うえむら としお 文 春に なると、たんぽぽの 黄色い きれいな花が さきます。 二、三日 たつと、その 花は しぼんで、 だんだん くろっぽい色に かわって いきます。 そうして、たんぽぽの 花のじくは、ぐったりと じめんに たおれて しまいます。 けれども、 たんぽぽは かれて しまったのでは ありません。 ![]() | たんぽぽの ちえ |
花と じくを しずかに休ませて、たねに、たくさんのえいようを おくっているのです。 こうして、たんぽぽは、たねを どんどん ふとらせるのです。 やがて、花は すっかり かれて、その あとに、白いわた毛が できて きます。 このわた毛の 一つ一つは、ひろがると、ちょうど らっかさんのように なります。 ![]() |
たんぽぽは、この わた毛に ついて いる たねを、ふわふわと とばすのです。 このころになると、それまで たおれていた 花のじくが、またおき上がります。 そうして、せのびをするように、ぐんぐん のびていきます。 なぜ、こんなことをするのでしょう。 それは、せいを高く するほうが、わた毛に 風が よく あたって、たねを とおくまで とばす ことが できるからです。 ![]() |
一日に何回音読が出来たかを書いて家の人のはんをもらっていくのです、
その日は、 ”たんぽぽの ちえ ”《うえむら としお 文》 でした。
何回も大きな声で読んでるので、自然と私も覚えてしまい、
タンポポの咲く春がまちどうしく楽しみにしてました。
春になり散歩の時にタンポポを見つけてはパチパチと撮ってみました。
光村図書 こくご 二年 上 の文をお借りしました。
散歩コース風景
それぞれの写真にマウスをおいてください、そしてクリックチェンジもあります。
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