わたなべまさと部屋
"わたなべまさと"は2006年、船出したスーパーアグリと佐藤琢磨に熱いエールを送り続けることをお約束します!
 



今さらですが、ヨーロッパGPの決勝について少々。

何といっても、琢磨くんのロケットスタート。最高でしたねぇ。
私は地上波放送の観戦組ですが、地上波のアナウンサーが思わず
「佐藤琢磨も、これは非常にいいスタートになりました。ジャンプスタート!」
と形容してました。
って、「ジャンプスタート」って何か違うのでは・・・・

さて7台抜いて12位にポジションアップした琢磨くんですが、2周目にリウッツィ
がコース上でマシンを止めペースカーが入った時点では既に15位にポジション
ダウン。その後もズルズル交代していつものミッドランドの後ろに落ち着いて
しまいます。
この時、既に琢磨くんのマシンには油圧系のトラブルが出始めていたとのことで、
これによるペースダウンが原因で一気に抜かれてしまったようです。

SAF1公式リリースでの琢磨くんのコメント:
油圧系の問題が発生してリタイアになる直前までは、ぼくにとっては素晴らしいレースだった。チームも非常に頑張ってくれていたので、とても残念だ。シーズン序盤は信頼性も高かったので、このレースは本当にフィニッシュしたかった。スタートはとてもエキサイティングだった。ラインからは外れたが大丈夫だったので、第1コーナーで何台かをオーバーテイクすることができ、とても気持ちよかった。残念ながら、土曜日の午前中に発生したのと同じような問題が生じて、最初の5周でストレートのスピードが落ちていってしまったので、稼いだポジションを失う結果になった。その後はクルマのハンドリングもまあまあ良かったので、フィニッシュラインを越えることができなかったのは残念だったが、次のグランプリは数日後なので、バルセロナで再びレースに出場するのを楽しみにしている




次にモンタニーですが、こちらも油圧系のトラブルを抱え32周目にマシンをコース
脇に止めることになりました。
この時、エンジンから火が出たのですが、消化に手間取るマーシャルを見かねて
消火器を奪い自ら消化しようとするモンタニーの姿を見て、「いい奴だな」と
思いました。
それでも、あれだけ車内で火が出てしまってシャシーは大丈夫なものなのでしょ
うか?エンジン交換は当然としても、その他のパーツへの影響が気になります。
(SA06登場までは労わって乗ってもらわないと...)

前戦サンマリノに続いて2台共にリタイヤに終わったSAF1。
兼ねてからのマシンの問題に加えて井出くんの問題によるゴタゴタ。
はやくこの悪い流れや雰囲気を良い方に切り替えてほしいと切に願います。



ここで、レース後のアグリさん、琢磨くんのインタビュー記事がauto-webさんに
掲載されましたので紹介します。

レースを終えた亜久里代表に聞く
素晴らしいスタートを決めたが……琢磨にインタビュー

琢磨くんのインタビュー記事で初めて知ったのですが、またも無線が非常に調子
悪かったとのこと。この問題はとうに解決済みだと思っていたのですが、何故こ
の問題、未だに引きずってしまっているのでしょうか??
こと無線に関してはSA05がSA06になっても大して変わるわけじゃないと思います
ので、逆に言えば早く問題を潰してほしいです。

あと、アグリさんのインタビュー記事。
これからホットな話題になるであろう、次戦スペインGPのセカンドドライバーに
ついて言及されています。
月曜日(今日)~火曜日までに決めるとのことで、モンタニー確定ということで
はないとのこと。でも日本人という選択肢はなく、それでいてまだモンタニーに
決められないということは他に外人ドライバーの選択肢があるということですよ
ね。
外人限定で無理やり候補を考えると、第3戦(第4戦も?)SAF1のリザーブドライバ
ーを務めた(待機した)ホンダのジェイムズ・ロシターか、はたまた兼ねてから
噂が消えそうで消えないアンソニー・デビッドソンあたりですかね。

日本人については、ネット上では左近や本山の名前が噂に上っているようですが
アグリさん本人が「(候補者の中には)日本人は、いないね。」と語っている
ことから、少なくともスペインGPでの選択肢にはなり得ないんでしょうね。



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トーチュウの本日朝刊一面(の隅の方)に、「井出ライセンス取消」という見出
しが出ています。

同様の記事を掲載しているNifty F-Motorさんのところに詳しい記事が出ています。

何でも、FIAが井出くんのスーパーライセンスをいったん取り消す方針であると
のこと。正式には今週にもJAFを通じて通達されることになります。

今回の一件で、日本モータースポーツ界に対する世界の目が厳しいものになった
のは間違いありませんね。
アグリさんの目標の一つは、日本のドライバー達を世界の最高峰モータースポー
ツであるF1に送り出すための道筋を立てることだったはず。
井出くんはその先駆者だったはずですが、このような形で裏目に出る結果となり、
アグリさんはさぞかし辛いだろうと思います。

そして何より、井出くん本人。
スーパーライセンスはなくともF1のテストはすることができます。
つまり、スーパーアグリF1のテストドライバーとしての任務には引き続き就くこ
とは可能です。
SA05でのテスト参加はもうないはずなので、SA06のテストが開始される際、その
テストの一部分を井出くんが担うことは間違いないでしょう。
ただ...スーパーライセンスという後ろ盾があるのと無いのでは、気持ちの建て直
し方も違ってくるはず。
だって、改めてスーパーライセンスの発給が認められない限り、F1のレースの場
には復帰できないわけですから。
アグリさんの判断のみでレースに復帰させることができなくなるわけで、これは
物理的にも精神的にも大きな痛手です。

それにしても、5/4の時点でFIAがSAF1にセカンドドライバー交代の勧告をしてか
ら数日でこの発表。FIAのやり方、なんか嫌ぁな感じですね。

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