サラ☆の物語な毎日とハル文庫

『ムーミン谷の冬』を読んだ

ムーミンの話はけっこう読んでいるつもりだったけど
 この本は読んでなかったようだ。
 ムーミン谷の冬の物語は新鮮で、不思議なテイストがあり 
すごく面白かった。 
 
著者はフィンランドの作家、トーベ・ヤンソン。 
 
ムーミンたちは冬になると冬眠する。 
それがそもそもの前提。 
本の冒頭では、冬眠に入るための準備や 
どのようにして冬をしのいで眠り続けるのか 
というようなことが詳しく説明されている。
 
 家の中はあたたかくて、とても気持ちよさそうでした。 
地下室のストーブの中で、泥炭の山がしずかにいぶっていたのです。 
ときどきお月さまが、広間の窓からさしこんで、 
いすにかけた冬の白いカバーや、 
白いレースのおおいをかけたカットグラスのシャンデリアをてらしました。
  その広間には、大きなせともののストーブをかこんで、
 ムーミン一家のものたちが、長い冬のねむりにはいっていました。…… 
 
ムーミンたちは松葉をお腹いっぱいつめこんで、眠りにつく。 
そういう諸々の細かいことを想像するのが楽しい。 
 
ところが、11月から4月まで冬眠しているはずなのに 
ムーミントロールは目を覚ましてしまう。 
ムーミン一家の中では、いままでついぞ起きたことがない出来事。 
長い冬の真っ最中に目を覚まして眠れず、起き出すなんて。
こうしてムーミン谷の冬の物語がはじまる。 
 
へー、そうだったんだ。
 『ムーミン谷の冬』はムーミンだけが 
(そしてなぜかミイと) 
冬眠をやめて冬じゅう起きている話。 
 
どんな話かというと……  
なかなかにユニークで、心にグッとくる。
読んでみて!
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