「想定外でも迷わない!『「すぐ決まる組織」のつくり方、OODAメネジメント』フォレスト出版、2018.11.8の著者入江仁之によると、『「OODA(ウーダ)ループ」は、孫子の兵法や宮本武蔵の『五輪書』にも学んだ米空軍のジョン・ボイド大佐が朝鮮戦争のとき、1機の戦闘機で数十機の敵機を撃墜する戦果を挙げ、その戦術を理論化したもの。ウーダは、「Observe(見る)」「Orient(わかる)」「Decide(決める)」「Act(動く)」「Loop(見直す)」という思考プロセスからなる。目指すべきビジョンをまず描き、それを実現するための戦略を、状況を見ながら組み立て、行動する。
しかし、1度決めたビジョンや戦略も、環境の変化に応じて見直す。だから、想定外の事態にも対応できる。「戦況は時々刻々と変化している。ボイド大佐は、最前線の部隊が敵の出方に応じて、迅速に意思決定したほうが得策だと考えたのだ」
シスコシステムズでも「ウーダの有効性に目を見張るような成果があった」「ウーダは、シリコンバレーのベンチャーが、経営戦略の要としていた。
しかし、当時の日本では、軍事の戦略理論としてしか見ていなかった。」日本企業の間では、PDCAサイクルという戦略理論が浸透しているが、「それこそが、日本経済の停滞をもたらした元凶である。
「PDCAは、工業製品の品質管理などで有効なケースもある。しかし、企業全体の経営戦略としては、適していない。先に決められたプラン(P)に縛られて、環境の変化に対応できなくなり、現場の考える機会や意欲、能力も奪ってしまうからだ」
ウーダを取り入れた日本企業のなかには、3カ月間で生産性が50%以上もアップしたケースもある。』とのこと。
ところで、ある会社のISO監査で、「御社には、PDCまであるがAがありませんね」と指摘されたことがある。それはPが確りしてなかった、つまり、次のAに繋がるPではなかったからだった。
それはともかく、CCPMの夕張の会議でゴールド・ラット博士が、砂子組の発表に対して、Cの細かなデータが無いのかと質問していたのだが、野外の土木工事では工場製品のように統計データは取れないので無理だと私は反論した。これは、高知港での船舶の接岸統計を待ち行列で整理しようとしたのだが、着岸船舶の数が少ないので統計グラフを画いても歯の抜けたようなグラフになり、綺麗な曲線で表されるような理論に合致しなかった経験を踏まえての反論だった。CCPM会の出席者の中には、その事を理解する人は見当たらず、同調者は勿論、ましてや英語で通訳してくれる人もいなかった。
それと、人にはビジョン型とミッション型(M型)があり、PDCAはビション型で、「OODA(ウーダ)」は、どちらかと言えばミッション型に近いのではないかと思われる。
http://www.fitness-biz.net/mailmagazine/management0012.pdfでは、『ビジョン型は将来のビジョンから逆算して現在の行動を定義する。一方、ミッション型は目の前の価値感を重視し、その先に自己の未来を見出す。これは、どちらが正しいということではない。
「会社を株式公開させたい」、「社長になりたい」等と考える者はビジョン型であり、やりがいのある仕事がしたい!収入より、素敵な仲間と仕事がしたい!目の前のお客様の喜ぶ顔が見たい!等と考える者は「ミッション型」である。
この時、トレーナー職を選択する者は「ミッション型」が多いと予測でき、その時、ミッション型に該当すると、「自己満足型」、「近視眼型」になってしまい、将来にいい影響は及ぼさない。だから、リーダーは、部下を見極めると同時に、このパターンを部下に教え、部下のキャリアが先細りしないように指導しなければならない。
つまり、大切なことは、ビジョン型であれ、ミッション型であれ、「自分にとっての将来像と軸を明確にすること」である』としている。
事象によって、ビジョン型にするのか、ミッション型にするのかを使いわける、あるいは、自分にはどちらの方がむいているのかを見極めながら対処することになるのではないか。判断が難しいかも知れないが、トライしながら目処をつけ、苦手な方は誰かに助けてもらう、あるいは任せるようにするのがよいのであろう。
しかし、1度決めたビジョンや戦略も、環境の変化に応じて見直す。だから、想定外の事態にも対応できる。「戦況は時々刻々と変化している。ボイド大佐は、最前線の部隊が敵の出方に応じて、迅速に意思決定したほうが得策だと考えたのだ」
シスコシステムズでも「ウーダの有効性に目を見張るような成果があった」「ウーダは、シリコンバレーのベンチャーが、経営戦略の要としていた。
しかし、当時の日本では、軍事の戦略理論としてしか見ていなかった。」日本企業の間では、PDCAサイクルという戦略理論が浸透しているが、「それこそが、日本経済の停滞をもたらした元凶である。
「PDCAは、工業製品の品質管理などで有効なケースもある。しかし、企業全体の経営戦略としては、適していない。先に決められたプラン(P)に縛られて、環境の変化に対応できなくなり、現場の考える機会や意欲、能力も奪ってしまうからだ」
ウーダを取り入れた日本企業のなかには、3カ月間で生産性が50%以上もアップしたケースもある。』とのこと。
ところで、ある会社のISO監査で、「御社には、PDCまであるがAがありませんね」と指摘されたことがある。それはPが確りしてなかった、つまり、次のAに繋がるPではなかったからだった。
それはともかく、CCPMの夕張の会議でゴールド・ラット博士が、砂子組の発表に対して、Cの細かなデータが無いのかと質問していたのだが、野外の土木工事では工場製品のように統計データは取れないので無理だと私は反論した。これは、高知港での船舶の接岸統計を待ち行列で整理しようとしたのだが、着岸船舶の数が少ないので統計グラフを画いても歯の抜けたようなグラフになり、綺麗な曲線で表されるような理論に合致しなかった経験を踏まえての反論だった。CCPM会の出席者の中には、その事を理解する人は見当たらず、同調者は勿論、ましてや英語で通訳してくれる人もいなかった。
それと、人にはビジョン型とミッション型(M型)があり、PDCAはビション型で、「OODA(ウーダ)」は、どちらかと言えばミッション型に近いのではないかと思われる。
http://www.fitness-biz.net/mailmagazine/management0012.pdfでは、『ビジョン型は将来のビジョンから逆算して現在の行動を定義する。一方、ミッション型は目の前の価値感を重視し、その先に自己の未来を見出す。これは、どちらが正しいということではない。
「会社を株式公開させたい」、「社長になりたい」等と考える者はビジョン型であり、やりがいのある仕事がしたい!収入より、素敵な仲間と仕事がしたい!目の前のお客様の喜ぶ顔が見たい!等と考える者は「ミッション型」である。
この時、トレーナー職を選択する者は「ミッション型」が多いと予測でき、その時、ミッション型に該当すると、「自己満足型」、「近視眼型」になってしまい、将来にいい影響は及ぼさない。だから、リーダーは、部下を見極めると同時に、このパターンを部下に教え、部下のキャリアが先細りしないように指導しなければならない。
つまり、大切なことは、ビジョン型であれ、ミッション型であれ、「自分にとっての将来像と軸を明確にすること」である』としている。
事象によって、ビジョン型にするのか、ミッション型にするのかを使いわける、あるいは、自分にはどちらの方がむいているのかを見極めながら対処することになるのではないか。判断が難しいかも知れないが、トライしながら目処をつけ、苦手な方は誰かに助けてもらう、あるいは任せるようにするのがよいのであろう。
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