「トラディショナル時代に構築したブランディングスキル等は忘れないよ
ただ、それらを新しいメディア環境に対応させることが重要なんだ」
最初の基調講演は、今をときめくWPPデジタル会社のトップであるマークリード氏
彼は3つの項目に分けて話をしてくれた
それぞれ速報的に要約していこう
1.アジアオンラインマーケットの成長について
2.なぜアジアが独特なのか?10のポイント
3.WWPの取り組み
Mark Read Head of Digital WPP Group
1.アジアオンラインマーケットの成長について
世界オンライン広告市場が年間平均19%の拡大基調であるなか、
アジアのなかでは日本と中国が突出している。
また、欧米の市場とは独特な動きをしていることが見受けられる
2.なぜアジアが独特なのか?10のポイント
アジア各国ではまだテレビ媒体が伸びている国が多いことに言及。
中国、韓国、インドネシア、フィリピンでは、いまだTV媒体シェアが上がっている。
巨大なポテンシャルを保持するアジアオンライン広告市場
アジアでは欧米各国に比べてグーグルのシェアが低い
アジアではアメリカブランドが強くない。
(ユーロッパは逆にUSブランドが強い)
ローカライズした検索エンジンが充実している
ソーシャルネットワークは世界的に拡大している現象だ
アジアではオンラインゲーミング市場が非常に強い。
ビデオのシェアについてはyoutubeがナンバーワンシェアである。
モバイル市場は日本で非常に伸びているので、
他のアジアの国でも伸びていくことが予想される。
モバイルコマースにはさまざまな事例がある。
今後、この分野には注目していきたい。
アジアではアウトドアデジタルが発展している。
OOHのデジタル化により、外を歩けばデジタル広告が
どこにいても目に飛び込んでくる生活環境だ
3.WWPの取り組み
-1.デジタル環境を常備し、社内には新しい環境を用意する。
-2.WPPには、デジタル分野のスペシャリストたちがいる。
彼らの統合されたストラテジーを囲いこんでいく。
-3.テクノロジー、商環境、演出、データマネージメント等を
WPPクライアント及び系列エージェントに提供していく
-4.さらに広いデジタル分野の生態系とコネクトし、革新していく
そうすることで新しいビジネスモデルを理解していく
「つい、この前カンヌに行ってきたのだが、そこで気づいたんだ。
5年前まではトラディショナル広告会社しか参加していなかったけど、
今はオンライン関連会社積極的に活動してきているよ」
「トラディショナル時代に構築したブランディングスキル等は忘れないよ
ただ、それらを新しいメディア環境に対応させることが重要なんだ」
「i phoneのグーグルサーチがモバイルサーチ全体の
80%を占めている。これはユニークだ。」
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