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映画「ダイ・ハード4.0」を鑑賞しました。

2007-07-02 00:07:21 | Weblog
映画の話
 デジタルによって制御されている全米の都市機能の壊滅を狙う謎のサイバーテロ組織が動き出し、システムがテロによって攻撃されようとしていた。アメリカ政府ですら機能不全に陥ってしまう緊急事態のなか、これまで幾度となく危機を救ってきた元刑事のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、再び事件解決に乗り出す。

 3作目から12年ぶりの新作で「16ブロック」では、しょぼくれた中年刑事を演じていてブルース・ウィリスももう駄目かと思われたが奇跡的にジョン・マクレーンとして復活した。しかし、容姿があまりにも変貌してしまいマクレーンに見えないのが難点。フィルムは、コントラストの強いクロつぶれ気味のガサガサした写りでボケ気味。

 映画は、おなじみの20世紀フォックスのロゴマークが映画の内容に合わせてノイズが入り、電気が次から次へと消えて真っ暗になる面白い仕掛けだ。
 マクレーンが意表を突いた登場の仕方でニヤリ。マクレーンの元に、ある人物の身柄の確保を要請されるが、その人物を狙って敵との壮絶な戦いで幕を開ける。暗がりでの戦いなのでディティールが判り図らいアクションであるが、監督が「アンダー・ワールド」のレン・ワイズマンだけあり縦方向に動く立体的なアクションで身軽な敵の描写がヴァンパイアのようでもある。
 事件はアメリカ全土を巻き込むサイバーテロと発展して、事件の鍵を握る人物マットと共にマクレーンが事件解決に乗り出す。

 映画の感想
 うーん、凄く面白いのだが何かバランスが悪い。アクションシーンの出来はパーフェクトなのだが、その配分が良くない。アクションシーンの後のドラマのテンションが低くて、現に私の隣に座ったおじいさんは前半眠っていたぞ!
 それから本作にはユーモアが足らない。マクレーンと言えば愚痴を言いながら渋々敵に立ち向かうのだが、本作では率先して敵に立ち向かっていたし、マクレーンがヘリコプターまで操縦していたぞ!
 映画の話は、「16ブロック」を拡大解釈したような話で「ダイ・ハード3」に似た感じだが、いかんせん話が判りづらい。もう少しシンプルなストーリーでも良かったような気がする。
 しかし、キャスティングは良かった。ブルース・ウィリス以外は知らない俳優で固めてあり、前作で相棒を務めたサミュエル・ジャクソンのキャラが立ちすぎた反省か、本作では相棒に弱々しいハッカーのヲタク小僧マットにしたおかげで、マクレーンのキャラも食われる事も無く、肉体のマクレーンと知能のマットと言うコンビで二人のバランスが非常に良い。マットもなかなか使える男でハッカー仲間の手を借りて大事な所でアナログ人間のマクレーンを助けてくれる。マットを演じたジャスティン・ロングも良かった。

 それでもシリーズの復活は手放しで評価したい。90年代の20世紀フォックスの看板作品であったシリーズであったが、今ではレンタル店のアクションコーナーに埃が被って忘れられていた作品に新しい血が流れて伝説となった「ダイ・ハード」シリーズ。ぜひ映画館の大スクリーンとドルビーデジタルの大音響で作品を満喫して欲しい。アクション映画のハードルをまた一段上げてしまった事は確かだ!

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