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サラ☆の物語な毎日とハル文庫

シリーズ9作目は『九死に一生ハンター稼業』

『九死に一生ハンター稼業』
ジャネット・イヴァノヴィッチ作 細美遥子訳 扶桑社ミステリー文庫

ご存知、ステファニー・プラム・シリーズの9作目。
えっと、ご存知ない方のほうが多いでしょうか?
なんと、もったいない。
こんな面白い本、めったにないのに。
ちょっとした下ネタくらいびくともしない、という鷹揚な人なら、ぜったい笑えます。

『九死に一生ハンター稼業』なんて、めまいがしそうなタイトルですが、これは著者の趣味ではありません。
日本の編集者がつけた、ぬきさしならなくなって、低レベルのギャグをかましたあげくのタイトルです。
イヴァノヴィッチは、「One For The Money」
「Two For The Dough」
「Three To Get Deadly」……
「Hot Six」
「Seven Up」
「Hard Eight」と数字の順に、洒落たタイトルをつけているのに、日本の編集者が、第一作を「私が愛したリボルバー」としたものだから、なんだかおかしなことに。

第六作は『わしの息子はろくでなし』
第七作は『怪傑ムーンはご機嫌ななめ』
第八作は『やっつけ仕事で八方ふさがり』

おわかりでしょう、もう。涙ぐましいタイトルです。六、七、八と数字がからんでいるのです。おおっ!

第九作の原題は「To The Nine」
とてもシャープでいい感じですが、この原題をいかしきれてなくて、哀しくなる愛読者がどれだけいることか!
(もっとも、次はどうくるか、と身構える楽しみはあります。)

それはともかく、このシリーズを読んでいないなら、ぜひ第一作から読んでください。
キャハハと笑って、ハラハラして、たまには胸がギュッとなったり、悶絶したり。
そりゃあ、愉快な時間を過ごせること請け合い。
順番に読み進むのが、シリーズを楽しむ王道です。ぜひっ

コメント一覧

honyomi-world
寂しかったです
http://ameblo.jp/honyomi-world/entry-10012165114.html
3年も翻訳が出ないなんて、

けっこう人気シリーズなのにね。

ほんとに、こんなに笑えるのは、

めったに、アリマセン!
サラ
同志ですな
>ケロンさん



『お騒がせなクリスマス』がぽんと出てくるなんて、ケロンさんもバリバリ愛読者ですね。

おお、同志よっ! とかたく握手を交わしたいところです。

そうなんです。ただいま、シリーズは数字を絡めて進んでおります。
ケロン
ほんにこのシリーズは面白い

とうとう出ましたか これを読まないって手は無いよね

『お騒がせなクリスマス』が9作目かと思っていたけど あれは 番外?



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