酒の席で、友人♀が面白い話をしてくれた。
酒が入っていると、どんな話を聞いても面白く聞こえるものだ。
もしかした、これもそういった類の話かもしれん。
素面の人が聞けば、なんてことのないバカ話なのかもしれないが、まあ、ちょいと
綴ってみようと思う。
今夏、ある暑い日のこと。
その日は、夕刻から怪しい天気となり、今にも大粒の雨が降り出しそうな気配である。
友人は、雨が振り出す前に夕飯の買い物を済ませてしまおうと、愛用の自転車に乗って
近所のスーパーに出かけた。
買い物が終わる頃、ポツポツと雨が降り出す。
慌てた友人は急いで自転車にまたがり、一路帰路へ。
しかし、雨足は強くなるばかり。
アッと言う間に、全身ずぶ濡れ状態に。
と、その時だ。
自転車の後部・荷台が、突如ズシッと重たくなる。
まるで、誰かに飛び乗られたかのように「ズシッ」と体で感じたそうだ。
そして、その重みは、自転車のペダルをこげばこぐほど増す。
なんでこんなに重たくなったの?
と、友人は不思議に思ったが、早く家に帰りこの雨から解放されたいとの一心で、
必死にペダルをこぐ。
グッ、ギコッ、グッ、ギコ・・・
友人はペダルを夢中でこいだ。
あともう少し、あともう少し・・・
が、ここで一心不乱の友人に、不幸な回想が襲い掛かる。
なぜか、突如、むかし聞いた怖い話が脳裏を過ぎったのだ。
「暗い夜道、墓場の近くを自転車で通ると、突如、ペダルが重くなり、荷台に誰かが
乗っているような気配がする。恐る恐る振り返って見ると、白目をむいた血だらけの
女が乗っていた。だから、墓場の近くを自転車で通る時は、気をつけるべし」
そんな内容の怖い話だったらしい。
友人は、恐れ戦いた。
こ、これだっ!これに違いないっ!!
やれ、思い込みとは恐ろしいものなり。
この重みは、昔聞いた話と酷似している。
間違いない。
後ろには、女のオバケが乗っている。
絶対に振り返るな。
後ろを見るな、私よ!!
そんなことありゃぁしないのだが、友人は愚かにもそう思い込み、先ほど以上にペダルを
グングンとこいだ。
尻をあげては力任せにこぎ、ひとこぎひとこぎ有りっ丈の力でこいだそうだ。
そんな友人の形相は、如何ばかりのものだっただろう・・・
すれ違う者が、皆、びっくりした顔で友人を見たというのだから、それはそれは恐ろしい
ものであったのだろう。
さて、
必死にこいだ努力の甲斐あり、友人は無事に自宅に着いた。
乗っていた自転車を乗り捨てるように放置し、急いで家の中に入る。
そして、居間にいる家族の元へと走り、今しがた経験した恐ろしい話を一気に語って
聞かせた。
語り聞かせ一息つくと、家族が呆然と友人を見ていることに気がつく。
なに?どうしたの?
友人は家族に問うた。
返ってきた答えは、
あんた、スカートはどうしたの?
だったそうだ。
何を言われているのか、友人は理解出来ない。
へっ?スカート?
そこで初めて己の姿を見てみると・・・
なんと、なんと、パンツ1枚の艶姿、いやいや、英姿と言うべきか。(笑)
あられもない姿だったそうだ。
友人、天晴れである。(笑)
ことの真相であるが、この日、友人はウエストがゴムの楽ちんロングフレアースカートを
穿いて買い物に出かけた。
その長めのスカートの裾が自転車の車輪に巻き込まれ、からまる。
そこで、ペダルが重くなる。
これが、オバケの正体であった。
尚もこぎ続けた友人は、ウエスト部分をどんどん伸ばしながら必死にペダルをふむ。
スカートはどんどんからまる。
最後は、尻をあげてこいでいたため・・・そこでどうなったのかは不明なのだが、
スカートはすっぽり脱げ落ち、自転車の車輪に全ておさまる。
真夏ということもあり、スリップなどの下穿きは着用していなかった。
だから、この時に友人は、出血大サービス状態になったわけだ。
すれ違う人が皆驚きの表情をしていたのは、勿論、パンツ1枚の友人の姿にびっくり
したからであろう。
しかし、まぁ・・・気がつかないものかねぇ?(笑)
友人に訊いてみたが、本当の本当に全く気がつかなかったそうだ。
若く美しい女性のパンツ姿ならいろいろと得点もあることだろう。
しかし、友人よ、あんたのパンツ姿はお世辞にも得点があるとは言えん。(爆)
一部のマニア向けと言ったところであろうか。
酒の肴にあんたのパンツの話かよと笑いながら、不味くも美味しい酒であった。
酒が入っていると、どんな話を聞いても面白く聞こえるものだ。
もしかした、これもそういった類の話かもしれん。
素面の人が聞けば、なんてことのないバカ話なのかもしれないが、まあ、ちょいと
綴ってみようと思う。
今夏、ある暑い日のこと。
その日は、夕刻から怪しい天気となり、今にも大粒の雨が降り出しそうな気配である。
友人は、雨が振り出す前に夕飯の買い物を済ませてしまおうと、愛用の自転車に乗って
近所のスーパーに出かけた。
買い物が終わる頃、ポツポツと雨が降り出す。
慌てた友人は急いで自転車にまたがり、一路帰路へ。
しかし、雨足は強くなるばかり。
アッと言う間に、全身ずぶ濡れ状態に。
と、その時だ。
自転車の後部・荷台が、突如ズシッと重たくなる。
まるで、誰かに飛び乗られたかのように「ズシッ」と体で感じたそうだ。
そして、その重みは、自転車のペダルをこげばこぐほど増す。
なんでこんなに重たくなったの?
と、友人は不思議に思ったが、早く家に帰りこの雨から解放されたいとの一心で、
必死にペダルをこぐ。
グッ、ギコッ、グッ、ギコ・・・
友人はペダルを夢中でこいだ。
あともう少し、あともう少し・・・
が、ここで一心不乱の友人に、不幸な回想が襲い掛かる。
なぜか、突如、むかし聞いた怖い話が脳裏を過ぎったのだ。
「暗い夜道、墓場の近くを自転車で通ると、突如、ペダルが重くなり、荷台に誰かが
乗っているような気配がする。恐る恐る振り返って見ると、白目をむいた血だらけの
女が乗っていた。だから、墓場の近くを自転車で通る時は、気をつけるべし」
そんな内容の怖い話だったらしい。
友人は、恐れ戦いた。
こ、これだっ!これに違いないっ!!
やれ、思い込みとは恐ろしいものなり。
この重みは、昔聞いた話と酷似している。
間違いない。
後ろには、女のオバケが乗っている。
絶対に振り返るな。
後ろを見るな、私よ!!
そんなことありゃぁしないのだが、友人は愚かにもそう思い込み、先ほど以上にペダルを
グングンとこいだ。
尻をあげては力任せにこぎ、ひとこぎひとこぎ有りっ丈の力でこいだそうだ。
そんな友人の形相は、如何ばかりのものだっただろう・・・
すれ違う者が、皆、びっくりした顔で友人を見たというのだから、それはそれは恐ろしい
ものであったのだろう。
さて、
必死にこいだ努力の甲斐あり、友人は無事に自宅に着いた。
乗っていた自転車を乗り捨てるように放置し、急いで家の中に入る。
そして、居間にいる家族の元へと走り、今しがた経験した恐ろしい話を一気に語って
聞かせた。
語り聞かせ一息つくと、家族が呆然と友人を見ていることに気がつく。
なに?どうしたの?
友人は家族に問うた。
返ってきた答えは、
あんた、スカートはどうしたの?
だったそうだ。
何を言われているのか、友人は理解出来ない。
へっ?スカート?
そこで初めて己の姿を見てみると・・・
なんと、なんと、パンツ1枚の艶姿、いやいや、英姿と言うべきか。(笑)
あられもない姿だったそうだ。
友人、天晴れである。(笑)
ことの真相であるが、この日、友人はウエストがゴムの楽ちんロングフレアースカートを
穿いて買い物に出かけた。
その長めのスカートの裾が自転車の車輪に巻き込まれ、からまる。
そこで、ペダルが重くなる。
これが、オバケの正体であった。
尚もこぎ続けた友人は、ウエスト部分をどんどん伸ばしながら必死にペダルをふむ。
スカートはどんどんからまる。
最後は、尻をあげてこいでいたため・・・そこでどうなったのかは不明なのだが、
スカートはすっぽり脱げ落ち、自転車の車輪に全ておさまる。
真夏ということもあり、スリップなどの下穿きは着用していなかった。
だから、この時に友人は、出血大サービス状態になったわけだ。
すれ違う人が皆驚きの表情をしていたのは、勿論、パンツ1枚の友人の姿にびっくり
したからであろう。
しかし、まぁ・・・気がつかないものかねぇ?(笑)
友人に訊いてみたが、本当の本当に全く気がつかなかったそうだ。
若く美しい女性のパンツ姿ならいろいろと得点もあることだろう。
しかし、友人よ、あんたのパンツ姿はお世辞にも得点があるとは言えん。(爆)
一部のマニア向けと言ったところであろうか。
酒の肴にあんたのパンツの話かよと笑いながら、不味くも美味しい酒であった。