映画の話
女子大生の香恵(沢尻エリカ)は引っ越しの際、前の住人が忘れていった1冊のノートを見つける。ある日、香恵は画家の石飛(伊勢谷友介)に恋をするが、相談相手の親友ハナは留学中で連絡もままならない。もやもやした気持ちを紛らわすように香恵はノートを開くが、挟まれていた写真にノートの持ち主の伊吹(竹内結子)がいた。
映画は沢尻演じる香恵が見つけたノートを読むことで、竹内演じる伊吹の日記に書かれた出来事が現在と交差して描かれる。
映画の感想ややネタばれあり。
コレは面白いし、良く出来ているし、感動した。何も予備知識なしで見たのが良かったみたいだ。
この映画の旨いところは香恵と一緒に観客が、伊吹のノートに書かれたことを想像しながら過去と現在を点と線を結びつける構成で進み、描き方も押し付けがましさもなくすぅーっと胸の中に入ってくるのが良いし、行定勲の演出も実に丁寧で語り口が旨い。
香恵は万年筆店でアルバイトをしていて、そこでイラストレイターの石飛と出会い一方的に恋する話が描かれる。映画の途中で石飛が香恵の部屋が見たいと言ったところで、なんとなく後の展開は読めたけど最後の伊勢谷の表情にはグッときてしまった。駄目な邦画が多い中、コレは個人的に収穫だった作品だ。
映画の中で香恵のマンドリンの発表会のロケ地は試写会でよく利用させてもらっている九段会館で、映画を見るには極悪な環境であるが、フィルムに収められるとレトロ調の内装がいい雰囲気で映画のマジックを感じさせられた。
それにしても沢尻エリカという女優は、プライベートの奇天烈なファッションの印象が強いのだが、映画に出てくるといつもの清純の沢尻エリカになっているのが凄い。きっと彼女は凄くバランスの良い精神構造をしているんだなぁと感心したけど、映画の中で日記帳を持つ手の爪が痛んでいるのが気になった。
それから本作は映画版の「タイヨウのうた」の主演を演じたYUIが主題歌で、主演はテレビ版の「タイヨウのうた」の主演だった沢尻エリカで、一本の映画の中でダブル雨音薫が楽しめるのも面白い。
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女子大生の香恵(沢尻エリカ)は引っ越しの際、前の住人が忘れていった1冊のノートを見つける。ある日、香恵は画家の石飛(伊勢谷友介)に恋をするが、相談相手の親友ハナは留学中で連絡もままならない。もやもやした気持ちを紛らわすように香恵はノートを開くが、挟まれていた写真にノートの持ち主の伊吹(竹内結子)がいた。
映画は沢尻演じる香恵が見つけたノートを読むことで、竹内演じる伊吹の日記に書かれた出来事が現在と交差して描かれる。
映画の感想ややネタばれあり。
コレは面白いし、良く出来ているし、感動した。何も予備知識なしで見たのが良かったみたいだ。
この映画の旨いところは香恵と一緒に観客が、伊吹のノートに書かれたことを想像しながら過去と現在を点と線を結びつける構成で進み、描き方も押し付けがましさもなくすぅーっと胸の中に入ってくるのが良いし、行定勲の演出も実に丁寧で語り口が旨い。
香恵は万年筆店でアルバイトをしていて、そこでイラストレイターの石飛と出会い一方的に恋する話が描かれる。映画の途中で石飛が香恵の部屋が見たいと言ったところで、なんとなく後の展開は読めたけど最後の伊勢谷の表情にはグッときてしまった。駄目な邦画が多い中、コレは個人的に収穫だった作品だ。
映画の中で香恵のマンドリンの発表会のロケ地は試写会でよく利用させてもらっている九段会館で、映画を見るには極悪な環境であるが、フィルムに収められるとレトロ調の内装がいい雰囲気で映画のマジックを感じさせられた。
それにしても沢尻エリカという女優は、プライベートの奇天烈なファッションの印象が強いのだが、映画に出てくるといつもの清純の沢尻エリカになっているのが凄い。きっと彼女は凄くバランスの良い精神構造をしているんだなぁと感心したけど、映画の中で日記帳を持つ手の爪が痛んでいるのが気になった。
それから本作は映画版の「タイヨウのうた」の主演を演じたYUIが主題歌で、主演はテレビ版の「タイヨウのうた」の主演だった沢尻エリカで、一本の映画の中でダブル雨音薫が楽しめるのも面白い。
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