リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

2023年拘りのタックル考察1

2024年01月23日 | タックル
 鯉釣り,CarpFishing,少数ながら,好きな人は,のめり込む沼のようなこの釣りに,私もハマってもう40年になります.こんなに長くなってくると,毎年の変化も少なくなって来て,マンネリ化になりそうですが,そんな自分でさえも毎年,何かしら変化があり,そのたびに気分を一新しながらこの趣味を続けている状態です.皆さんはいかがでしょうか.

 さて,昨年を振り返って,いろいろ思い出しながら,良かったこと悪かったことなどや新しい発見等を整理しながら,今年につなげていければと思います.特に道具(タックル)に関して、竿リールから初めて様々なものがこの釣りではあり、そのアイテム数も専門のショップの製品を眺めると、きりがないほどで、そこにはやはりこの釣りの沼の深さを感じます。では、

①竿について
昨年は新しい竿を買うこともなかったのですが,一番新しい竿が1年半ほど前から使い始めた,下の写真の竿です.

FreeSpiritというイギリスの老舗ロッドメーカーのHi-s200 12ft 3.5lb というロッドです.Centuryと並んでイギリスでは定評のある老舗トップメーカーです.残念ながら日本のショップでは扱われていませんので,直接イギリスのショップから購入するしかありません.竿やリールに関しては,どうしても日本のショップでは在庫を抱えることの不安から,品揃えが少なく,選択の余地が狭いのが現状です.そのため,本当はそんないい製品でもないのに,オークションで高額取引されている製品も見受けられます.この竿は,オークションでもほとんど見受けられないものでしたが,たまたま見つけて,お値打ちに購入できました.状態もよく,元の持ち主の方もよく竿に関してご存じで,日本の鯉釣りの方ではこの竿の良さを知ってる人が少ないと嘆いておられました.

 遠投仕様のロッドで,名前から,200ヤードの遠投ができるという設計で,50㎜ガイド以外に,竿先やリールシートの位置なども遠投仕様にした,ロングセラーのHi-sシリーズの一つです.このFreeSpiritやCenturyやHarrisonなどの老舗ロッドメーカーにはロングセラーがあり,特にフラグシップモデルにはあり,長年に安心して購入して使える点が,一つの特徴かと思います.私のモデルは12ftですが,13ftもあります.さらには13ftでHi-s220というモデルもあります.


 1年半ほど使ってきましたが,2本出しで使うことが殆どで,派手さもないのですが,シンプルで素材の良さの特徴を生かして,耐久性も加味したCarprodの定番フラグシップモデルと言えるかもしれません.敢えて金属製のリールシートではなく,カーボンの素材を生かし,緩むことのないリールシートを使っていいるという主張からも,安心できるロッドと言えます.

 また,一度,穂先にラインを巻いた状態で気づかずに投げてしまって,穂先が折れるかと思ったら,ラインが切れてしまい,穂先の柔軟性と強度があることにその時、気が付きました.ロッドの尻部分のステンレスもロッドの地面につける部分の強度や竿のバランス等,細かい部分にも配慮が行き届いています.ロングセラーである所以が垣間見れます.

 使い始めて1年半になりますが,メーターオーバーも5本以上釣り上げていますが、バランスも良く、使い込むほどに味が出てくるロッドかもしれません。

次に使う頻度が多かったのが,CenturyのC2 13ft 3.5lbです.
13ftの竿はこの竿だけですが,私にとっては12ftの方が使いやすいのですが,遠投を意識して,今から10年ほど前にセカイモンを通じて,購入しました.今より物価も安く,送料も安く,今の状況とはかなり違いました.当時でもすでにロングセラーであり,今はさすがにモデルチェンジしていますが,このC2シリーズの名前も残してのマイナーチェンジと思えるくらいのものが,Centuryのフラッグモデルとして存在しています.素材や表面加工に関しては,先のFreespiritの竿と同じ感じで,ダイワなどの表面塗装ではないマットな仕上がりになっていますが,そこには傷がつきにくいという大きな特徴があります.

フラグシップモデルだけに中国製造でなく,UKでの製造です.使いやすさという点では13ftでもあり,Freespiritのhi-s200ほどではなく,慣れるのに時間がかかりますが,長く使う使えるという点で考えれば,ある程度使い込んでから味が出る竿と言えます.遠投性を考えた、Kガイド仕様です。


 リールシートはアルプス製の金属製で見た目のカッコよさはあります。しかし、金属製のリールシートはねじが緩みやすいという欠点があり、やり取りの中でリールのフットが緩み、ねじを巻き直しながらやり取りした経験がありますが、それを防止するためのツールとしては、写真のようなシリコンのゴム管を巻くことで解消できます。
 

②リールについて.
10回の釣行であれば,9回は使うリールがこれです.
UKdaiwaのtournament iso QD 5000です。使い始めて15年ほどになりますが,竿は変わってもこのリールは変わっていません.今は自分の手足のような感覚から指先のような感覚になっています.CarpFishingのリールの一つの標準モデルともいえるリールでしょうか.クイックドラッグ,遠投性,糸巻量,重さ等の標準を示しているリールだと思います.すでに廃版になっていますが,中古市場でも新品価格より高いくらいで,いまだに根強い人気があります.日本のダイワのトーナメントiso遠投とほとんど同じですが,クイックドラッグ有無(日本製は無い)とハンドルノブが日本製は木製ではないところが相違点ですが,イギリスのショップでは木製ノブのハンドルやスプール等もオプションで購入可能です.イギリスでは木製ノブが人気ですが,日本とは文化の違いというか,先の竿でも話しましたが,いいものがロングセラーというイギリスの文化ともいえる姿勢は日本にないところですね.
イギリスのショップからオプションで購入したハンドルです。これはbasia用ですが、互換性があり使えます。元からついているハンドルとわずかに色が違いますが、こちらの方が高級感はあります。下の写真が二つのハンドルを比べたものです。
 
写真では区別がつかないくらいのわずかな色の違いです。
 スプールに関しては,日本の同じダイワのパワーサーフのスプールとクイックドラッグノブは互換性があるので,日本製をUK仕様に変えることは可能です.またノブだけをクイックドラッグノブに変えることでクイックドラッグにできますが,少し違和感が残るかもしれません.
 このリールにフロロカーボン4号300mの道糸を巻いています.フロロカーボンはナイロンに比べて.比重が重くて、水中で沈下するスピードも速く,落としオモリの必要性がありません.さらに吸水率もナイロンに比べ低いので,フロロカーボンを使っている次第です.



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