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Mark's Cafe(Blog)

ライダーのためのバーチャル喫茶店「Mark's Cafe」のBlog版です。バイクに関することを中心とした日記です。

MotoGP第15戦 日本GP

2006-09-24 23:25:31 | MotoGP/WSB
栃木県のツインリンクもてぎで開催されたMotoGP第15戦日本GP。

今回の注目点は、大きく2つ。
まずは、N.ヘイデン(Honda)、V.ロッシ(Yamaha)を中心としたタイトル争いの行方。第14戦オーストラリアGP終了時点で、トップのヘイデンと2位のロッシの差は残り3戦で21ポイント。ヘイデンは安定した成績を残しているものの、優勝回数は少なく、ロッシにとっては十分逆転が可能なポイント差。この日本GPで、その差がどうなるのかが注目です。

そして、第2の注目ポイントは、母国開催を迎える日本人ライダーたちの活躍。
レギュラー参戦している、玉田誠(Honda)、中野真矢(Kawasaki)の他に、スポット参戦組の松戸直樹(Kawasaki)、秋吉耕佑(Suzuki)が加わり、合計4人の日本人ライダーが参戦しています。
2年前は上位陣が転倒したこともあり、玉田が優勝、中野が3位表彰台を獲得していますが、今年はどうなるのか・・・?
予選では、中野真矢がポール争いを繰り広げ、2列目予選4番手からのスタート。
好位置から決勝レースに臨みます。


そして、火蓋が切られた決勝レース。
ポールシッターのL.カピロッシ(Ducati)が好スタートを決め、ホールショットを奪うと、それにメランドリ(Honda)、ジベルナウ(Ducati)、ロッシ、中野、ストーナー(Honda)がこれに続きます。

そして、5周目でカピロッシがペースを上げると、ストーナー、中野、ジベルナウは後退、先頭集団はカピロッシ、メランドリ、ロッシの3台に絞られます。

で、結局、安定した走りをみせたL.カピロッシが昨年に引き続き、独走態勢で日本GP2連覇!!
そして、チャンピオンシップを争うロッシは中盤でメランドリを交わし、2位表彰台。
さらに、予選4番手からスタートし、表彰台には届かないものの気迫溢れる走りで5位を走行していた中野真矢。拍手でゴールを迎えようと思っていたのですが、ゴールにその姿が現れません・・・。


なんと、中野選手、最終ラップで4位走行中のジベルナウを90度コーナーで抜きにかかったのですが、ジベルナウの後輪に中野の前輪が接触し、転倒リタイヤ。
残念な結果に終わってしまいました。
でも、攻めた結果のリタイヤ。
ポイント獲得できなかったのは残念ですが、これは仕方がないですよね。
むしろ、最後まで戦う姿勢を崩さなかった姿に拍手です。


そして、ポイント争いは、ロッシが2位、ヘイデンが5位に終わったことで、その差は12ポイントまで縮まってきました。
残り2戦、目が離せない戦いが続きます。


MotoGP第14戦 オーストラリアGP決勝

2006-09-17 23:59:52 | MotoGP/WSB
オーストラリアのフィリップアイランドで行なわれたMotoGP第14戦オーストラリアGP。
いよいよ今日は決勝レースです。

注目はなんといっても、中野真矢(Kawasaki)
シーズン開幕前の合同テストではトップタイムを記録するなど、ここフィリップアイランドはマシンとサーキットとの相性がいい模様。
しかも、昨日までに行なわれたフリー走行、予選とも順調で、本人もかなりの手応えを感じている様子。
今季3度目の予選2番手からのスタートで、待望の初優勝が望めるか・・・。



と期待に胸が膨らんでしまいましたが、雨が降ったり止んだり・・・という難しいコンディションに翻弄されてしまったようです。


さて、レースの方ですが、スタート直前に小雨が降り始め、ウェットレース宣言が出されます。そのような中、中野真矢は好スタートを決めホールショットを奪うと、一気に後続を引き離しレースの主導権を握ります。


ところが、5、6周を過ぎた辺りから雨脚が強くなり始め、各車ピットインするとレイン仕様のマシンに乗り換えていき、中野真矢も9周目にピットイン。
その後は、思うようにペースを上げることができず、結局8位でフィニッシュ。


優勝したのは、17周目にトップに浮上したM.メランドリ(Honda)、2位にはSuzukiのC.バーミューレン、そして3位にはゴールライン直前でジベルナウ(Ducati)を交わしたV.ロッシ(Yamaha)が入り、ポイントリーダーのN.ヘイデン(Honda)は5位でフィニッシュ。

さて、レース後の中野真矢選手のコメントですが、なかなか前向きな発言。
自信も深めたようですし、来週もてぎで行なわれる日本GPが本当に楽しみです。

#56 中野真矢(予選2位 決勝8位 ランキング11位)
「金曜日の初日からいいラップタイムで走ることができ、土曜日の予選でも会心のアタックが決まり2番グリッドからスタートすることになった。
決勝ではいいスタートを切りトップで1コーナーを通過、小雨が気になったが、その後もレースをリードすることができた。5、6周目から雨脚が強くなり、他のライダーと同じく、ピットインしてレイン仕様のマシンに乗り換え、コースへと戻った。
ウェットでは、雨が降ったり止んだりと不安定なコンディションで、なかなかペースを上げることができず、最終的に8位でゴールした。
序盤レースをリードしていたことを考えると8位という結果は残念だが、初めてのマシンを交換するという状況で、しっかりと完走できたことは良かったと思う。
そして、自分にとっても、カワサキにとっても、MotoGPでレースをリードしたのは初めてだったし、今日のレースは大きな自信になった。
このようなチャンスは、またいくらでも来ると思うし、これで次の日本GPがとても楽しみになった。」


~決勝結果~
1 M.メランドリ(Fortuna Honda) 44'15.621
2 C.バーミューレン(Rizla Suzuki MotoGP) 44'25.320(+9.699)
3 V.ロッシ(Camel Yamaha Team) 44'26.147(+10.526)
4 S.ジベルナウ(Ducati Marlboro Team) 44'26.236(+10.615)
5 N.ヘイデン(Repsol Honda Team) 44'26.315(+10.694)
6 C.ストーナー(Honda LCR) 44'26.944(+11.323)
7 L.カピロッシ(Ducati Marlboro Team) 44'42.176(+26.555)
8 中野真矢(Kawasaki Racing Team) 44'42.287(+26.666)
9 T.エリアス(Fortuna Honda) 45'12.855(+57.234)
10 玉田誠(Konica Minolta Honda) 45'17.852(+1'02.231)

MotoGP第14戦 オーストラリアGP 公式予選

2006-09-16 23:59:59 | MotoGP/WSB
オーストラリアのフィリップアイランドで開催中のMotoGP第14戦。

ここフィリップアイランドでは、シーズン開幕前のテストで中野真矢(Kawasaki)が好タイムを記録しており、ZX-RR&ブリヂストンタイヤとサーキットとの相性が良さそうなだけに、今日行なわれる予選、そして明日行なわれる決勝での結果が楽しみです。

そして、その中野真矢ですが、昨日行なわれた1回目のフリー走行ではトップと0.299秒差の6番手、2回目のフリー走行ではトップと0.971秒差の4番手タイムを記録。
ちなみに、2回目のフリー走行でトップタイムを記録したのは、チームメイトのド・プニエ。
ここフィリップアイランドでのKawasaki ZX-RRの戦闘力が高いことを証明する結果を示しており、ますます期待は高まります。

そして、午後に行なわれた公式予選。
またしても、ポールポジションこそ逃がしてしまいましたが、中野真矢はトップと0.238秒差で堂々の予選2位に・・・。これで、今季4度目のフロント・ロー(最前列)獲得!!
(予選2位は今季3度目?)

ちなみに、ポールシッターは現在ポイント・リーダーのN.ヘイデン(Honda)、そして予選3位はV.ロッシ

これは、明日の決勝からは目が離せないですね。
ひょっとして、初優勝もあり得るかも・・・。


ちなみに、予選トップ3のライダーのコメントは次の通り。(The Official MotoGP Websiteより)
N.ヘイデン(公式予選1位):
「公式予選だけど、ポールに位置したことはいい。僕のオプションを使い尽くすために最後まで全力を尽くさなければいけないことは承知している。まだ明日に向けての仕事がある。」

中野真矢(公式予選2位):
「冬からのテスト成果が出てきました。マシン、エンジンも良く、タイヤもグリップして、全然問題がなかったです。明日も今日のようなコンディションになることを期待し、トップグループで走りたいです。」

V.ロッシ(公式予選3位):
「このポジションは非常に重要だ。明日のレースに向けて、ベストコンディションで立ち向かうことができる。期待していなかった幾つかの問題があった。いい予選用タイヤがあり、コースアウトしなければポールポジションを争う機会があっただろう。」



~公式予選結果~
1 N.ヘイデン(Repsol Honda Team) 1'29.020
2 中野真矢(Kawasaki Racing Team) 1'29.258(+0.238)
3 V.ロッシ(Camel Yamaha Team) 1'29.271(+0.251)
4 K.ロバーツ.JR(Team ROberts) 1'29.662(+0.642)
5 C.エドワーズ(Camel Yamaha Team) 1'29.680(+0.660)
6 C.チェカ(Tech3 Yamaha) 1'29.865(+0.845)
7 M.メランドリ(Fortuna Honda) 1'29.949(+0.929)
8 C.ストーナー(Honda LCR) 1'29.969(+0.949)
9 R.D.プニエ(Kawasaki Racing Team) 1'30.037(+1.017)
10 D.ペドロサ(Repsol Honda Team) 1'30.081(+1.061)
11 玉田誠(Konica Minolta Honda) 1'30.132(+1.112)

MotoGP第13戦マレーシアGP 決勝

2006-09-10 23:18:44 | MotoGP/WSB
昨日の予選中止の影響で、スタート直後の混乱が予想されたMotoGP第13戦マレーシアGPの決勝レース。
予想に反して、スタートは比較的スムーズにいったようですが、それでもアクシデントが発生!!

なんと、中野真矢(KAWASAKI)がオープニングラップで転倒リタイヤ。映像で確認していないので、なんとも言えないのですが、同じタイミングで、ド・プニエ(KAWASAKI)が転倒していることから、ひょっとしてチームメイト同士で接触したのかも・・・。(その後、ド・プニエは再スタートを切り、13位フィニッシュ。)

そして、今回のレースを制したのは・・・?

L.カピロッシ(DUCATI)とのサイド・バイ・サイドの戦いを制した王者V.ロッシ(YAMAHA)。
3位には初日のフリー走行で、右膝を負傷したD.ペドロサ(HONDA)が入り、ポイントランキング・トップのN.ヘイデン(HONDA)は4位入賞。
ほんの少しですが、後続とのポイント差が縮まってきました。
このまま、ヘイデンが逃げ切ることができるのでしょうか?

~決勝の結果~
1 V.ロッシ(Camel Yamaha Team) 43'027.829
2 L.カピロッシ(Ducati Marlboro Team) 43'08.678(+0.849)
3 D.ペドロサ(Repsol Honda Team) 43'11.692(+3.863)
4 N.ヘイデン(Repsol Honda Team) 43'13.609(+5.780)
5 S.ジベルナウ(Ducati Marlboro Team) 43'17.103(+9.301)
6 J.ホプキンス(Rizla Suzuki MotoGP) 43'18.910(+11.081)
7 K.ロバーツ.JR(Team Roberts) 43'19.667(+11.838)
8 C.ストーナー(Honda LCR) 43'20.096(+12.267)
9 M.メランドリ(Fortuna Honda) 43'22.848(+15.019)
10 C.エドワーズ(Camel Yamaha Team) 43.27.238(+19.909)

14 玉田 誠(Konica Minolta Honda) 43'56.606(+48.777)

DNF 中野 真矢(Kawasaki Racing Team)

MotoGP第13戦マレーシアGP 予選

2006-09-09 23:42:19 | MotoGP/WSB
マレーシアのセパンサーキットで開催中のMotoGP第13戦。
今日、行なわれる予定だった予選でハプニングが・・・。

なんと、予選開始直前にサーキットを襲った豪雨の為、250クラスとmotoGPクラスの公式予選はキャンセル。

で、気になる予選順位ですが、3回行なわれたフリー走行のベストラップで決定されたようです。
ただ、このフリー走行、予選用タイヤを履いてタイムを叩き出したライダーがいる一方、決勝用タイヤでセットアップに励んでいたライダーもいて、やや不公平感が残るかも・・・。

ちなみに、前者の代表格がV.ロッシ(Yamaha)。
3回目のフリー走行で、予選用タイヤを履いてタイムアタック。
昨年のポールタイムを1.126秒上回る2分00秒605でポールポジション獲得。

一方で、後者に含まれてしまったのが中野真矢(Kawasaki)
トップから2.227秒遅れの11位に沈んでしまいました・・・。
今季の中野選手は、フリー走行で不調でも、予選用タイヤを履いてのタイムアタックでは挽回してきているだけに、レース後のコメントでも納得いかない様子。

さて、明日の決勝。
スターティンググリッドが純粋なタイム順となっているわけではないので、スタート直後は混乱するかもしれませんね。



MotoGP第12戦チェコGP

2006-08-21 23:59:36 | MotoGP/WSB
1ヵ月近い夏休みを終え、MotoGPもいよいよ終盤戦。
今シーズンも残り6戦。

第12戦のチェコGPは、セッション毎にトップが入れ替わり、しかも上位の差が僅差ということで、決勝も接戦が予想される展開。

ポール・ポジションを獲得したのは、V.ロッシ(Yamaha)
ランキングトップのN.ヘイデン(Honda)とは51ポイント差がついており、逆転は厳しいかもしれませんがが、少しでも差を詰めていきたいところ。

そして、転倒による負傷でしばらく上位争いには絡めなかったL.カピロッシ(Ducati)も、夏休みの間に身体を治すことができたのか、タイムシート上位にその名前が戻ってきました。予選順位は2番手です。

さらに、カワサキの雄、中野真矢(Kawasaki)もまずまずの調子で、予選5番手を獲得。好成績が期待されます。

そのような中、始まった決勝レース。
事前の予想を裏切るかのように、L.カピロッシが序盤から飛び出し、そのまま独走で久々の優勝。

2位は、Hondaの若きエースD.ペドロサに競り勝ったV.ロッシ
ポイント・リーダーのN.ヘイデンが9位に終わったので、一気に13ポイント縮め、残り5戦で38ポイント差に。逆転優勝に望みをつなぎます。

そして、予想通りだったのが、6台で繰り広げられた4位争い。
まさしく、大接戦と呼ぶにふさわしい戦いです。
中野真矢もこの集団の中で戦い、残念ながらグループの前の方でフィニッシュというわけにはいきませんでしたが、最終ラップでN.ヘイデンをかわし、8位入賞。予選より順位を落としてしまいましたが、シングルフィニッシュは見事。
上位陣の中で戦いを繰り広げることができたことで、ある程度満足できたのではないでしょうか。(本当はもっと上位でフィニッシュしかっただろうから、悔しさも残るのでしょうが・・・。)

中野真矢選手が、定位置となっているランキング10位を脱するためには、このように地道にポイントを稼ぐことが重要。
終盤5戦の中には、一昨年3位表彰台を獲得した日本GP(もてぎ)が含まれているので、ランキング一桁を目指して、頑張ってもらいたいですね!!

MotoGP第8戦 ドイツGP

2006-07-17 23:33:56 | MotoGP/WSB
ドイツのザクセンリンクで行われたMotoGP第8戦。

予選11番手からスタートしたV.ロッシ(Yamaha)
スタートで6番手までのジャンプアップに成功すると、その後も着々と上位陣を抜き去り、メランドリ(Honda)、ヘイデン(Honda)、ペドロサ(Honda)との接戦を制し、みごとに今季4勝目。
なんと、2位のメランドリとは僅か0.145秒差でした。
それにしても、10台をごぼう抜きにしての逆転勝利。本当にファンタスティックです!!

そして、フリー走行では低迷しながらも、なんとか予選までにマシンを仕上げ、4番グリッドの好位置からスタートするはずだった中野真矢(Kawasaki)
あろうことか、スタートで失敗し、9番手に転落・・・。
抜きどころのない、ここザクセンリンクではこの時点で万事休す・・・。
K.ロバーツJr(KR211V)&玉田誠(Honda)の転倒もあり、なんとか6番手でレースを終えましたが、期待が大きかっただけに、不本意な結果に終わってしまいました。

さて、次はアメリカGP。
ラグナサカ名物のコークスクリューでの走りが楽しみです。
(なかなか画像は見れないけど・・・)

MotoGP第9戦イギリスGP~決勝~

2006-07-02 23:12:03 | MotoGP/WSB
イギリスのドニントンパークで行われているMotoGP第9戦。

先週のTTアッセンで自己最高位となる2位表彰台を獲得した中野真矢選手(Kawasaki)
今回は予選7番手ながら、午前中のフリー走行では2番手となるタイムをマーク。
決勝での巻き返しが期待されます。

一方、TTアッセンでのフリー走行中に転倒し、負傷したV.ロッシ選手(Yamaha)
前回のTTアッセンでは最後尾スタートから、気力で8位入賞。
あれから1週間が経過しましたが、どこまで調子を戻してきているのか。
今回は予選12番手からの出走です。

そして、フリー走行から絶好調のホンダ期待の星D.ペドロサ。
ルーキーシーズンながら今季3度目のポール獲得で、2勝目に期待がかかります。


そして、気温27度、路面温度45度のドライコンディションで始まった決勝レース。
オープニングラップを飾ったのはホンダのM.メランドリ。
ペドロサは2番手からトップの座を虎視眈々と狙い、12周目にメランドリをパスすると、その後はファステストラップを連発し、独走で見事に2勝目をマーク。

一方、7番手スタートの中野真矢(Kawasaki)は、スタートで9番手まで順位を落としましたが、その後8番手まで挽回。
さらに上位を目指して走行していましたが、14周目にマシントラブルのためにリタイヤ。ノーポイントレースとなってしまいました。

そして、もう一人の注目のライダーV.ロッシ。
今回のレースの主役は、ペドロサとこのロッシの2人で間違いないでしょう。
右手首を骨折しており万全の状態ではないにもかかわらず、鬼神のごとき追い上げで、なんと2位表彰台獲得。
やっぱり、この男の底力ははかりしれないです。

チャンピオンシップでは、N.ヘイデンが153ポイントで首位をキープ。
それに、今回優勝したペドロサが26ポイント差で続き、ロッシは35ポイント差で3位。
前回の負傷でチャンピオン争いから大きく後退することが予想されたV.ロッシでしたが、ダメージを最小限に抑え、まだまだ若い二人のライダーの前に立ちはだかってきそうです。




感動のTTアッセン!!(MotoGP第8戦TTアッセン)

2006-06-24 23:39:11 | MotoGP/WSB
いよいよMotoGP第8戦TTアッセンの決勝レース。

なんといっても、注目は予選2位からスタートする中野真矢選手(Kawasaki)
1回目のフリー走行ではトップタイム、3回目のフリー走行でも5番手タイムを叩き出しているだけに、今回は期待できます。
オイラも、決勝が始まる前にはPCの前で、ドキドキ、そわそわ。

そして、始まった決勝レース。
スタートで中野は一旦、4位に後退しますが、徐々にポールからスタートしたJ.ホプキンス(Suzuki)との差を縮め、レース序盤で見事にパス。

ところが、前を行くC.エドワーズ(Yamaha)とN.ヘイデン(Honda)の2人のペースにはついていけず・・・。
中野も懸命に走りますが、どうしてもコンマ数秒の差が埋められず、徐々に引き離されます。

そして、このまま3位でレースが終わるのかと思っていたのですが、激しい首位争いを繰り広げていたエドワーズとヘイデンの2人が最終ラップのシケインでコースアウト。
ヘイデンはそのままコースに戻り優勝を飾りますが、エドワーズは転倒。
なんとか再スタートを切ったものの、順位を大きく落とし、中野の手に2位の座が・・・。

ここ数戦、ツキのなかった中野真矢でしたが、ここアッセンでは幸運が転がり込んできました。

おめでと~!! 中野王子。
見事、2位表彰台獲得!!




もちろん、これは中野にとって、最高峰クラスでの自己最高位。
表彰台にのぼるのも、一昨年の日本GP以来となります。
そして、カワサキにとっても、昨年の上海GP以来の表彰台。
ドライコンディションでの2位はMotoGPでは初めて。

その中野選手のレース後のコメントです。
「週末いい感じで来ていて、スタートも良かったです。ジョン(・ホプキンス)を抜いてから、自分のペースを守るように走りました。今回のレースはタイヤも決まって、バイクも良かった。新しいコースになってから、抜きどころが少なかったので、フロントローを獲るのがキーポイントでした。次のドニントンが楽しみです。」

たしかに今回のレースはラップタイムも安定していたし、トップスピードも出てました。
この勢いを来週も見せつけてもらいたいものです。

そして、初日の転倒で負傷したV.ロッシですが、見事8位完走。
昨日のフリー走行、公式予選ではタイムを出せていなかっただけに、この結果は素晴らしいです。
本人も悔しいながらも、今日の結果には満足しているのではないでしょうか。

その他の結果は次の通り。

~TTアッセン 決勝結果~
1 N.ヘイデン(Repsol Honda Team) HONDA 42'27.404(+0.347)
2 中野真矢(Kawasaki Racing Team) KAWASAKI 42'32.288(+4.884)
3 D.ペドロサ(Repsol Honda Team) HONDA 42'34.929(+7.525)
4 C.ストーナー(Honda LCR) HONDA 42'34.959(+7.555)
5 K.ロバーツ.JR(Team Roberts) KR211V 42'35.482(+8.078)
6 J.ホプキンス(Rizla Suzuki MotoGP) SUZUKI 42'44.469(+17.065)
7 M.メランドリ(Fortuna Honda) HONDA 42'45.494(+18.090)
8 V.ロッシ(Camel Yamaha Team) YAMAHA 42'51.355(+23.951)
9 C.チェカ(Tech 3 Yamaha) YAMAHA 42'56.431(+29.027)
10 C.バーミューレン(Rizla Suzuki MotoGP) SUZUKI 42'59.031(+31.627)
11 玉田誠(Konica Minolta Honda) HONDA 43'00.245(+32.841)

目が離せない!!TTアッセン(MotoGP第8戦TTアッセン~2日目~)

2006-06-23 23:59:29 | MotoGP/WSB
オランダで開催中のMotoGPシリーズ第8戦、TTアッセン。
2日目の今日は、公式予選が開催されましたが、またしてもサプライズ!が・・・。

昨日の転倒で負傷したV.ロッシ(Yamaha)は、なんとか出場は果たしたものの、タイムは奮わず、午前中のフリー走行ではわずか2周を走ったのみで最下位の18番手。午後の予選でもトップから3.887秒差で同じく最下位の18番手タイム。

かわりに観客達を驚かせたのが、スズキ&カワサキ勢。
伝統のTTアッセンで見事にポールポジションを掴んだのはJ.ホプキンス(Suzuki)
2回目、3回目のフリー走行でトップタイムを叩き出し好調さをアピールしていたC.エドワーズ(Yamaha)を抑え、通算68戦目にて自身初のトップグリッドを獲得!!
スズキにとっても、2004年第7戦リオGP以来34戦目のポールです。

そして、もう一人、C.エドワーズのタイムを上回り、2番時計を刻んだのは・・・。

なんと、なんと、中野真矢(Kawasaki)!!
トップとはわずか0.013秒差。
く~~~っ、自身初、カワサキ初のポール奪取にはわずかに及びませんでしたが、今季3度目の最前列からのスタート。
今回は、フリー走行でのタイムも悪くなく、ここTTアッセンはマシンとの相性も良いのか、それとも持ち込んだ新パーツが功を奏したのか・・・?
いずれにせよ、このところ決勝レースでは不運に泣かされてきた中野王子ですが、今回は期待が持てそうです。
久しぶりに表彰台での笑顔が見れるかも・・・。
今から、もうドキドキです。

もちろん、ホンダのヤングライダー、ペドロサ&ヘイデンからも目が離せません。
なんといってもホンダ勢は決勝レースでは本当に安定した速さを見せますからね。
王子には彼らの攻撃をしのいでもらわなくては・・・。


さて、本日行われたフリー走行及び予選結果は次の通り。
そーいえば、今回はDucatiが上位に入ってませんね。


~公式予選~
1 J.ホプキンス(Rizla Suzuki MotoGP) SUZUKI 1'36.411
2 中野真矢(Kawasaki Racing Team) KAWASAKI 1'36.424(+0.013)
3 C.エドワーズ(Camel Yamaha Team) YAMAHA 1'36.755(+0.344)
4 N.ヘイデン(Repsol Honda Team) HONDA 1'36.758(+0.347)
5 D.ペドロサ(Repsol Honda Team) HONDA 1'36.993(+0.582)
6 C.バーミューレン(Rizla Suzuki MotoGP) SUZUKI 1'37.077(+0.666)
7 M.メランドリ(Fortuna Honda) HONDA 1'37.332(+0.921)
8 C.チェカ(Tech 3 Yamaha) YAMAHA 1'37.378(+0.967)
9 A.ホフマン(Ducati Marlboro Team) DUCATI 1'37.399(+0.988)
10 K.ロバーツ.JR(Team Roberts) KR211V 1"37.528(+1.117)

13 玉田誠(Konica Minolta Honda) HONDA 1'37.676(+1.265)

18 V.ロッシ(Camel Yamaha Team) YAMAHA 1'40.298(+3.887)

~フリー走行3回目~
1 C.エドワーズ(Camel Yamaha Team) YAMAHA 1'37.215
2 N.ヘイデン(Repsol Honda Team) HONDA 1'37.405(+0.190)
3 R.D.プニエ(Kawasaki Racing Team) KAWASAKI 1'37.471(+0.256)
4 C.ストーナー(Honda LCR) HONDA 1'37'.661(+0.446)
5 中野真矢(Kawasaki Racing Team) KAWASAKI 1'37.953(+0.738)
6 D.ペドロサ(Repsol Honda Team) HONDA 1'37.977(+0.762)
7 玉田誠(Konica Minolta Honda) HONDA 1'37.993(+0.778)
8 J.ホプキンス(Rizla Suzuki MotoGP) SUZUKI 1'38.124(+0.909)
10 K.ロバーツ.JR(Team Roberts) KR211V 1"38.124(+0.918)

18 V.ロッシ(Camel Yamaha Team) YAMAHA 1'58.614(+3.887)