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わたなべまさと部屋
"わたなべまさと"は2006年、船出したスーパーアグリと佐藤琢磨に熱いエールを送り続けることをお約束します!
 



イタリアGPは、ミハエル引退発表という大きなイベントでありましたが、私は諸々の都合によりブログ記事を休眠させていただきました。また機会があったら改めて振り返ってみたいと思います。

すみません。

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地上波放送での放映前のネタばれ系コンテンツです。
その点ご了承の上でご覧ください。

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まずいつも通りスーパーアグリの結果から。

左近くんは、既報の通り、旧式サスペンションを搭載したSA06Aで予選に臨みました。
一方の琢磨くんは、フリー走行3回目から搭載している新サスペンションのSA06B。

フリー走行3回目の時と同じく、琢磨くんのラップタイムは思ったよりも上がってきま
せんでした。マシンセットアップの詰めがまだまだ甘いということなのでしょう。
結局、左近くんよりも遅い最下位で予選を終えました。

SAF1の2台は、2台とも予選Q1で姿を消すことになりました。
残念です。

スーパーアグリの二人:
 左近くん  1:30.607 (21位/22人中 、Q1トップから約3.3秒遅れ)
 琢磨くん  1:30.850 (22位/22人中 、Q1トップから約3.5秒遅れ)





●Q1

 SAF1を中心に、勝手気ままに流れを書いてみます。

14:00 Q1スタート。
14:01 左近、コースイン。
14:03 琢磨、コースイン。
14:05 左近、フルアタック1周のみでピットイン。タイムは1:31.071。
14:07 琢磨、フルアタック1周のみでピットイン。タイムは1:30.850。
14:11 左近、コースイン。次いで琢磨、コースイン。
14:14 左近、タイム更新。1:30.607。
   琢磨、タイム更新ならず。8コーナーでコースオフ。
14:15 琢磨、ピットイン。
14:15 Q1終了。
14:16 左近、ピットイン。

   順位が確定した6台は次の通り。

   17位:クルサード (レッドブル)
   18位:スピード  (トロロッソ)
   19位:リウッツィ (トロロッソ)
   20位:モンテイロ (ミッドランド)
   21位:山本左近  (スーパーアグリ)
   22位:佐藤琢磨  (スーパーアグリ)


●Q2

 LTチェックしていなかったため結果のみ。(すみません)

   11位:クリエン  (レッドブル)
   12位:デラソサ  (マクラーレン)
   13位:トゥルーリ (トヨタ)
   14位:バリチェロ (ホンダ)
   15位:ロズベルグ (ウィリアムズ)
   16位:アルバース (ミッドランド)


●Q3

 LTチェックしていなかったため結果のみ。(すみません)
 ただ、フェラーリはやっぱり強いですね。
 ルノーは、マスダンパーの一件でどうなるかと思いましたが何とか踏みとど
 まったような印象です。
 優勝を経験して一皮向けた(?)バトンの決勝レースの進め方も楽しみですね。

   01位:マッサ   (フェラーリ)
   02位:M.シュー  (フェラーリ)
   03位:アロンソ  (ルノー)
   04位:フィジケラ (ルノー)
   05位:R.シュー  (トヨタ)
   06位:ハイドヘルド(BMW)
   07位:バトン   (ホンダ)
   08位:ライコネン (マクラーレン)
   09位:クビカ   (BMW)
   10位:ウェバー  (ウィリアムズ)







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さぁ、三週間の夏休み(テスト禁止期間)を経て再開されました、F1グランプリ。
SAF1はここから、とうとうSA06Bを投入です。

といいつつ、新たなフロントサスペンションは1台分しかまだ用意できておらず、
初日フリー走行はモンタニー車に。
その結果次第で今日の琢磨車にフロントサスを移植するという話になっていました
がどうなったでしょうか?

SAF1の2台は順調に周回を重ね、午後の予選と決勝に向けセッティングを煮詰められ
たものと思われます。
ただ、最終的には左近くんが琢磨くんを上回るタイムを出し、琢磨車がSA06Bなの
かどうか少々不安になってしまいました。

さて、トップタイムはM.シューでした。

トップタイム:
 M.シュー  1:27.203

スーパーアグリの二人:
 左近くん  1:29.881 (20位/22人中 、 トップから約2.68秒遅れ)
 琢磨くん  1:30.151 (22位/22人中 、 トップから約2.95秒遅れ)




完全にスーパーアグリの2人のみにフォーカスを当てて、ライブタイミング
を見ながら流れをまとめてみました。

11:02 琢磨、コースイン。
   インスタレーションラップのみでピットイン。
11:12 琢磨、コースイン。
11:19 琢磨、ピットイン。5周走って、ベストは1:32.467。
11:20 琢磨、再びコースイン。
11:21 左近、コースイン。
11:26 琢磨、ピットイン。4周走って、ベストは1:31.508。
11:27 琢磨、ピットイン。4周走って、ベストは1:32.172。
11:28 左近、再びコースイン。
11:33 左近、ピットイン。4周走って、ベストは1:32.023。
11:35 琢磨、コースイン。
11:41 琢磨、ピットイン。4周走って、ベストは1:30.582。
11:43 左近、コースイン。
11:47 琢磨、コースイン。
11:50 左近、ピットイン。5周走って、ベストは1:30.878。
11:51 琢磨、ピットイン。3周走って、ベストは1:30.151。
11:55 左近、コースイン。次いで、琢磨もコースイン。
   琢磨、1分30秒の壁を破れるか?
11:58 来たーーーのは左近!
   S1とS2で琢磨のベストを上回る1:29.881。
12:00 セッション終了。
12:00 左近、ピットイン。4周走って、ベストは1:29.881。
12:01 琢磨 ピットイン。4周走って、ベストは1:30.151。




このあと日本時間20時からの予選、注目です!
果たしてSAF1は第2ピリオドに進めるのか?!






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地上波放送での放映前のネタばれ系コンテンツです。
その点ご了承の上でご覧ください。

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まずペナルティ絡みをまとめます。

アロンソ:ドーンボスとの間のトラブルにより予選タイムに2秒加算されることに。
M・シュー:3回目フリー走行でバトン車トラブルによる赤旗時に追い抜きをし、
     アロンソと同じく予選タイムに2秒加算されることに。
バトン:3回目フリー走行でエンジントラブル、交換へ。(10グリッド降格)
アルバース:同じくエンジン交換で10グリッド降格。


まずいつも通りスーパーアグリの結果から。

真っ先に飛び出して行ったのは左近くん。
暫定位をゲットし、タイムは横においておいて「オォ~!」と思ってしまいました。(バカですね、私。)

琢磨くんの方は、いつもながらQ1終了直前の一発アタックで良いタイムを出してくれ
ました。

それでも、甘くないですね、やっぱり。アルバースは抑えたものの、モンテイロには
はるか前に行かれる形でQ1でノックアウトとなりました。

スーパーアグリの二人:
 琢磨くん  1:22.967 (20位/22人中 、Q1トップから約3.5秒遅れ)
 左近くん  1:24.016 (22位/22人中 、Q1トップから約4.6秒遅れ)

 ※ここで比較対象としたQ1トップは、2秒加算される前の暫定トップであるM.シュー。




●Q1

 SAF1を中心に、勝手気ままに流れを書いてみます。

14:00 Q1スタート。
   左近くん、コースイン。
   いきなり1:24.016で暫定1位だ!
14:04 琢磨くん、コースイン。
14:05 左近くん、ピットイン。
   左近くんは、バリチェロに次いで暫定2位!
14:07 琢磨くん、1:24.500を出して、ピットイン。
14:11 琢磨くん、コースイン。
14:13 左近くん、コースイン。1:22.967をマーク!
14:15 琢磨くん、ピットイン。
   琢磨くんの後ろにいたモンテイロ、最後の最後でジャンプアップ!
14:15 Q1終了。

   ペナルティ適用前の順位が確定した6台は次の通り。

   17位:リウッツィ (トロロッソ)
   18位:ロズベルグ (ウィリアムズ)
   19位:スピード  (トロロッソ)
   20位:佐藤琢磨  (スーパーアグリ)
   21位:アルバース (ミッドランド)
   22位:山本左近  (スーパーアグリ)


●Q2

 2秒タイム加算となるアロンソとM・シュー。何となく蚊帳の外といった感じのQ2で
 した。それなりにタイムは出して上位には来たのですが、「あっそう・・・」って
 感じでした、見てて。
 代わって上位争いに食い込んできたのがホンダの2台とマクラーレンの2台、そして
 マッサとフィジケラ。
 ホンダは2台とも1分20秒を切るタイムを出してきて、Q3も楽しませてくれそうな予感
 がしてきます。(ただ、バトンに限っては10グリッド降格ですが。)

   11位:ハイドヘルド(BMW)
   12位:M.シュー  (フェラーリ)
   13位:クルサード (レッドブル)
   14位:クリエン  (レッドブル)
   15位:アロンソ  (ルノー)
   16位:モンテイロ (ミッドランド)


●Q3

 何と、ライコネンが最後に良いタイムを出してPP獲得。
 それまでバリチェロが2位にいたのですが、結局3位になりました。

   01位:ライコネン (マクラーレン)
   02位:マッサ   (フェラーリ)
   03位:バリチェロ (ホンダ)
   04位:バトン   (ホンダ)
   05位:デラソサ  (マクラーレン)
   06位:ウェバー  (ウィリアムズ)
   07位:R.シュー  (トヨタ)
   08位:フィジケラ (ルノー)
   09位:クビカ   (BMW)
   10位:トゥルーリ (トヨタ)







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ハンガリーGP・プレビューのSAF1プレスリリースが出ましたので転載します。

連戦でかなり移動が辛そうな様子が伺えますが、それでもハンガリーGP向けの新しいエアロパッケージ、楽しみですね~!

2006年ハンガリーGPプレビュー

SUPER AGURI F1 TEAMはブタペストに到着し、2週連続のレースの2戦目となるハンガリーGPの準備に着手している。チームはニューマシンであるSA06のデビュー戦でのパフォーマンスにも勇気づけられており、今週末のハンガリーGPには新しいエアロパッケージを持ち込む予定だ。

ブダペストは文化、歴史ある建造物、そしてエキサイティングなナイトライフの融合を誇る活気ある街で、ハンガロリンク・サーキットはその中心街から19km離れたモギョロードという村の郊外にある。低中速のコーナーが多く、曲がりくねったコースレイアウトが特徴となるハンガロリンクは、モナコのストリートサーキットに次ぐ、F1カレンダーで2番目にスピードが遅いサーキットだ。

佐藤琢磨
「2週連続のレースで直接ハンガリー入りしたので、今週はチームにとっても負担が大きい。個人的にはまたすぐにレースができるからいいけれど、ニューマシンの投入でパフォーマンス向上のために多くの作業を行わなければならないので、特に大変だと思う。ハンガリーのサーキットはホッケンハイムリンクとは大きく異なり、低速と中速のコーナーが多いハイダウンフォース・サーキットだ。今回のレースではハンガリー専用のエアロパッケージを用意しているので、また一歩前進するSA06がどのようなパフォーマンスを見せるのかが楽しみだ。ドイツGPで遭遇した問題も解決できると思うので、今週末のハンガリーGPでどれだけ前進できるのかをとても楽しみにしている」

山本左近
「これまでハンガリーには行ったことがないので、今回が初めての訪問になる。しかし、カナダもアメリカも初めてだったので、同じようなやり方でハンガリーのレースの準備を行っている。ドイツではSA06のポテンシャルを見せることができなかったので、このハンガリーGPを本当に楽しみにしている。先週末、ニューマシンが確かなスピードを見せているので、ハンガリーではベストを尽くし、この勢いを保っていきたいと思っている」

鈴木亜久里 チーム代表
「ドイツGPはSA06の2度目のシェイクダウンテストと同じだった。結果的にレースでは琢磨のマシンでロングランのテストを行うことができたが、ハンガロリンクは全く異なるタイプのサーキットだ。ニューマシンの弱点も分かったので、週末のレースまでにこの問題を解決する努力をしたい。ハンガリーGPでは予選のポジションもさらに上げたいと思うし、もちろんレースでもっといい結果を出したいと思う」


Hungaroring, Budapest

2006/8/4-6





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ドイツGP、決勝を終えたばかりの琢磨くんと左近くんにインタビューした記事が、auto-webさん(F1キンダーガーテンさん)のサイトに掲載されています。

「もう少しペースが上がると思っていたので残念」ーー琢磨

「これもF1人生のひとつのレースと思います」ーー左近


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SAF1は2台共リタイヤという結果でした。

左近くんは元々ピットスタートでしたが、グリッドの21台がスタートしてもなお、左近くんのSA06Aはピットから出られず。放送ではエンジンがかからなかったようなこと言ってましたね。しばらくして、ようやくエンジンがかかりピットを後にした左近くんでしたが、1周目のコントロールラインを通過することすらできず、1周目途中からスローダウンして何とかピットへ。ジエンドとなってしまいました。ドライブシャフトが折れたのが原因だからとか。結局、3回目フリー走行でのマシン大破からの復旧が完全ではなかったということでしょうか。

琢磨くんはMF1の2台と競い合う展開でしたが、序盤でアルバースに抜かれ、モンテイロの前をかろうじて抑えながらの走り、というような展開でした。アルバースに追いつくことはなかなかできずといった辺り、まだまだSA06Aの熟成度合いが満点ではないと言わざるを得ませんね。
(琢磨くん自身、公式プレスの中で「今日のレースはもう少しいいペースで走れると思っていたので少し残念だった」と語っているわけで...)

琢磨くんは結局、シェイクダウンの時から悩まされ続けている”オイル漏れ”系のトラブルで、中盤でリタイヤということになってしまいました。

そしてレース終了後、目下のライバルMF1(13位/14位でフィニッシュ)のリザルト剥奪という衝撃のニュースが出ました。
つい先日までトップチームの方で色々話題になったリアのフレキシブルウィングをMF1は装着していたとのことで、これが原因でリザルト剥奪。

MF1も、唯一自らが優位な立場にあったSAF1の新車投入で相当に心中穏やかではないのでしょう。それが、リスクを犯してまでフレキシブルウィングを装着するに至った要因であることは疑いようもありません。

SAF1プレスリリースより:
2006年ドイツGP 日曜日 決勝

佐藤琢磨 カーナンバー22 (SA06-03)

リタイア 走行周回数:38 最速ラップタイム 1:19.413

山本左近 カーナンバー23 (SA06-04)
リタイア 走行周回数:1 最速ラップタイム 非計測

T-Car SA05-01

天気=晴天 気温=33-35℃ コース路面温度=46-51℃

SUPER AGURI F1 TEAMにとっては残念な結果だったが、SA06のデビュー戦となるドイツGPの週末をこのような形で終えることは全く予測できなかったことではない。このチームでの初レースを迎えた山本左近はピットレーンからのスタートとなったが、電気系トラブルで、ガレージを出ることができないという問題が早々に発生した。その後コースインしたが、ドライブシャフトにトラブルが生じ、1周でリタイアという結果になった。昨日の予選セッションでは期待できる走りを見せた佐藤琢磨だが、彼の週末も同じように残念な結末を迎えることになってしまった。琢磨は素晴らしいスタートで、17位から15位へとすぐにポジションを上げていたが、ギヤボックスのオイル漏れが原因で38周でレースをリタイアすることになった。

佐藤琢磨
「ドイツでのSA06のデビューは前向きなもので、昨日の予選でもマシンのパフォーマンスはとてもよかった。今日のレースはもう少しいいペースで走れると思っていたので少し残念だったが、SA05からは大きなステップアップなので、じきによくなるだろう。ミッドランドの2台とレースできたのはエキサイティングだったし、第2スティントでもまだそのうちの1台はぼくの後ろにいた。最終的にはギヤボックス関係のオイルのトラブルでレースをリタイアしなければならなかったが、SA06はニューマシンなので、何かしらの問題に遭遇したとしても大して驚かない。もちろん、今日のレースは残念だったが、全体的にはぼくたちにとってはいい週末だった。簡単なものではなかったが、それでもいい週末だったと思う」

山本左近
「今日は1周しかできず、レースをできなかったことをとても残念に思っている。しかし、ポジティブに考えれば、今日はSA06のデータをこれまでより多く集めることができたので、ハンガリーまでの研究材料として役立てることができる。SA06はSA05よりも運転しやすいので、このマシンに慣れて、マシンのことを学んで、来週のハンガリーGPに備えたいと思う」

鈴木亜久里 チーム代表
「F1での初レースで左近が戦えなかったのは、本当に残念だった。今週末は彼もSA06で確かな進歩を見せていたので、ハンガリーではいいレースをすることができるだろう。そして、琢磨は今日もよくやった。コンペティティブな走りで、ミッドランドの2台とファイトできるところを見せてくれたが、残念ながらオイル漏れが発生してしまった。今日はこのような結果に終わったが、このレースの前にはテストを行うこともできなかったので、SA06の初レースには満足している。ぼくたちは勇気づけられるスタートを切ることができたと思う」

Hockenheimring, Hockenheim

2006/7/30



さて、次戦は連戦となるハンガリーGP。連戦でありながらも、SA06Aは何らかの空力アップデートを施してくるとの報道もあります。オイル漏れや左近くんの4号車をしっかりと直し、ハンガリーGPに望んで欲しいと切に祈っています。

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ドイツGP土曜日、フリー走行/予選に関するSAF1プレスリリースが出ましたので転載します。

嬉しかったのは、左近くんが決勝レースをSA06Aで出られそうな見通しであること。
(その場合ピットスタートということになりますが。)

2006年ドイツGP 土曜日 フリー走行/予選

佐藤琢磨     カーナンバー22(SA06-03)
フリー走行3回目 20位 走行周回数:21 最速ラップタイム: 1:18.668
予選 17位 最速ラップタイム: 1:17.185


山本左近 カーナンバー23 (SA06-04/SA05-01)
フリー走行3回目 19位 走行周回数:19 最速ラップタイム: 1:18.643
予選 21位(暫定) 最速ラップタイム: 1:20.444


T-Car SA05-01

天気=晴天 気温=26-32℃ コース路面温度=36-50℃

SUPER AGURI F1 TEAMにとっては、これまでで最高の一日となった。佐藤琢磨がニューマシンのSA06で、最も近いライバルであるミッドランドの1台に0.651秒の差をつけた予選タイムを記録し、明日のドイツGPの決勝レースを17番手からスタートすることになった。日本人としては最年少のF1デビューを果たすことになった山本左近は、午前中の最後のフリー走行でニューマシンを巧みに操る姿が印象的だった。残念ながら、SA06の限界を試している最中に、左近はフライイングラップの最終コーナーでコースアウトを喫し、コンクリートウォールにクラッシュ。Tカーで午後の予選に出場することになった。なお、決勝レースにはSA06で出場する予定だ。

佐藤琢磨
「これは素晴らしいチームの努力の成果であり、とにかく最高の気分だ。タイトなスケジュールの中、ニューマシンをここへ持ってくるのがどれほど大変なことだったかもわかっているし、メンバーが頑張って徹夜で作業に取り組んでくれたことも知っている。ニューマシンにはつきもののマイナートラブルがいくつかあったが、SA06はとてもいいパフォーマンスを見せている。最初の予選ですぐにミッドランドの2台に割って入るタイムを記録したが、これはチーム全員の努力の成果だ。しかし、これはSA06にとっては第一歩に過ぎないし、このマシンはとてもいいポテンシャルを秘めていると思う」

山本左近
「予選へ向けての午前中のフリー走行ではマシンのセットアップがとてもよかったので、ファーストランで本当にいいラップタイムを記録することができた。その後、新しいタイヤと新しいセットアップを試すことになったが、マシンの限界を知りたかったので、クルマの性能を100%使って走ったために、残念ながらコースアウトしてしまった。明日のレースへ向けて、チームがまたぼくのSA06の作業を行わなければならなくなってしまったことは申し訳なく思っているが、明日のF1初レースをとても楽しみにしている」

鈴木亜久里 チーム代表
「今日の予選では琢磨がとてもよくやってくれた。しかし、まだSA06も完璧ではないので、今後のレースに備えて常に努力を続けることを忘れてはならない。午前中のセッションでは左近もとてもいいタイムを出していたが、最後でプッシュし過ぎたようだ。明日は、彼にも、琢磨にもいいレースを戦ってほしいし、ここドイツで2台のSA06が揃ってフィニッシュラインを越えるのを見たいと思う」


Hockenheimring, Hockenheim,

29/July/2006





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先ほど終了した予選でスペアカーであるSA05に乗り換えて戦った左近くんですが、明日の決勝に向けてF1 Newsさんのところで次の通りニュースが掲載されました。

フリー走行3終盤,SUPER AGURI F1 TEAMの山本左近は最終コーナーでコントロールを乱してマシンをクラッシュさせたが,この修理が予選開始までに間に合わないためチームは「旧型マシン(SA05)」を持ち出すことを決めた。チームはSA06の修理を急いでいるが,首脳陣は『SA06を直して決勝で使用できるのか?』を理解しておらず,FIAに確認をとっている。


ここから読み取れることは、決勝に向けてはSA06を修復して準備できる可能性が少なからずあること、そして準備できたとしてもレギュレーション面での確認が必要なこと、ですね。

確かにこのようなケースは稀でしょうが、レギュレーションに記載ないのですかね?(あったとしても、後になってゴチャゴチャ言われても困るので確認する作業は重要なことではあるでしょうが。)

いずれにせよ、左近くんのSA06Aが明日の決勝グリッドに戻ってくることを祈念しています。(新車をどんどん走らせて熟成させないといけないので。)


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地上波放送での放映前のネタばれ系コンテンツです。
その点ご了承の上でご覧ください。

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まずいつも通りスーパーアグリの結果から。

左近くんは、やはり3回目フリー走行でのクラッシュによるマシン復旧が間に合わず、スペアカーであるSA05で予選を走りました。
左近くんはSA05で2回のアタックラップをこなし1:20.444。
(決勝に、SA06Aの修復は間に合うのでしょうか???)


次に琢磨くんですが、開始から5分でコースインするも、その直後にS.スピードのクラッシュによる赤旗中断によりすぐさまピットインを余儀なくされました。
青旗後、2周のアタックをこなし、昨日今日のベストタイムとなる1:17.185をマーク。
さすが、限られた時間の中でしっかりと決めてくれました。
Q2に進めなかったこと、アルバースを上回れなかったのは残念でしたが、モンテイロを上回る予選順位を確保してくれたことに拍手!(ちなみにアルバースはエンジン交換して10グリッド降格)

ところで、図らずも、SA05対SA06Aの直接対決が実現してしまったわけです。
勿論、左近くんは走りこんでいないSA05でのチャレンジという部分でハンデがありますので単純比較はできませんが、それでも両者のタイム差は約3.2秒という結果に終わりました。

スーパーアグリの二人:
 琢磨くん  1:17.185 (19位/21人中 、Q1トップから約2.7秒遅れ)
 左近くん  1:20.444 (21位/21人中 、Q1トップから約6.0秒遅れ)





●Q1

 SAF1を中心に、勝手気ままに流れを書いてみます。

14:00 Q1スタート。
   左近くん、スペアカー、SA05でコースイン。
   同周、ピットイン。スペアカーのインスタレーションラップのみという形の
   ようです。
14:03 琢磨くん、コースイン。SA06Aの真価が問われる瞬間はもうまもなく!
14:05 ここで赤旗中断!(タイミング最悪!)
   スピードが1コーナーでクラッシュしてしまいました。
   時計は残り10:04で止まっています。
   セッション再開後は、ほぼ全車一斉にコースに出てきて大混雑、ということに
   なりそうな気配です。
14:11 青旗になり、セッションが再開されました。
14:11 左近くん、コースイン。
   左近くん、SA05で1:21.218をマーク。
14:16 琢磨くん、コースイン。左近くんは、ピットイン。
14:19 琢磨くん、1:17.393。
14:20 琢磨くん、1:17.185。
14:21 Q1終了。

   順位が確定した6台は次の通り。

   17位:リウッツィ (トロロッソ)
   18位:アルバース (ミッドランド)
   19位:佐藤琢磨  (スーパーアグリ)
   19位:バトン   (ホンダ)
   20位:モンテイロ (ミッドランド)
   21位:山本左近  (スーパーアグリ)
   22位:スピード  (トロロッソ)


●Q2

 Q1で予選順位が11位/12位だったホンダ勢は序盤コースインせず、残り9分で2台共に
 登場。そしてバトン、全セクターで最速タイムを出しP1へ。バリチェロもP2。
 ここでフェラーリの2台もコースイン。
 その後ライコネンがホンダ勢の間を割ってP2獲得。
 フェラーリ勢のタイムが良さそうだ。
 来た~!MシューとマッサがP1-2。バトンはP3へ。
 ホンダの復調振りを予感させるQ2でした。Q3にも期待したいと思います。

   11位:ウェバー  (ウィリアムズ)
   12位:クリエン  (レッドブル)
   13位:トゥルーリ (トヨタ)
   14位:ビルヌーブ (BMW)
   15位:ロズベルグ (ウィリアムズ)
   16位:ハイドヘルド(BMW)


●Q3

 何と、ライコネンが驚きのタイムを出してPP獲得。
 ただ、かなり燃料タンクが軽い状態なのではないかと思われます。
 それに続くP2-3がフェラーリ勢。ホンダ勢はP4-6でまずまずの結果を残しました。
 対して、厳しいグリッドに終わってしまったのが王者アロンソ。P7というのはかなり
 本人心中穏やかではないのではないでしょうか。

   01位:ライコネン (マクラーレン)
   02位:M.シュー  (フェラーリ)
   03位:マッサ   (フェラーリ)
   04位:バトン   (ホンダ)
   05位:フィジケラ (ルノー)
   06位:バリチェロ (ホンダ)
   07位:アロンソ  (ルノー)
   08位:R.シュー  (トヨタ)
   09位:デラソサ  (マクラーレン)
   10位:クルサード (レッドブル)





なお、アルバースとトゥルーリはエンジン交換を行っているため10グリッド降格。
よって、琢磨くんは実質的には17番グリッドからのスタートということになります。
後ろにMF1、前にはトロロッソのリウッツィということでバトル魂に火がつくのは必至
ですが、ここは一つ、きも~ち完走重視の姿勢で臨んでくれることを勝手ながら期待します。




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