ピアノの森のDVDが出たので買いました。
いやー、予想外に良い出来でした。
あのその場の勢いだけで描いてたような話が
とても良くまとまってました。
学校推薦の優良映画って感じ(笑)。
いや、決して悪い意味ではありません。
子供に見せたいなぁと思うような心温まる映画に仕上がってました。
ただ、主人公はカイじゃなくて修平になっちゃってましたね。
マンガのほうは、カイの並外れた天才を褒め称えるような
無茶なエピソード満載なんですが、
映画ではそういうのをガスっと全部削っています。
カイはもしかしたら自分の身近にもいるかもしれない、
たまたま手が良く動いて、音を覚えたり、作ったりする才能があるけれども
これといった指導を受けたことがなく、
天才的だけれども、そのまま放っておけば、何も起こらないまま
その才能と関係ない将来に進むであろう子供として描かれています。
子供時代ののだめに近い雰囲気ですね。
実際、そういう子って時々いると思うし。
で、映画では真剣にピアニストを目指す修平が
好き勝手に気の向くままにピアノを弾くカイに出会って
自分の音楽への情熱を再確認するという話になってます。
カイの天才が後ろに隠れたせいで非常に話が自然になり、
子供たちの心の機微が良く出ています。
ただ、惜しむらくは、修平をメインに持ってくると、
誉子ちゃんの話が蛇足になっちゃうんですね。
100分の映画でしたが、後1時間あれば、カイを中心に持ってきて、
森のピアノが焼けるところまで出来たと思うんですが、
子供向け映画で時間の制約があったんだと思いますけど、
ストーリーは一次予選で終わっています。
誉子の話は、カイ中心のストーリーで
カイのピアノに強く影響を受けた
2次予選までやって初めて意味を持つので、
一次予選までの話に入れ込むと、何の意味があるのか良く判らない
エピソードになっちゃうんですね。
1次予選の誉子の話は良い話だけれども、
その時点では修平にもカイにも殆ど影響していないので。
声優さんは、本職じゃなくてタレント起用だったようなんですが、
(実は一人も知らない(笑))
時々、あ、棒読み、ってところも有りましたけど
そんなにおかしくはなかったですね。
逆に本職の声優さんって、
フツー、こんなしゃべり方しねーよ、みたいな
大げさで不自然極まりない極端な抑揚でしゃべることが多いので
タレント起用も、かえって自然な感じになって良かったかもしれません。
なお、カイと阿字野のピアノはアシュケナージが弾いたそうなんですが、
映画のほうがすごく良く出来ていて、そっちに集中していたので
あんまり音楽どうこう考える余地が有りませんでした。
でも、映画の雰囲気を壊さないピアノだったと思います。
映画を見た後、ショパンのピアノソナタ3番を聴きなおしたくなりました。
いやー、予想外に良い出来でした。
あのその場の勢いだけで描いてたような話が
とても良くまとまってました。
学校推薦の優良映画って感じ(笑)。
いや、決して悪い意味ではありません。
子供に見せたいなぁと思うような心温まる映画に仕上がってました。
ただ、主人公はカイじゃなくて修平になっちゃってましたね。
マンガのほうは、カイの並外れた天才を褒め称えるような
無茶なエピソード満載なんですが、
映画ではそういうのをガスっと全部削っています。
カイはもしかしたら自分の身近にもいるかもしれない、
たまたま手が良く動いて、音を覚えたり、作ったりする才能があるけれども
これといった指導を受けたことがなく、
天才的だけれども、そのまま放っておけば、何も起こらないまま
その才能と関係ない将来に進むであろう子供として描かれています。
子供時代ののだめに近い雰囲気ですね。
実際、そういう子って時々いると思うし。
で、映画では真剣にピアニストを目指す修平が
好き勝手に気の向くままにピアノを弾くカイに出会って
自分の音楽への情熱を再確認するという話になってます。
カイの天才が後ろに隠れたせいで非常に話が自然になり、
子供たちの心の機微が良く出ています。
ただ、惜しむらくは、修平をメインに持ってくると、
誉子ちゃんの話が蛇足になっちゃうんですね。
100分の映画でしたが、後1時間あれば、カイを中心に持ってきて、
森のピアノが焼けるところまで出来たと思うんですが、
子供向け映画で時間の制約があったんだと思いますけど、
ストーリーは一次予選で終わっています。
誉子の話は、カイ中心のストーリーで
カイのピアノに強く影響を受けた
2次予選までやって初めて意味を持つので、
一次予選までの話に入れ込むと、何の意味があるのか良く判らない
エピソードになっちゃうんですね。
1次予選の誉子の話は良い話だけれども、
その時点では修平にもカイにも殆ど影響していないので。
声優さんは、本職じゃなくてタレント起用だったようなんですが、
(実は一人も知らない(笑))
時々、あ、棒読み、ってところも有りましたけど
そんなにおかしくはなかったですね。
逆に本職の声優さんって、
フツー、こんなしゃべり方しねーよ、みたいな
大げさで不自然極まりない極端な抑揚でしゃべることが多いので
タレント起用も、かえって自然な感じになって良かったかもしれません。
なお、カイと阿字野のピアノはアシュケナージが弾いたそうなんですが、
映画のほうがすごく良く出来ていて、そっちに集中していたので
あんまり音楽どうこう考える余地が有りませんでした。
でも、映画の雰囲気を壊さないピアノだったと思います。
映画を見た後、ショパンのピアノソナタ3番を聴きなおしたくなりました。