないなぁ~。
取りあえず公園のトイレに行って一息。
落ち着いてからじっくり見ていると、山の麓に鳥居が。
「有った~~!」
大庭神社の引地川側、山の下側の入口。
『郷社 大庭神社』と刻まれた石柱。
う~ん、荒れているなぁ~。
階段を登ります。
先を行く方についてきます。
階段の途中から振り返ってみた。
遠くに大庭城、田畑と引地川が有ってこの神社。
階段の上は「山の上と言うより中腹の比較的平らな場所」と言う感じ。
折れた鳥居の根元部分。
鳥居の残骸が転がっています。
敢えて残しているのか、ほったらかしなのか?
全体的に荒れている、錆びれているので、判断がつきません。
帰宅後調べると、関東大震災で折れた鳥居との事。
と言う事は、この地面の残骸は、其れから100年弱の間、此処に転がっているのか・・・。
割れて地面に転がっている石碑。
こう言った壊れた物とその残骸が有り、「荒れ果てている感じ」がしてならない。
彼方此方に竹箒が立て掛けられ、「何人もの人が掃除をしているのか」と思うのだけれど、箒などの掃除道具も決まった場所にまとめられておらず、あっちの木、こっちの木、あっちの物、こっちの物に立て掛けられている、地面に置かれたまま…と言う状態。
一先ず置いたと言うよりも、置きっ放し、ほったらかし感が強い。
階段から拝殿と石灯籠を。
タイマーセットして参拝中の私を撮影。
拝殿の2本の幟は新しいし、拝殿自体は朽ちた感じは無く、まぁ、その地域で信仰の対象となっている神社と言う感じはするのだけれどなぁ…。
扁額。
ペン太達と。
工場裏手の道路から神社へ下る道。
本来はこの道を来る筈だったんだよなぁ。
左には上部が折れた石碑。
善行駅へ戻り、湘南台駅へ。
湘南台からバスで慶応大学で降りて大通りを。
立派な新しい大通りですが、家は僅かで、車がすっ飛ばして行くだけの道。
左折して突き当りの森が宇都母知神社の森。
「此処まで来ればもう安心。
・・・て、今日何度目だ?
今日は、「もう安心」・・・てのが信用できない日だなぁ~。
普段は宮司さんは居らず、祭事の時のみと言う話。
1日なので、月次祭を行う神社も多い。
そうであれば、宮司さんが居られ、会う事が出来るかも?
と、僅かな期待を込めていたら、1台どころか沢山の車両が。
何だ?何だ?
何かやっているのかな?
でも、一般の乗用車よりも、軽トラックがやたら多い。
工事とか、草刈りなどの作業で、業者さんがいるのかな?
神社の前はこんな感じ。
民家は全く無い。
畑の方から神社を見るとこんな感じ。
カーブしていて丸型になっているこの感じが好き。
鳥居の前で。
写真左手の境内の端に沢山の車が止まっていましたが、いたって静か。
お祭りでないのは確かですね。
草刈りや工事だとしたら、お昼休みなのかな?
ペン太達と。
石灯籠に勢揃い。
正面が拝殿。
右手の鉄パイプを組んだ物は?
工事の足場の設置途中なのか、此処に紅白の幕をはったりするのか?
社殿の工事ではなさそう。
左手の参集殿の前で2人の男性が肉を焼いていました。
建物内は火気厳禁なのかな?
建物の中では大人、子供、大勢の人達が食事をされていました。
拝殿の右側の建物には太鼓が。
お囃子だよなぁ。
お祭りが有るのかな?
と思ったのですが、どうやら練習日だった様子。
この時間は練習の合間の食事の時間だった様です。
拝殿横の境内社。
右が稲荷社で左が菅原神社。
拝殿と本殿。
本殿裏の神社の森。
その向こうは運送会社の駐車場で、トラックが並んでいました。
本殿の裏側。
拝殿の縁に勢揃い!
拝殿前の敷地は結構広く、盆踊りなどのお祭りに適していますね。
参集殿のガラスに『平成29年祭事』の紙が。
HPも有りませんし、神社庁のページに記載されているお祭り以外には分からない状態なのですが、実際はそれ以外の祭事が存在しています。
御朱印を戴きたいとか、宮司さんにお会いしたい方にはとっておきの情報かと。
・歳旦祭 1月1日
・初午祭 2月5日
・祈年祭 2月19日
・菅原祭 3月25日
・・・あれっ? 先週祭事が有ったのか。
逃したなぁ~
・御神木祭 5月28日(日) 11:30~
・大祓 6月25日(日) 11:30~
・宵宮 9月16日(土) 17:00~
・例大祭 9月17日(日)8:30~
・七五三 11月12日(日)11:00~
・新嘗祭(収穫祭)11月26日(日)12:00~
・大祓 12月31日(日)15:00~
次は5月28日か。
馬頭観音かな?
文政10年と彫られています。
写真右手の角に御神木が。
写真右手の道を通って帰ったのですが、センサーで音声が流れる機械がこの先に有りました。
雨具をリュックにしまおうと立ち止まったのですが、「この場所にごみを捨てると、法律で…」頭上から音声が流れました。
不法投棄者に間違われたようです。
帰宅後調べていたら、この付近は不法投棄が多い地域で、ゴミ拾いのイベントも行われていました。
確かに家が無く、普段でも人が居ないし、夜間は尚更人通りは無いよなぁ~。
大通りを歩いていたら、電灯の上に2羽の鳥が。
何の鳥だろう?
と思ってカメラのズームを。
ん?
飾りか。
何の鳥をモチーフにしたのかな?
藤沢市の鳥かな?
この日のお土産は土筆2本。
帰宅後活けました。
宇都母知神社には、また足を運びましょう!
でも、熊野神社と大庭城址公園はどうしようかな?
う~ん、行かないとスッキリしないしなぁ~。
チョット検討中。
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