音次郎の夏炉冬扇

思ふこと考えること感じることを、徒然なるままに綴ります。

皆が好きなことだけやる社会

2006-09-10 02:26:17 | 時事問題
好きなことを自由にできる世の中は文句なく素晴らしい。戦時中は個の自由が著しく制限されていたといいますが、私などは軍隊に入ったら真っ先に上官に目を付けられそうなタイプですから、たぶんいいことは何もなかっただろうと思います。戦争が終わると、好きなことよりもまず食うこと(生きること)が先決の時代があり、そして好きなことをする金がそもそもない時代が続きました。その後の高度経済成長で、欲しいものはあらかた自由に手に入る世の中になりましたが、物質的な欲望実現度はバブル時に絶頂期を迎えました。でも一方、その頃までは、地域の規範とかうるさい親や親戚の存在、または管理教育の学校など、社会の強制装置が残っていたため、「好きでないこと(嫌いなこと)もやらなくてはいけない」という社会のコモンセンスがあったのではないかと思います。 . . . 本文を読む
コメント (2)