昨日NHKスペシャルで「高倉健が出会った中国」というドキュメンタリーを見ました。僕にとって今年一番のドキュメンタリーに泣きました。
高倉健主演の中国のチャン・イーモウ監督作品の撮影現場を追ったドキュメンタリー。その映画の出演者の多くは中国の農村で生まれた素人をオーディションで選んだ。子どもに会いたいと号泣する60歳くらいの男の演技に高倉健は驚く。何故役者でもないのにこんなに心を打つ演技ができるのか?
その演技の裏には、その男の人生が隠されていたのだ。息子を思って、政府に振り回されながら薄給で寡黙に働く男のひたむきな人生だった。中国の農村の景色の美しさ、優しくも力強い男の顔に僕も衝撃を受けた。
日中の政治やビジネスでの関係ばかりがクローズアップされている昨今だが、中国を理解するという時、僕たちは本当に12億の人々の人生に真っ直ぐ向き合っているのだろうか?世界を理解するという時、本当に60億の人生に真っ直ぐ向き合っているのか?
僕は夜眠る時に人々の顔を思い出した。世界中で出会った運命に翻弄されながら寡黙でひたむきに生きる人々の顔だ。すると涙が溢れてどうしようもなくなった。
僕たちはこういう人たちに会うために旅をしたのだと思う。
再放送があるので是非見てください。
NHKホームページより
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「高倉健が出会った中国」
「日本と中国。お互いが理解しあうために、何が必要かを模索する日々が続いている。そうした中で、俳優の高倉健が中国を舞台にした1本の映画に挑んだ。監督は中国が世界に誇る巨匠、張 芸謀(チャン・イーモウ)。十数年前から交流を続けてきた二人は、日中両国で失われつつある「絆」をテーマに映画を作ろうと、時間をかけてストーリーを練り上げてきた。息子との確執に悩む日本人の漁師が、病に臥す息子の代わりに単身中国に渡り、そこで出会った中国の人々との心の交流を通して、絆を見つめ直す物語。
本物の出会いを求めて、チャン・イーモウはあえて中国側の役者にオーディションで選んだ素人を起用。日本人・高倉健が中国の人々と出会い、絆を築いていく過程をよりリアルに記録するためである。
撮影現場のドキュメント映像を軸に、俳優・高倉健が出会った中国で生きる人々の現実を描き、お互いの理解を深めるために何が必要かを伝えていく。」
再放送【総合テレビ】にて
11月22日(火)午前0:40~1:38(21日(月)深夜の放送です。)
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(写真:僕たちが上海から南京に向かう列車でであった母娘)
高倉健主演の中国のチャン・イーモウ監督作品の撮影現場を追ったドキュメンタリー。その映画の出演者の多くは中国の農村で生まれた素人をオーディションで選んだ。子どもに会いたいと号泣する60歳くらいの男の演技に高倉健は驚く。何故役者でもないのにこんなに心を打つ演技ができるのか?
その演技の裏には、その男の人生が隠されていたのだ。息子を思って、政府に振り回されながら薄給で寡黙に働く男のひたむきな人生だった。中国の農村の景色の美しさ、優しくも力強い男の顔に僕も衝撃を受けた。
日中の政治やビジネスでの関係ばかりがクローズアップされている昨今だが、中国を理解するという時、僕たちは本当に12億の人々の人生に真っ直ぐ向き合っているのだろうか?世界を理解するという時、本当に60億の人生に真っ直ぐ向き合っているのか?
僕は夜眠る時に人々の顔を思い出した。世界中で出会った運命に翻弄されながら寡黙でひたむきに生きる人々の顔だ。すると涙が溢れてどうしようもなくなった。
僕たちはこういう人たちに会うために旅をしたのだと思う。
再放送があるので是非見てください。
NHKホームページより
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「高倉健が出会った中国」
「日本と中国。お互いが理解しあうために、何が必要かを模索する日々が続いている。そうした中で、俳優の高倉健が中国を舞台にした1本の映画に挑んだ。監督は中国が世界に誇る巨匠、張 芸謀(チャン・イーモウ)。十数年前から交流を続けてきた二人は、日中両国で失われつつある「絆」をテーマに映画を作ろうと、時間をかけてストーリーを練り上げてきた。息子との確執に悩む日本人の漁師が、病に臥す息子の代わりに単身中国に渡り、そこで出会った中国の人々との心の交流を通して、絆を見つめ直す物語。
本物の出会いを求めて、チャン・イーモウはあえて中国側の役者にオーディションで選んだ素人を起用。日本人・高倉健が中国の人々と出会い、絆を築いていく過程をよりリアルに記録するためである。
撮影現場のドキュメント映像を軸に、俳優・高倉健が出会った中国で生きる人々の現実を描き、お互いの理解を深めるために何が必要かを伝えていく。」
再放送【総合テレビ】にて
11月22日(火)午前0:40~1:38(21日(月)深夜の放送です。)
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(写真:僕たちが上海から南京に向かう列車でであった母娘)
「今年一番のドキュメンタリー」を拝見し、チャン・イーモウと高倉健を詠った拙い短歌にTBさせていただきました。
よろしければお立ち寄りください。
Nスペでは2月の「フリーター漂流」と並ぶ秀作でした。
早速、短歌を拝見させていただきました。
一緒に住んでいる71歳になる母も、短歌を詠むのですが、私たちの日本帰国後は、3人での生活があまりに賑やかすぎるのか(?)、心静かに詠むことが出来ない、、、と嘆いています。
謎野さんの短歌を、母にも紹介したいと思います。
これからもよろしくお願いします。(^-^)
942日間の世界一周ハネムーン、ってすごいですよね。
どういうカップルなのかと、興味津々です。
「日中の政治やビジネスでの関係ばかりがクローズアップされている昨今だが、中国を理解するという時、僕たちは本当に12億の人々の人生に真っ直ぐ向き合っているのだろうか?世界を理解するという時、本当に60億の人生に真っ直ぐ向き合っているのか?
僕は夜眠る時に人々の顔を思い出した。世界中で出会った運命に翻弄されながら寡黙でひたむきに生きる人々の顔だ。すると涙が溢れてどうしようもなくなった。
僕たちはこういう人たちに会うために旅をしたのだと思う。」
このご夫君のコメントに感動しました。
ぼくはまだ歌歴10か月足らずのド素人ですので、御母上には何卒その点を声を大にしてお伝えください。
世代は違いますが、今後ともよろしくお願いします。
世代の違う方にコメントを戴くのは本当に嬉しいです。
yanさん、コメントありがとうございます。
違う文化を持つ人との違いを見つけるのはとても簡単なのに、そればかりが目立って同じところを見つけるのが意外に難しい。そんなことを旅の間に感じていました。
ブログ読ませていただきました。僕も早く本編の映画を見たいです。