goo blog サービス終了のお知らせ 

まるたの日々

まるたです。少しばかり音楽と本とその他趣味の話を。

ついでに

2009年11月29日 18時39分06秒 | クラシック音楽
今、アシュケナージが来日してるみたいです。
洗足学園の音楽祭で指揮するためだけみたいです。
それ、すっごいお金かかってるんじゃ。

なにかついでに録音とかもするんですかねぇ。
逆か。録音のついでに指揮するんですかねぇ。

ゼーダーシュトレーム死去

2009年11月29日 18時28分46秒 | クラシック音楽
この方、日本語だと表記が揺れるので、
というか、正確にはなんて読めば良いのか知らないので、
よく聞く表記で。
でもこれってドイツ語読みですよね。
スウェーデンの方だそうだから、本当は違うのかな。

それはともかく、お亡くなりになったそうです。
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-elisabeth-soderstrom23-2009nov23,0,4403795.story
日本じゃニュースにもならないらしくて、
英語のニュースですが。

アシュケナージのピアノでCD沢山出しているので、
うちにも彼女のCDが沢山あります。

WMPで適当に曲を流していて、
ちょうど彼女の"Rachmaninov Songs"にさしかかったときに、
偶然ネットサーフィンでこのニュースを知りました。
虫の知らせって怖い(汗)。
昔も似たようなことがあった気が。

82歳。もう、結構なお歳だったんですねぇ。
まだ60代か70代だと思ってたので、少しびっくりしました。

大往生でしょうか。ご冥福をお祈りします。


プレトニョフ、東フィル@オペラシティ(2009/9/27)

2009年09月27日 20時24分00秒 | クラシック音楽
リターンマッチしてきました。
返り討ちかも(笑)

この日の1曲目は、前回と同じく、
ラフマニノフ 死の島。
木曜よりずっと良くできてました。
とてもよくまとまっていて、何かストーリーがあった感じ。
これがこの日の一番かな。
その割にはブラボー飛ばなかったし、拍手も地味でしたね。

続いて、
チャイコフスキー、ロココ風の主題による変奏曲
ソリストは前回と同じ趙静。
うーん、まるたはロココ変奏曲を楽しいと思ったことが一度もなくて、
予習用プレイリストでも、2回ほど奏者を変えてみたんですが
結局どれもみんな退屈で。
今回の演奏は割合オーソドックスな感じだったので
まあ、普通に退屈だったと。
ごめんなさい、こればっかりは趣味の問題なのでどうにもならんです。

アンコールはバッハの無伴奏チェロのなんとかでしたが
何だったか・・・。
楽しい曲だったので木曜のアンコールよりは楽しめました。

後半はチャイコフスキー、マンフレッド。
期待が高すぎて不安でしたが、思った通りだったと(笑)。

とにかくテンポが遅かったです、っていうのは不正確な表現で
あのくらいが普通のテンポだと思うんですが
予習にプレトニョフのCDのマンフレッドを使ったので
ちょっと満足できませんでした。
普通のテンポでやられると、あの曲ってもとんでもなく冗長だから
聴いててつらいというか、
最後までキレも寝もせずに聴けるか不安になりました。
3楽章まではCDの1.1倍くらいの遅さでしたね。
もともと1時間もある曲なのに、この長さでやられたら。

作りはかなりオーソドックスで、
この辺全くプレトニョフらしくありませんでした。
とても丁寧だったんですが、なんかフェドセーエフ聴いてるみたい。
プレトニョフ、方向転換しようとしてますね。
しかし、プレトニョフの持ち味は高いオリジナリティと
それを単なる思いつきにしない高い構成力のはず。
フツーにやってどうするよ。
なんかゲルギエフ目指そうとしてますかねぇ。
でも、プレトニョフって室内な感じの人だから、
オーソドックスな感じにするとフェドセーエフに近くなるような気がします。
ゲルギエフみたいに野生!って感じにはならないです。
といってフェドセーエフみたいに温かい人柄がにじみ出ることもないし。
方向間違ってないかなー。

3楽章まですごくオーソドックスで、
4楽章がちょっとだけプレトニョフらしかったんですが、
とたんに東フィルがついて行けなくなったのはお約束かな?(笑)
あ、3楽章まででは、東フィルの綺麗な弦を聴けたのがすごくよかったです。

んー、なんか指揮者専業になって時間が余りすぎて
つまらないこと考えすぎてないでしょうか。
もうちょっと忙しいくらいがちょうどいいんじゃないですかねぇ。
方向性を見失ったプレトニョフってどうよ、って気がします。

来年も来るのかな?

プレトニョフ、東フィル@オペラシティ(2009/9/24)

2009年09月25日 22時31分22秒 | クラシック音楽
行ってきました。
あー、オペラシティ遠い。

まず最初は
ラフマニノフ、「死の島」。

冒頭のおどろおどろしい感じは良かったんですが、
ほとんど同じ感じで繰り返しの部分が演奏されたのは退屈でしたね。
途中の殆ど弦の高音だけで演奏するところはとてもおもしろかったです。
この1曲だけコンマスが外人で、
あの大きさはきっとロシア人だと思うんですが
(すげぇ偏見)
気になって休憩時間に掲示を捜したんですが
どこにも書いてませんでした。
ウェブにも載ってないし、こういうとこ東フィルサービス悪いです。
途中にコンマスのソロパートがあって、目立ってたんですが
誰かさんが、東フィルのコンマスじゃヤだとかいったのかなと。

今回珍しくS席で少し後ろの方だったんですが、
オペラシティも音が全部上に抜けてく系ですねぇ。
低音がちゃんと届きませんでした。
いつもはA席でかなり前のほうなんで、気づかなかったんですが。
この手の音が上に抜けてくホールは後ろに下がると全くアウトですね。
次はS席やめよう。

さて、この日一番のお楽しみ
カバレフスキー チェロ協奏曲 第1番
のはずだったんですが。うーん。

まず、出だしが異様に遅かったです。
この日の演目は、カバさんも、グラズノフも聴いたことがない曲で
このために予習CDを買ったので
出だしの雰囲気が違うと予習の曲間違えたかと不安になりました。

カバさんの方は、予習用に買ったCDが秀逸で
ジャズっぽくてすごくかっこよかったので、
そういう曲だと思って楽しみにしてたんですが、
昨日の演奏は普通にクラシックで、
メリハリ無いし、正直つまんなかったです。
予習用CDだって、安いのを選んで買ったから
そんな大したものじゃないと思うんですが。

ソリストの趙静は決して下手ではないけれども、
音の成分に含まれる高調波(音楽の世界だと倍音っていうのかな?)が
少なくて、あまり響いてこなくてくぐもった音になのに
ホールがアレで低音がこちらに届かなかったので、
音が全然聞こえなくていまいちでした。

プレトニョフが必死に無茶な緩急をつけようとしてて、
それに振り回されて、頑張ってついて行こうとしてましたけど
結果として何が言いたかったのかよくわからない感じ。

まあ、予習用CDが良かっただけに、
もうこちらのほうが、
クラシックなカバさんは受け付けなくなってしまったのかも。

あと、第2楽章(だったかな?)と、
グラズノフの交響曲の出だしとかも
死の島とよく似た雰囲気のところがあったんですが、
そこだけ取ってくればとてもいいんだけど
全体の中では収まりが悪かったですね。

プレトニョフ、必死に緩急つけようとしてるんですけど
速いほうはともかくゆっくり系は無理なんですよねぇ。
アシュケナージほど歌える訳でもないし。
おどろおどろしい感じを目指すにしても、
元々そういうモノが得意な人ではあるけれども
死の島ならともかく、カバさんのチェロやグラズノフの6番とかで
それやったらそこだけ浮いちゃいますね。

プレトニョフって以前はもうちょっと考えて曲作ってきてて、
東フィルが思うように動かなくて、中途半端になっても
意図ぐらいは汲めたんだけど、
今回は、単にむちゃな緩急を考えなしにつけてきたように
聞こえました。
年のせいで考えるのが面倒になってるのかなぁ?
こっちが休みぼけで頭回ってないだけかもしれないけど。

アンコールは、なんだったかな?
まあ、いいです。途中で飽きました。
知らない曲だし、音が全然届かないし。

後半はグラズノフの交響曲第6番
こちらは予習用CDが値段相応の退屈さで
あんまり期待もしてなかったんですが、
予習用CDよりは遙かにマシで、よくメリハリがついてたんですけど
もともと曲にインパクトが無いから限度あるなぁって感じでした。
グラズノフってどこまで行ってもチャイコフスキーになりきれないというか。

んー、でも、カバさんのチェロ協奏曲も
こうしてみると元はインパクトの無い曲だと思うし、
それを安めのCDであそこまでできる人がいるわけだから
グラズノフの交響曲第6番がインパクトの無い曲だとしても
やりよう次第でなんとかなるような気がするし、
プレトニョフはそれができる人だと思うし、
なのに、CDよりメリハリがついてるけどだから何?
みたいな演奏になっちゃったのは
やっぱり今回あんまり考えてきてないのかなと。

東フィル、今回は、金管、木管、ヘタレて無かったです。
堂々とでっかい音で間違ってました(笑)。
まあ、ヘタレるよりましだよね。
打楽器は時々ずれてましたが、去年のショスタコよりはずっとマシでした。
でも弦がいつもの美音が出てなかったような。
迫力重視してそろいが悪くなりましたかね。
ここの弦、好きなだけにちょっと残念です。

ということで、日曜日にリターンマッチです。
プレトニョフのCDのマンフレッド、
すっごい好きなんですよねぇ。
マンフレッドみたいな冗長で退屈な曲を
あれだけ飽きずに聴かせてくれる人はなかなかいないと思ってます。
それだけに期待が大きすぎてかえってあだになりそうな気はしてます。
んー・・・。
ま、とりあえず期待しましょう。

RNO、プレトニョフ(2009/7/8, 2009/7/9)

2009年07月10日 22時30分58秒 | クラシック音楽
なんてこと。結局全部行ってしまいました。
最近水曜は残業禁止日なんですよねー。んなんで、つい。
当初はサントリーのみ行く予定だったんですが。

まずは、水曜日、文化会館の方から。
日曜のよこすかの音が余りにも酷かったので
文化会館がとっても良く聞こえました。
今回のよこすかの最大の良い点かも(笑)。

曲目は、前半は土曜と同じで雪娘とチャイコン。
川久保さんは土曜より音が外れて割れ気味でしたが、
プレトニョフは相変わらずご機嫌でした。
ああいうタイプのすらっとした美人好きなのかも。
川久保さんの後ろをヒョコヒョコくっついて歩く時
川久保さんのドレスの深めのスリットの方を注視してました(笑)。

それはともかく。
後半は、ベートーヴェン3番、英雄。
・・・。もう記憶が飛んでるな。
おぼろげに思い出せるのは、悲愴と同じく3楽章で盛り上がりすぎて
4楽章が上手く落ちなかったってことくらいでしょうか。
あ、そうそう、オーボエが結構神で、すんごい綺麗でした。
でも、プレトニョフには立たせてもらえなかったですね。
奏者と仲が悪いのかな?

フルートとオーボエが一緒に吹くことが多いんですが、
フルートがもともとの楽器の性質を差し引いてもカスレ気味で
対象的にオーボエがすごく綺麗で、
フルートが気の毒な気すらしました。

続いて木曜日、サントリー。
こちらはベートーヴェン7番と5番。

7番はよこすかのリターンマッチですね。
今回はすっごい良かったです。
まるたお気に入りの第2楽章、
プレトニョフ得意のスタッカート気味に進めていくんですが、
これは低音がちゃんと響いてこないと
ブツ切れに聞こえちゃうんですね。
で、よこすかは低音が全く届かない接触不良スピーカ状態だったので
全く面白くなかったと。
で、サントリーだとちゃんと音が届いて、
少し教会音楽的に響いて、とても綺麗でした。
プレトニョフのピアノを彷彿させる出来だったと思います。
1楽章はつまらなかったんですが、ちゃんと3楽章、4楽章と順当に盛り上がり、
終了後には今回初のブラボーが飛びました。

続いて、5番。
すみません、近所のバカヤローが洟すすりっぱで
うるさくて集中できなかったので、よく覚えてません。
楽章間に洟かめよ(怒)。
よっぽどティッシュ投げつけてやろうかと思いました。
いや、投げなくても、渡して
うるさいから洟すすらないで下さいって言えばいいんですけどね。
関東生まれの関東育ちは、そういうこと上手じゃ有りません。
ひたすら怒りをこらえつつ我慢してしまったと。

で、こちらもブラボーが飛んでました。
でも、聞こえてくる方角が7番の時と全く同じだったので
もしかしたら、プレトニョフにアンコールをやらせようとした誰かが雇った
雇われブラボーおじさんかもしれません。
まあ、でも、記憶はおぼろげですが、5番も面白かったと思いますよ。
ブラボーが飛んでもおかしくないくらい。

ということで、今回はご機嫌だったようでアンコールがありました。
バッハ G線上のアリア。
G線上のアリアは、グレン・ミラー楽団みたいなのの編曲は沢山ありますが
クラシックのオケがやるような編曲はあまり多くないはず。
もしかしたら、プレトニョフの編曲か?と思ったら
結局、なんちゃってロシア人 ストコフスキー編でした。
つまんない編曲だと思った・・・。

RNOって金管木管打楽器は素晴らしいんですが、
弦はいまひとつのように思います。
なのに、この編曲は弦楽のための編曲でした。
プレトニョフ自分で、管加えちゃえば良かったのに。

あのままの編曲だったら、チェコフィルとか、
この間のモスクワ放送響とか、東フィルでもいいと思うんですが
弦の綺麗なオケで聴きたかったです。

さあ、それで次は東フィル定期。
フレンド会員ならばチケットもう買えます。
一般発売の前に買わなくちゃ。
忘れそうだ・・・。

RNO、プレトニョフ(2009/7/4, 2009/7/5)

2009年07月05日 20時27分33秒 | クラシック音楽
サントリーホールとよこすか芸術劇場、続けて行ってきました。

まずは4日のサントリー。

曲目は
リムスキー・コルサコフ 雪娘
チャイコフスキーVn協奏曲 Vn:川久保賜紀
チャイコフスキー 悲愴

気合が足りてないので、かるーく感想など。

まずは雪娘。木管がキレーなんですよー。
びっくり。
曲は地味な曲でしたが、綺麗に仕上がってましたね。

チャイコンは、「指揮者としてのコンチェルトは最低」のプレトニョフには珍しく
息も良くあって、よく調和してました。
演奏後に川久保さんの手にキスをするという、
過去に見たことの無いご機嫌ぶり。
個人的には、川久保さんのVnあんまり好みではないんですが。

最後は悲愴。
うーん、これは、ちょっとなんかフツーな感じで・・・。
よかったのはホルンの弱音が信じられないほど綺麗だったです。

全体的には、2楽章が綺麗じゃなかったし、
最後もなんだかうやむやの内に終わったし。
3楽章は盛り上がったんですが。
悲愴ってもともと終わり方が半端な曲ってイメージあるんですが、
この日の演奏は、3楽章と4楽章を入れ替えたほうがよかったんでは
って感じ。
実際、プレトニョフ自身そう思ってたんじゃないか、なんて気がするほどでした。

1楽章の入りが遅くて、
最近のジャパンアーツ招聘アーティスト「異様に遅い」トラウマが
あって安心して聴けなかったっていうのもあるかもしれません。

なお、この2日間、遅い部分もあったけど、
おかしいと思うほど遅いってことは無かったです。
でも、プレトニョフらしくなく重厚長大目指してる印象は
少しありました。
やっぱり、ジャパンアーツ、変なビラばら撒いてるんじゃ。

続いて、本日のよこすか。
よこすかは、ここだけの演目、シベリウスがあったし
日曜日だし、うちからはそんなに遠くないしっていうんで
行ったんですが
(実際、オペラシティより近いかも)
まあ、行かなくてもよかったかな。

よこすか芸術劇場、音がサイテーでした。
東京文化会館以下。全部音が上に抜けてるみたい。
客のマナーもN響の第9並みだったし、
もうあんまり行きたくないです。

演目は
ベートーヴェン7番とシベリウスの2番。

ベト7は、そんなこんなで音が全然届かなくて
もー最低。
まあ、7番は次のサントリーでもやるし、
そこでじっくり聴きましょうってことで。

ただ、
2楽章がつまんなかったんですよ。それで、昨日の悲愴の4楽章もつまらなくて、
プレトニョフってピアノだったら、こういう感じの曲すごく得意なのに
オケになったらこのつまんなさは何?っていうのは気になりましたね。

続いてシベリウス。
こちらは編成が大きかったせいか、音が小さいのは気にならなかったんですが
やっぱり音が上に抜けてる感じはあって
低音がちゃんと響いてこないので、
接触不良のスピーカーで聞いてるようでした。

曲の感想ですが、シベリウス2番って、4楽章形式ですけど、
楽章に分ける必要が無いんじゃって思うほど、
漫然とだらだらと似たような感じで最初から最後までいっちゃう曲で
これを飽きさせずに聴かせるのって結構難しいと思うんですが、
まあ、今回も成功はしなかったなと。

去年、アシュケナージが来たときにやっぱりシベリウスやったんですが、
その時、「僕は寒いところの生まれ育ちだから寒い地方の作曲家には良く共感する」
みたいなことをいってて、
その通りなら、プレトニョフなんてもっと共感があってもいいんじゃないかと思いました。
生まれ故郷のアルハンゲリスクって北極圏だし(笑)。
今日の演奏はなんだか漫然と流れていきましたね。

どーでもいいけど、アルハンゲリスクって大天使ミカエルの街。
ミハイル人口多いんだろうな。

そんなこんなで、今週もまた聴いてきます。
最近、残業禁止日が増えたので、コンサート行きやすくなってます。

ボリショイオペラ「スペードの女王」@NHKホール(2009/6/20)

2009年06月20日 22時07分36秒 | クラシック音楽
オペラは良く判らんす。
字幕見てたら音楽どころじゃなかったし。

キャストは二軍ですかね?
ジャパンアーツのオペラブログで押してるキャストは
金曜と日曜の出演だったようです。
ゲルマンよりゲルマンのお友達(3日間通し)の方が全然声出てたし。

舞台や衣装をモノトーンで統一してたんですが、
カッコよかったっていえばそうなんだけど、
遠くから見ると、衣装がみんな同じに見えて
役の区別が付かなくて、すごく見にくかったです。
これって、プレトニョフが、「おかしな演出はゆるさん」とか
ピーピー言ってて無視もできないから
演出家の精一杯の反抗だったのかも。
パンフに、色は音楽でつける、みたいなことが書かれてて
プレトニョフみたいな性格だと、演出家から
「舞台をモノトーンにするのは、音楽で色をつけて欲しいからです」
なんて挑戦的なセリフでプライドを刺激されたら
もっと普通の舞台にしろ、とは言い返せなくなるだろうっていうのは
想像できますね。
まあ、勝手な想像です。

しかし今回何が一番気になったかというと、
終盤のゲルマンのステテコ姿は何だったのかってこと。
腹の出たオッサンのステテコ姿って見苦しい(笑)。

アンデルシェフスキ@サントリー(2009/6/6)

2009年06月07日 19時50分37秒 | クラシック音楽
去年くらいまでは「アンデルジェフスキ」で通ってたんですが、
今年は「アンデルシェフスキ」。
どっちが本当になんでしょうね。

まあそれはともかく、一曲目は
シューマン「暁の歌」。
こんな曲予定にあったっけ?
ってことで、全く予習してません。

なんか曲自体が出来の悪い曲だなぁ。
まるたが自己流でピアノ弾くときに
ヘタクソでこんな音になっちゃうことがあるけど
そんな感じの曲。
所々、バッハっぽいところがあって、
そんなあたりがアンデルシェフスキの琴線に触れたのかなと。

続いて、
バッハ パルティータ第6番。
これはよかったです。
予習もアンデルシェフスキでして、
CDの方は、癖ばっかりが出ちゃって、
なんとなく煮え切らない感じがあったんですけど、
今度のは非常に細部にまで神経が行き届き、
よく作ってあるなぁと感心しました。

2年前の時みたいに、やる気あるの?って感じも無く
全力投球な感じがよかったです。
これがこの日の一番。

あと、ちょっと面白かったのが、
常々、サントリーみたいなホールでピアノは聴きたくないと
思ってたんですけど、
アンデルシェフスキのタッチでバッハみたいな曲を弾くと
サントリーのむやみやたらと響く感じが、
教会の中みたいな響きになって割合よかったです。

休憩を挟んで、
ヤナーチェク「霧の中で」。
これの予習はアンスネスでしたんですが、
というか、前にルガンスキーのヤナーチェクを聴きに行くための
予習として買ったアンスネスのCDに入ってたので
そのまま利用したんですが、
今回の演奏ではっきりしたのは、
アンスネスのヤナーチェクは別格だってこと。
でも、CDショップでリーズナブルな値段で買えるヤナーチェクで
知ってるピアニストはアンスネスだけだったんだから
仕方ないじゃないですか。
多分アンスネスのは本来のヤナーチェクからすごく外れたものなんだけど、
ものすごくよくまとまってて、聴きやすくて
これで慣れると、もう他の誰のを聴いても
面白くないってことがよーく分かりました。
アンデルシェフスキの演奏だって悪くは無かったんだろうと思うんですが、
やっぱり暗い感情ばかりが前に出ると聴いててつらいです。

最後は
ベートーヴェン ピアノソナタ第31番。
これは、うーん。
この曲って、全体的になんとなくどう聴いていいのかというか
弾く側にしてもどう弾けば形に出来るのか難しい曲なんじゃないですかねぇ。
前期の3大ソナタみたいに、楽章間のメリハリもないし
どこで盛り上がる、みたいなのがはっきりしないし。
この曲への挑戦はチャレンジングだとは思うけど、
見合うだけの効果が得られたかはちょっと疑問。
何か一生懸命表現しようとはしてたんですが、
何が言いたいのか結局わからなかった感じでした。
無理に大仰にしようとして、
ちょっと尊大な感じになってしまったような印象があり
イマイチでしたね。

アンコールは
バルトーク チーク地方の3つのハンガリー民謡 第1曲
バッハ パルティータ第2番 サラバンド
でした。

ちょっと分かったのは、この人は結局バッハが好きで、
今回のシューマンもベートーヴェンもどことなくバッハっぽい感じの曲で
そういうものがやっぱり得意なのかなぁと。
で、やっぱりバッハが一番だしね。

あと、2年前のコンサートでは、
もう行くのやめるかなって感じでしたが
このくらいやってくれるなら、次も聴きに行ってもいいかな、
と思いました。

フェドセーエフ、モスクワ放送響@サントリー(2009/6/4)

2009年06月07日 19時39分31秒 | クラシック音楽
イマイチだったので軽ーくいきましょうかね。

オールチャイコフスキープログラムで、
曲目は、
白鳥の湖「から」
交響曲第4番

イヨーに遅かった・・・・。
絶対おかしいよ、ジャパンアーツ!
速めがデフォのプレトニョフやアシュケナージが
去年異様に遅い演奏してた時点でどうもおかしいと思ってましたが、
フェドセーエフまでもここまで遅いと、
ジャパンアーツが来日アーチストに
「日本人の好みは重厚長大な演奏です。ゆっくり演奏してください。」
とかいうおかしなビラでも配ってるとしか思えないです。

アンコールは
四季の4月のオーケストラ版(って誰の編曲?)
と白鳥の湖から「スペインの踊り」。
アンコールはいつものフェドセーエフ。
となれば、ますますジャパンアーツが来日アーチストに
おかしなことを吹き込んでるとしか思えないです。


どうでもいいようなパクリの話

2009年05月08日 09時57分22秒 | クラシック音楽
GW、休暇つけてちょっと長めに取ったんだけど、
どうでもいい話をブログに書こうと思うほど暇です。
天気悪くて外に出るのも面倒だし。
パソコン広げて仕事してみたり。
普通に会社行けばよかったかも。

以下、どうでもいい話。

WMP9でジャンル選択でクラシックを選び、
適当なところをクリックして演奏させると
アルバムをまたいで次々と演奏してくれます。
アルバムが何の順に並んでいるかというと、
アルファベット順でもなく、リッピング順でもなく
多分、CDの識別番号かなんかの順です。

で、そういう並びだと
ショパンの前奏曲集の次にベートーベンの3大ソナタが来たりするんですが、
前奏曲集の最後に即興曲4曲が入っていて、これの最後が「幻想即興曲」。
さらに、3大ソナタの冒頭は「月光」です。

幻想即興曲は月光とよく似てて
ショパンはそれを気にして生前には出版させなかったんじゃないか
という噂もあるようで、
WMP上でこういう並びになったのは単なる偶然だけど
なんかイヤミだなーと思ってしまったと。
ちなみにまるたはどっちの曲も好きです♪

全くどうでもいい話でした。

こんなことを考えていたら
パクリの話で少しどうでも良くないかもしれない話を思い出したので
ついでに書いてみると、
少し前に流行った冬ソナの主題歌が「愛はかげろう」のパクリといわれて
叩かれたんですが、
それ以前に「愛はかげろう」(1980年)って
思いっきり、ベルバラアニメの主題歌「薔薇は美しく散る」(1979年)のパクリだし。

「わーたーしはばーらーの」と「あーいーはかげろおおお」って
サビの部分丸ごと殆どおんなじでしょ?
どうして誰も突っ込まなかったっすかね。

しかし、流行った一発がパクリだと
一発屋で終わっちゃうのもむべなるかな、すかね。



もう1回聞きたい

2009年05月06日 22時00分41秒 | クラシック音楽
最近唐突にショパンのバラードとスケルツォにハマってて
色々聞いてみてるんですが、
なんか、どれもこれも痒いところに手が届かない感じが。

クラヲタ大絶賛のポリーニなんかも買ってみたけど、
このブツ切れな流れの悪さは何だろうってゆーか。
そういえばこの人、シューベルトのソナタも訳の分かんない物になってたなぁ。
まあ、まるたとは価値観が違うんでしょう。

昔NHKで放送したルガンスキーのリサイタルのバラ4は、
可愛らしくてすごく好きなんですが、
CD買ったらなんか違うし。

結局、原点回帰でアシュケナージが一番いいと思ってしまいます。
美しいわ、やっぱり。

スケルツォはプレトニョフがいい録音残しててくれてます。
カーネギーホールのよりはどっちかっていうと
RAIのストリーミングで見れるやつの方が好きです。
もうRAIのサイトにはなくて、Youtubeで見れるみたいですね。
でも、この人バラードは録音してないです。

今にして思えば2005年のリサイタルのアンコール、
だいぶご機嫌だったみたいで、調子に乗ってバラ1弾いたんですよ。
でももう、どんなんだったか覚えてないです。

もう一回聞きたいなぁ。
どっかに音源落ちてないかなぁ。

レコ芸

2009年05月05日 16時55分32秒 | クラシック音楽
レコ芸にアシュケナージのインタビューが載ってたので買いました。
他の記事もパラパラとめくってみると
巻頭カラーで「新編 名曲名盤300」とかいう企画。
どうやらアルファベット順に作曲家AからZまでやるらしく、
第1回はバッハからベートーヴェンまで。
最初は時代順かと思ったけど、途中にバルトークが入ってるあたり
アルファベット順なんでしょう。

順番はともかく、
良く見てみると、批評家10数人による投票で点数付けしてます。
小学校の壁新聞「ぼく・私の好きなものベスト10」(笑)って感じ。
大の大人が商業誌でやる企画じゃないよね。
中見てみても、選者の趣味丸出しだし。

こんなものを巻頭カラーで売り物にしようって、
内部で誰も馬鹿馬鹿しいって言わないあたり、
レコ芸編集部もう終わってるんじゃ。




ボリショイオペラ大ディスカウント

2009年04月05日 18時15分24秒 | クラシック音楽
期間限定で半額近くにディスカウントするみたいです。

定価で買った身としてはスゲーむかつく。

以前から、売れ残ったマンションのディスカウントは
既に買った人から反感を買うから、普通にはやりにくい、という話に対して
需給関係で価格が変わるのは当たり前じゃん!
とか思ってたんですが、
自分が、それをやられる側になるとスゲーむかつくことが
とても良く判りました(笑)。

よっぽど売れてないんすかね。
まあ、レートの問題もあるから、
あんな価格にする必要がそもそも無かったのかも。

でも、安くなったからといって、
行く日を増やそうって気にはなりません。
あしからず。


N響2009-2010シーズン

2009年04月05日 17時40分02秒 | クラシック音楽
渋谷のタワレコにN響機関誌"Philharmony"が置いてあって、
アシュケナージが辞めてNHKホールに近寄ることが無くなってからこっち
貴重な情報源だったんですが、
おんなじ様なことを考えてたのが多かったのか
ここ数ヶ月ビニールかぶってます。
いや、きっと、公序良俗に反する内容でも出てるに違いない(笑)。

でも、そのせいでタワレコそのものに近寄らなくなったので
立ち読み防止策としては失敗の類では。

仕方が無いので公式HPに来シーズンの予定が出るまで待つかー
と思って待ってたら、出たようです。

2010年の6月にアシュケナージ来るみたいです。

最近、N響のHPは異様に使い勝手が悪くなって
どのページにリンク張ればいいか分からないので
リンク張りません。すみませんが、見たい方はググって下さい。
まとめてPDFにして置いときゃいいのにね。

しかし、また、ラフマもプロコもやらないんですよねー。
あー、もー、なにそれ、いやがらせー?
まだ、全プログラムは決まってないみたいで、
「ほか」って書いてあるのもあるので、そこに期待ですかねー。

でも、「クラリネット:ディミトリ・アシュケナージ」。
一家で出稼ぎ(笑)。
ディミトリがソロだとすると、
「ほか」の部分はモーツァルトの協奏曲かなんかですよね。
うーむ。ラフマニノフやってくれ。



プレトニョフ、音友インタビュー

2009年02月22日 20時17分19秒 | クラシック音楽
うわっ、ほったらかしてたら、なんと今年初更新。

いやー、最近ネタなくて。
クラシックは、シーズンオフの前後にまとめて来日するし
(この辺、やっぱり日本は地の果てなんですよ。)
マンガはつまんないしー。
正確にはマンガがつまらないんじゃなくて、
面白いマンガが無いんですが。

あんまり書くネタが無いので、
いっそのこと読んだ本の感想を片っ端から書いていこうかと
思ったこともありましたが、
愚痴ばっかりになっちゃうよ!
ってことで止めました。

で、大した話じゃないんですが、
プレトニョフのインタビューが音友の3月号に載ってました。
インタビュー珍しいなー、
というか、ピアニストやめてからインタビュー減ってる(爆)?
ってことで、
音友みたいなガチガチのクラヲタ雑誌の
売り上げに貢献したくはなかったんですが、
久々のインタビューだし、
ボリショイオペラの話なんかも載ってたので買いました。

まあ、だいたいは相変わらずって感じですが、
やたらとゲルギエフのロシアオペラ界への貢献を褒めちぎっていて
オレ様プレトニョフ様、どうしちゃったんだろうって(笑)。
ピアニストやめて、いろいろなことが思うように行かなくなって
大人になったんですかねぇ(笑)。
まあ、ああいう芸術家が大人になるのがいいことかどうか分かりませんが。

プレトニョフのインタビュー欲しさに買った音友でしたが、
よくみると、次のページはアシュケナージのインタビュー。
気が付かなかった・・・。

珍しく饒舌に(屁)理屈語ってます。
インタビュアーが語らせたのかもしれませんが。
アシュケナージはあんまり言語能力高くなくて、
英語の能力って意味じゃなくて、
考えを上手くまとめて言葉にできないタイプだと思ってました。
語ろうと思えばあれだけ語れるってことは
普段は(どっかの大臣みたいに)酔っ払ってるんだろうか(笑)。