昨年の夏。キジバト(山鳩)が巣立った巣。真冬ににまた托卵したのですが、
大雪の日に積った雪下ろしをしていたら、驚いて逃げてしまった。なんとも心痛い空き巣であります
鳩は、卵を産むと、ひと時も離れず温めていました。不思議に思っていたら、朝晩交代で、托卵していることがわかりました。朝になると、近くの電線にやってきて、「来たよー、交代の時間だよ」と鳴いて知らせます。そして巣にいる方の親鳥が、「ありがとう、待ってたよー」というように応えます。でも、まだ簡単に巣は離れません、用心深く、交代の鳩が隣の木にきてから、巣を離れ、飛んで行きます。ご飯を食べたり、自由時間となるようです。そしてまた、夕方やってきて、交代をするのです。気がついたら、二羽の雛がかえっていて、それはもう、感激しました。その後も番いの親鳥はせっせと餌を運び、なんとこの巣から、飛び立って行ったのです。
昨年の夏の思い出です。
その後、また同じ巣を修復しながら、合計3回、鳩はやってきたのですが、雛がかえったのは最初の1回だけ、顛末はまたいつか。